マッドマックス・シリーズといえば毎回斬新な車が登場し、カーマニアを唸らせてくれます。砂漠を縦横無尽に走る改造車は世紀末や廃墟した世界に見事にマッチし、マッドマックスには欠かせない要素といってもいいでしょう。そこで今回は、「マッドマックス 怒りのデスロード」に登場するぶっ飛んだ車を一挙紹介いたします。
ちなみに本作で車のデザインを手がけたのは、プロダクション・デザイナー兼アート・ディレクターのコリン・ギブソン。「ベイブ」や「プリシラ」でも美術担当している彼はマッドマックス最新作で一体どんな自動車を創り出したのでしょうか。
1、インターセプター
ご存じマックスの愛車といえばインターセプター。この車がなければマッドマックスではないといってもいいほど、同シリーズでは常連の車です。元になっているのは1974年モデルのフォード・ファルコンXB。とはいえ何度も修理、改造を重ねているため、ほとんど原型をとどめていないほどオリジナリティーのある車に仕上がっています。部品は様々なものが取り替えてあるものの、スーパーチャージャーだけは原物だそうです。
2、プリマス・ロック
1937年モデルのプリマスのセダンが基となっており、ボディにハリネズミ風のトゲトゲを搭載した超クレイジーな改造車。劇中ではヤマアラシ族が愛用し、突如として砂漠の中に現れ、インペラトル・フュリオサたちの乗ったトラックを襲撃します。
3、ビッグ・フット
おそらく1939年、あるいは1940年モデルのファーゴのピックアップトラックを改造して作ったと思われる四輪駆動のモンスタートラック。タイヤの大きさはなんと約170cm。大人の背丈ほどあるタイヤを搭載したこのトラックを運転するのはもちろん巨体でムキムキのリクトュス・エレクトス。ちなみにこの車は道をダイナマイトで塞がれたときに大活躍しています。
4、バギー♯9
オーストラリア産のスポーツカー「パーレンティ」をベースとした車。もともとは1970年代にシドニーのカスタム・パフォーマンス・モディフィケーション社がシボレー・コルベットC3のコピーを作ろうとしたことがきっかけで生産されたもの。車体後部にシートとマシンガンが搭載されているのが特徴。
5、マック
アメリカ製のトラック、マックRシリーズが基となっている大型タンカー。もともとはスクラップなどの輸送用の自動車だが、槍のような武器も搭載しており、攻撃もできます。
6、ピース・メイカー
クライスラー・ヴァリアントのボディとアメリカ製の戦車リップソーを合体させた戦車。運転するのはイモータン・ジョーの仲間で武器や弾薬の製造を取り仕切っている武器将軍(バレット・ファーマー)だ。ピース・メイカーという名前とは裏腹に、敵に脅威を与える恐ろしい自動車でもある。
7、FDK
フォルクスワーゲンのビートルのボディにV8エンジンを搭載したもので、パイプから炎を吐き出すのが特徴。主にガソリンを取り仕切るガス・タウンの主、人食い男爵のベンツを護衛する役割を果たしています。
8、ウォー・リグ
インペラトル・フュリオサが秘密裏にジョーの5人の妻達を乗せて運転するタンカートレーラー。チェコ製の軍用トラック、タトラT815をベースし、ボディは1940年代のシボレーフリートラインを使用。物語の核となる車で、途中ではマックスが運転するシーンもあります。
9、ニュークス・カー
1932年モデルのフォード・デュース・クーペを基にした、ホット・ロッドの改造車両。車両前部に人を括り付けるための十字架があり、マックスが縛りつけられ、常に血液を必要とするニュークスに血液を送らされていました。
10、ギガホース
1959年モデルのキャディラック・ドゥヴィルのボディを二重に乗せ、V8エンジンをダブルで搭載した大型トラックのシャーシを使用。イモータン・ジョーの愛車で、そのいかつさといったらほかの車とは比べものにならないほど。 捕鯨砲や火炎放射器などの武器も載せており、まさにボスだけが乗ることを許された唯一無二の車両。
この他にもぶっ飛んだ無数の改造車両が登場する。それらを目で追っていくだけでも十分に楽しめるのがマッドマックスの醍醐味ですね。
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