白雪姫を題材にしたスピンオフ映画「スノーホワイト/氷の王国」を日本語吹き替え版で見ようと思っている人に声優キャストを一挙紹介します。一体誰がラヴェンナやフレイヤの声を担当したのでしょうか。
まずは予告版の動画をご覧ください。
エリック – クリス・ヘムズワース/杉田智和(すぎたともかず)
物語のヒーローであり、サラの恋人役といえばエリック。もともとは女王フレイヤに使える戦士だったものの、サラと恋に落ちたことで恋愛禁止の王国を追放されてしまう悲劇の男。勇敢で、無謀な性格の持ち主だけれど、サラだけには頭が上がらない弱点もあり。
そんなエリックを日本語吹き替え版で演じるのは、ナレーターや作家としても活躍する人気声優の杉田智和。『銀魂』の坂田銀時役や『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョン役、『ジョジョの奇妙な冒険』(戦闘潮流)のジョセフ・ジョースターをこなしたことで有名で、アニメ以外でも洋画で「エベレスト 3D」、「スティーラーズ」、「パシフィック・リム」などに出演しています。
ラヴェンナ – シャーリーズ・セロン/田中敦子(たなかあつこ)
本作で唯一無二の存在感を誇るダークな女王ラヴェンナ。美しさに異常な執着を持ち、実の妹すらも平気で敵に回してしまうほど無慈悲かつ冷酷。やがて魔法の鏡と同化してしまい、終盤で復活するサプライズもあり。
そんな悪の女王を日本語吹き替え版で演じるのは声優兼ナレーターの田中敦子。日本のアニメだけでなく、海外アニメでも活躍する彼女は、「トイ・ストーリー3」、「ピノキオ 新しい冒険」、「トムとジェリー」などに出演。
洋画では「ドラゴン・タトゥーの女」、「ワイルド・ワイルド・ウエスト」、「リトル・ミス・サンシャイン」、「マネーボール」などの有名作品に多数参加しています。
フレイヤ – エミリー・ブラント/水樹奈々(みずきなな)
愛娘を失い、愛情までなくした悲劇の女王フレイヤ。姉ラヴェンナの王国を去り、子供たちを育てて愛を禁じる王国を自ら築き上げるなど、愛憎のコントロールが不安定な一面を持つキャラクターで、全てを凍らせることのできる魔法を使うのが特徴。
そんなアナと雪の女王のエルサともよく比較されるキャラクターを日本語吹き替え版で演じるのはラジオや歌手としても活躍中の水樹奈々。長年アイドル的存在として第一線を走ってきた彼女は洋画では「ハンガー・ゲーム」シリーズ、「マイノリティ・リポート」などが代表作。また、歌手として紅白にも出演したことがあるほど音楽活動にも力を入れています。
サラ – ジェシカ・チャステイン/朴璐美(ぱくろみ)
フレイヤ女王の最強軍団の女性戦士といえばサラ。弓矢の使い手で女性ながら類稀の戦闘能力を誇るものの、人を愛することが禁じられている王国内で同じ戦士のエリックと恋に落ちてしまい離れ離れに。気が強く、負けず嫌いな性格が特徴。
そんな強気の女性キャラクターの声を担当したのは女優としても活躍する声優、朴璐美。アニメでは「NARUTO」、「ONE PIECE」、「BLEACH」、「デッドマン・ワンダーランド」、「進撃の巨人」、「テラフォーマーズ」などの人気作品に出演しているほか、洋画の吹き替えではエヴァ・メンデス、クレア・デュヴァル、ヒラリー・スワンク、ミシェル・ロドリゲス、ルーシー・リュー、ヘレナ・ボナム=カーターなどの女優の声を担当することが多いです。
ニオン – ニック・フロスト/茶風林(ちゃふうりん)
前作でエリックと共にラヴェンナの軍隊を倒したときに同行した小人といえばニオン。今回もエリックと一緒に鏡を探す旅にお供します。ちょっと間抜けで、同シリーズにおいてはお笑い要因といったキャラクター。
そんな彼の役に日本語吹き替え版で抜擢されたのは茶風林。1980年代から声優業界で活動してきたベテランでアニメ、洋画、海外ドラマなど出演作は数え切れないほど。ニオン役の俳優ニック・フロストの声は必ずといってほど茶風林が担当しています。
ドリーナ – アレクサンドラ・ローチ/武田華(たけだはな)
乱暴で口が悪く男勝りの小人といえばドリーナ。ニックたち一行を罠にかけたことで鏡探しの旅に同行することになる彼女は粗野な一面を持つ一方でニオンに恋心を抱く女性的な部分も持ち合わせるお笑いキャラです。
そんな彼女を演じるのは武田華。洋画や海外ドラマを中心に活躍する声優で、「ワイルド・スピード MAX」、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」、「007」シリーズなどが代表作。
鏡男 – フレッド・タタショア/大塚明夫(おおつかあきお)
ラヴェンナをそそのかす、怪しくて恐ろしい魔法の鏡。ラヴェンナの妹フレイヤの赤ん坊が世界一美しくなると名言したばかりに姉妹は別々の道を歩むことになり、全ての戦が始まったのは周知の通り。女王たちを操り、世界に災いをもたらす張本人がこの鏡です。
そんな不気味なキャラを日本語で演じるのは太い声が印象的な声優、大塚明夫。渋い声から男らしい役を演じることが多く、これまで洋画ではスティーヴン・セガール、アントニオ・バンデラス、ニコラス・ケイジ、デンゼル・ワシントンなどを担当しています。