「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を字幕で見ようか、吹き替えで見ようか迷っている人のために日本語吹き替えの声優キャストを紹介します。
SF映画は専門用語が多く登場し、物語の背景が理解しずらいことがあります。特に子供と一緒に視聴するという人は、吹き替えを選択肢に入れておくのもいいかもしれません。ではどんな声優が日本語を担当しているのか見ていきましょう。
- ジン・アーソ – フェリシティ・ジョーンズ/渋谷はるか
- キャシアン・アンドー – ディエゴ・ルナ/加瀬康之(かせ やすゆき)
- オーソン・クレニック – ベン・メンデルソーン/三上哲(みかみ さとし)
- チラット・イムウェ – ドニー・イェン/根本泰彦(ねもと やすひこ)
- ベイズ・マルバス – チアン・ウェン/北川勝博
- ボーディ・ルック – リズ・アーメッド/桐本拓哉(きりもと たくや)
- ゲイレン・アーソ – マッツ・ミケルセン/田中正彦(たなかまさひこ)
- ライラ・アーソ – バレン・カネ/林真里花(はやし まりか)
- ソウ・ゲレラ – フォレスト・ウィテカー/立木文彦(たちき ふみひこ)
- K-2SO – アラン・テュディック/野中秀哲(のなか ひであき)
- モン・モスマ議員 – ジュヌヴィエーヴ・オライリー/さとうあい
- ダース・ベイダー – ジェームズ・アール・ジョーンズ/楠大典(くすのき たいてん)
ジン・アーソ – フェリシティ・ジョーンズ/渋谷はるか
主人公ジン・アーソは、スターウォーズシリーズでは初となるジェダイではない普通の人間。幼い頃から両親と離れ離れになり、長い間一人で生きたきたこともあり、気が強く、攻撃的な性格の持ち主です。一方で正義感が強く、勇敢で家族思いの一面も持ちます。特に父親に対しては特別な感情を抱き、離れていても常に頭の片隅に彼のことを置いています。
そんなジン・アーソを演じるのはイギリスの人気急上昇中の女優フェリシティ・ジョーンズ。「博士と彼女のセオリー」、「インフェルノ」などでヒロインを演じたことで知られています。
対する日本語吹き替え版には女優や声優として活躍する渋谷はるかが抜擢されています。多数の洋画に出演しており、キーラ・ナイトレイ、レイチェル・マクアダムスなどの声を担当したこともあり、「ローグ・ワン」では見事ヒロインの役を射止めています。
キャシアン・アンドー – ディエゴ・ルナ/加瀬康之(かせ やすゆき)
ジン・アーソがヒロインなら、ヒーローはこのキャシアン・アンドー。反乱軍の大尉であり、帝国軍に対して強い恨みと怒りを抱えるキャラクターです。そのため命がけの任務にも動じることなく、ローグ・ワンの中でもリーダーシップを果敢に発揮します。
そんなキャシアン・アンドーを演じるのは、メキシコ人俳優のディエゴ・ルナ。早くからハリウッドに進出したメキシコ映画界の人気俳優で英語のセリフも難なくこなします。本作ではかなりのイケメンキャラに仕上がっていました。
対する日本語吹き替え版は声優の加瀬康之が担当。人気実力共に申し分ない声優で、最近では「デッドプール」、「キャプテン・アメリカ・シビルウォー」などのヒット作に出演しています。
オーソン・クレニック – ベン・メンデルソーン/三上哲(みかみ さとし)
本作の最大の敵キャラにして、度々反乱軍の前に立ちはだかる悪役といえば、オーソン・クレニック。帝国軍きっての冷酷な男で、自分が責任者となっている化学兵器の開発に全力を注いでいます。兵器の完成のためなら手段を選ばず、ジン・アーソの父親ゲイレン・アーソを強制的に開発に参加させ、家族をばらばらにしたのも彼の仕業です。
そんなオーソン・クレニックを演じるのは、オーストラリア人俳優ベン・メンデルソーン。悪役を演じることが多く、神経質でヒステリックな役をやらせたら、抜群のパフォーマンスを発揮します。
一方の日本語吹き替え版には、俳優、声優として知られる三上哲が抜擢されています。洋画ではベネディクト・カンバーバッチの声を担当することが多く、「僕が星になるまえに」、「ドクター・ストレンジ」、「イミテーション・ゲーム」などの作品でも主役をこなしています。ちなみにスター・ウォーズシリーズに参加するのはこれが初めて。
チラット・イムウェ – ドニー・イェン/根本泰彦(ねもと やすひこ)
盲目の棒使いといえば、チラット・イムウェ。スターウォーズシリーズ初の主要アジア系キャラで、本作ではときにユーモアに溢れ、ときに感動を誘う、とても重要な役をになっています。
ジェダイではないもののフォースを信じ、目が見えなくても音や感覚で敵の位置を正確に察知することができる武術の達人です。戦闘では常に最前線で戦う勇敢なキャラクター。
そんなチラット・イムウェを演じるのは、香港の人気アクションスター、ドニー・イェン。「イップ・マン」シリーズで主演を務めたことで世界的に有名になり、見事本作でも大役をゲットしています。
対する日本語吹き替え版は声優の根本泰彦が挑戦しています。洋画やアニメの吹き替えを中心に活躍しており、ディズニー映画にも多数出演。「アナと雪の女王」、「トイ・ストーリー」、「メリダとおそろしの森」などが代表作です。洋画ではマーベルの作品に出演することが多いです。
ベイズ・マルバス – チアン・ウェン/北川勝博
チラット・イムウェの義兄弟ともいえる存在がこのベイズ・マルバス。射撃の名手で、果敢に前線で戦いに行くチラット・イムウェを援護することが多いキャラクターです。セリフは比較的少ないものの存在感は十分で、スターウォーズの世界にもすんなり溶け込んでいました。
そんなベイズ・マルバスを演じるのは、中国のベテラン俳優チアン・ウェン。すでにベルリン映画祭などで数々の賞に輝いている実力派俳優で、監督としての経験もあります。
一方の日本語吹き替え版は北川勝博が出演。洋画を中心に活躍しているベテラン北川勝博の代表作はトランスフォーマーシリーズ、アナと雪の女王、ディズニーシリーズなど。
ボーディ・ルック – リズ・アーメッド/桐本拓哉(きりもと たくや)
ゲイレン・アーソのメッセージを届けるためにソウ・ゲレラのところに一人で向かった男といえばボーディ・ルック。もともとは帝国軍の腕利きのパイロットで、ゲイレン・アーソの言葉に影響されて、反乱軍へと寝返るキャラクターです。
そんなボーディ・ルックを演じるのはパキスタン系イギリス人ラッパーのリズ・アーメッド。名前こそ知られていませんが、これまで「トリシュナ」、「グアンタナモ、僕達が見た真実」、「ナイトクローラー」などの作品で主要キャストとして参加しており、俳優としても売り出し中です。
対する日本語吹き替え版は声優の桐本拓哉。洋画や海外ドラマの仕事を数多くこなし、ブラッドリー・クーパーやロバート・ダウニー・Jrといった演技派の声をやることで知られています。
ゲイレン・アーソ – マッツ・ミケルセン/田中正彦(たなかまさひこ)
銀河系の指折りの科学者にして、ジン・アーソの父親がこのゲイレン・アーソ。物静かで優しく、娘をこよなく愛するキャラクターです。
劇中では、帝国軍に捕まり、強引に破壊兵器の開発に参加させられるものの、帝国軍に気づかれないように兵器にある弱点を仕込んでおきます。彼がその望みを託したのほかでもジン・アーソ。そして望むはジンから別の人へと受け継がれていくのでした。
そんなゲイレン・アーソを演じるのは、デンマーク人俳優のマッツ・ミケルセン。デンマークだけでなく、最近ではハリウッドで大活躍しており、ドラマ「ハンニバル」のハンニバル・レクター役が有名。
対する日本語吹き替え版は俳優兼声優の田中正彦。「機動戦士ガンダム」のマ・クベ役で知られ、洋画ではアレック・ボールドウィンの役を多くこなしています。
ライラ・アーソ – バレン・カネ/林真里花(はやし まりか)
ジン・アーソの母親であり、ゲイレンの妻といえばこのライラ・アーソ。冒頭のシーンで、武器を持ってデス・トルーパーたちに一人果敢に立ち向かう勇敢な女性です。
フォースに対して強い信念を持ち、首にはカイバー・クリスタルのネックレスをつけています。ジンと別れるときにはそのネックレスをジンに渡すのが印象的。カイバー・クリスタルはライトセーバーや破壊兵器の開発にも使われる素材です。
そんなライラ・アーソを演じるのは北アイルランド出身の無名の新人女優バレン・ケイン。一方の日本語吹き替え版には女優や声優として知られる林真里花が出演しています。
林真里花は、吹き替えではキャメロン・ディアス、クレア・デインズ、ケイト・ウィンスレット、メアリー・リン・ライスカブの声を担当することが多いです。最近では「デッドプール」にも出演しています。
ソウ・ゲレラ – フォレスト・ウィテカー/立木文彦(たちき ふみひこ)
クローン・ウォーを戦い抜いたベテラン兵士といえばソウ・ゲレラ。もともとはアニメシリーズのキャラクターで、実写版として登場するのはこれが初めて。戦争で傷を負ったことから、両脚に義足を履き、酸素ボンベを多用するのが特徴です。ジン・アーソの育ての親であり、彼女を立派な戦士に育てたのも彼です。
ソウ・ゲレラを演じるのはアメリカの個性派俳優フォレスト・ウィテカー。癖のある演技をすることで知られ、好きな人と嫌いな人に分かれるタイプの俳優です。本作でもかなりパンチの効いた演技をしています。代表作は「スモーク」、「プラトーン」、「ゴースト・ドッグ」、「サウスポー」など。
対する日本語吹き替え版は立木文彦。総合格闘技PRIDEのナレーターとして知られる立木文彦は声優としてもアニメや映画で幅広く活動しています。最近では「インデペンデンスデイ・リサージョンス」にも出演。また、フォレスト・ウィテカーの声を担当することが多く、今回も彼の声に起用されています。
K-2SO – アラン・テュディック/野中秀哲(のなか ひであき)
スターウォーズの新ロボットキャラクターがこのK-2SO。キャシアン・アンドーとコンビで行動する人間型ロボットで、長身で攻撃にも積極的に参加できるのが特徴。もともとは、帝国軍のロボットだったものの、プログラムされて反乱軍仕様に改造されています。
K-2SOの声を担当しているのは、ディズニー映画に引っ張りだこのアラン・テュディック。ディズニーの最新映画には必ずといってほど参加しており、「シュガー・ラッシュ」、「アナと雪の 女王」、「ベイマックス」、「ズートピア」などに出演。最近では「モアナと伝説の海」にもニワトリの役で出ています。
一方の日本語吹き替え版は声優の野中秀哲。映画、海外ドラマ、アニメなどの分野で活動している野中秀哲の代表作は、米ドラマのCSIシリーズ。大作映画に出演するのはこれが初めてです。
モン・モスマ議員 – ジュヌヴィエーヴ・オライリー/さとうあい
反乱軍の最高司令官といえばこのモン・モスマ議員。ジン・アーソを逮捕し、半ば強引に仲間に引き込んだのも彼女で、破壊兵器の開発を阻止するためにゲイレン・アーソの居場所を追っています。
そんな彼女を演じるのは、アイルランド人女優のジュヌヴィエーヴ・オライリー。マトリックスシリーズに出演したことで知られ、「スター・ウォーズ_エピソード3/シスの復讐」からスターウォーズシリーズに参加しています。
一方の日本語吹き替え版には声優のさとうあいが登場。アニメ、洋画、海外ドラマを中心に活動するさとうあいは、スペース・レンジャーズシリーズ、スピードシリーズ、ゴーストバスターズシリーズ、007シリーズなどシリーズものの映画に多く出演しています。
「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」、「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」でもモン・モスマ議員の声を担当していることから、今回も同役を続投しています。
ダース・ベイダー – ジェームズ・アール・ジョーンズ/楠大典(くすのき たいてん)
久々にスターウォーズシリーズに復帰したSF史上最も人気の高い悪役といえばダース・ベイダー。本作ではダークフォースを使い、オーソン・クレニックの首を絞めたり、大勢の反乱軍にたった一人で立ち向かうなど、短い出演ながら脅威の存在感と迫力を見せています。
ダース・ベイダーの声を担当するのは、これまで長年スターウォーズシリーズでダース・ベイダーの声を任せられてきたジェームズ・アール・ジョーンズ。黒人特有の太い声がダース・ベイダーにぴったりです。
対する日本語吹き替え版は楠大典。ダース・ベイダーの声を大平透から引き継いだ2代目で、現在ほぼ全ての作品でダース・ベイダーの声を担当している正真正銘のはまり役です。
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