ついに劇場公開が始まったハリー・ポッターのスピンオフシリーズ「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」。過去シリーズとは全く別のキャラクターたちによるシリーズながら、実は様々なつながりがあります。細かいシーンに散りばめられたヒントに気づかなかった人のためにトリビアをまとめてみました。
1、ニュートはハッフルパフのマフラーを持っている
ニュートがアメリカに到着し、入国管理局の審査を受けるシーンで、トランクの中を開けるように言われます。中には魔法動物が入っていますが、ニュートはボタンを押して、普通の荷物の中身を審査官に見せます。
すると、そこにはどこかで見覚えのある黒と黄色のマフラーが一瞬映ります。そう、これはホグワーツ魔法魔術学校の4つある寮のうちの一つハッフルパフの生徒が使うマフラーです。
ちなみに物語の終盤、ニュートはティナと港で別れるときにこのマフラーを着ています。
2、ニュートの初恋の人はあの大物ミュージシャンの娘
ニュートの初恋の相手リタ・レストレンジは本作では写真だけの登場に限られています。彼女が登場するのはニュートのトランクの中にある写真がちらりと映るとき。
リタ・レストレンジは、実はハリー・ポッターシリーズに登場したベラトリックス・レストレンジと親戚関係にあると考えられています。
また、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」が1926年の話であることからリタ・レストレンジは同年生まれのヴォルデモート卿の母親か叔母ではないかといった説もあります。
いずれにしろ真相は続編で明らかになりますが、注目したいのはリタ・レストレンジを演じる女優ゾーイ・クラヴィッツです。実は彼女はミュージシャン、レニー・クラヴィッツの実の娘。最近ではそのエキゾチックな風貌を武器に次々と話題作に出演しており、「マッドマックス」にも出ていました。
3、ニュートはクィディッチのプレーヤーだった?
物語の冒頭で、ニュートが銀行の前を通りかかると、新セーレム慈善会のリーダー、メアリー・ルー・ベアボーンがなにやら民衆に向かって強く訴えています。ニュートの姿を見たメアリー・ルーはこう聞きます。
「あなたはシーカー(追い求める人)ですか? 真実のシーカーですか?」
すると、ニュートはこう言うのでした。
「僕はむしろチェイサー(追いかける人)のほうだけど」
この会話は、ハリー・ポッターの世界の架空のスポーツ、クィディッチをモチーフにした会話です。もしかすると、ホグワーツ時代、ニュートはチェイサーのポジションでプレーしていたのかもしれません。
4、死の秘宝のシンボルがある
パーシバル・グレイブスが身に着けているネックレスのデザインに見覚えはありませんか。どこかで見たような印象的なシンボルですが、実はこれ「死の秘宝」のシンボルです。
このネックレスをパーシバル・グレイブスは、クリーデンス・ベアボーンに彼を呼びたかったらこれを使えといってプレゼントします。
感のいい人はこの時点で、パーシバル・グレイブスの正体が分かっていたでしょう。そう、パーシバル・グレイブスは、死の秘法に執着している男、ゲラート・グリンデルバルドだったのです。
5、ポーペンチナ・”ティナ”・ゴールドスタインの秘密
本作でヒロインとして登場するティナこと、ポーペンチナ・”ティナ”・ゴールドスタインは後にニュートの妻になることが原作で明らかにされています。
ニュートがシャイのせいか、あるいはティナが素直じゃないのか、運命の二人はお互いに惹かれつつ劇中では恋を実らせることなく、最後もあっけなく別れていきます。
しかしながら二人が再会することは目に見えています。続編では結婚しているところから始まる可能性も大です。ちなみにティナは後にルナ・ラブグッドと結婚するロルフ・スキャマンダーの祖母であることが分かっています。
6、ニフラーの逆襲
光り輝くものに目がない魔法動物といえばニフラー。もぐらのような風貌で、そこら中を荒らしまくるトラブルメーカーですが、どこか憎めない可愛いキャラでもあります。
そんなニフラーがスクリーンに登場するのは初めてのことではありません。「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」でも、ホグワーツのホグワーツ高等尋問官に厳しくて有名なドローレス・アンブリッジが就任した際、リー・ジョーダンがいたずらで二匹のニフラーを彼女のオフィスに飛ばしたことがありました。
7、アルバス・ダンブルドアが出てくる?
ハリーの恩師であり、ホグワーツの校長先生といえばアルバス・ダンブルドア。本作ではスクリーンに登場することはありませんでしたが、ストーリーの中で、ニュートの先生だったことが明らかにされています。しかもニュートが人間界を危険にさらした罰としてホグワーツから退学処分を受けようとしているところを、一人反対したのもアルバス・ダンブルドアでした。
ちなみにアルバス・ダンブルドアは続編で登場することが決まっています。
8、ゲラート・グリンデルバルドの秘密
魔法界一の悪党といわれる男がゲラート・グリンデルバルド。キャラクターとしては、ヴォルデモート卿に近いダークフォースの持ち主です。実はゲラート・グリンデルバルドとアルバス・ダンブルドアはその昔大の親友でした。それだけに留まらず二人は同性愛の愛人関係にあったことが作者のJKローリングが明らかにしています。
二人は死の秘法を一緒に探し求めた仲でもあるものの、ゲラート・グリンデルバルドはしかしやがてダークサイドに傾倒していきます。物語の冒頭から新聞の記事でゲラート・グリンデルバルドが欧州で横暴を働いていることが伝えられますが、ラストでもパーシバル・グレイブスの正体が彼であることが判明します。
結局、ゲラート・グリンデルバルドはアメリカ合衆国魔法議会(マクーザ)のメンバーに逮捕されてしまいますが、彼が逃亡することは目に見えています。続編でも悪役としてニュートの前に立ちはだかることは必至です。
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