「ミニオンズ」、「ペット」といった大ヒット作を連発しているイルミネーション・エンターテイメント製作のミュージカルアニメ「SING/シング」にはなかなか気づきにくいトリビアが隠されています。あなたが気づかなかったこの映画の秘密をここで紹介します。
1、オープニングの意味
物語の幕が開ける前のオープニングで、ミニオンズがイルミネーション・エンターテイメントを紹介するためにスクリーンに登場します。そこで突如いくつかの文字のライトがショートし、消えてしまいます。
これには一体どんな意味があるのでしょうか。敏感な人はすでにお気づきでしょう。そう、消えた文字だけを合わせると「MINION」になるのです。それにしてもミニオンたちって、どれだけ自分たちのことが好きなんでしょうか。
2、ゴリラたちが使っていたお面の意味
ジョニーの父親ビッグダディー率いるゴリラのギャング団が強盗を働くシーンで、それぞれが顔を隠すためにうさぎのお面を被っていましたね。
このうさぎよく見ると、どこがけ見覚えがありませんか。そう、何を隠そうこのうさぎは「ペット」の悪役のうさぎスノーボールです。
このように作品を跨いだコラボレーションは米のアニメではよくあることです。もしかするとゴリラたちは悪者スノーボールにあこがれていたのかもしれませんね。
3、お札の顔は誰?
本作の舞台は動物たちが暮らす架空の都市。そこでは動物たちが人間の言葉を話し、洋服を着て、人間と同じような暮らしをしています。
そんな世界で使われている通貨もまた人間界とそっくりです。5ドル札の顔になっているのは熊ですが、これ実は実際のアメリカの5ドル札のエイブラハム・リンカーン大統領のオマージュです。一方で10ドル札は、アレクサンダー・ハミルトンのパロディー。
実際のお札を見れば分かりますが、どちらもそっくりで笑えます。
4、イグアナのカレン・クローリーの声優の正体
これまで「怪盗グルー」、「ミニオンズ」、「ペット」などイルミネーション・エンターテイメント製作の映画では必ずと言っていいほど監督が声の出演をしています。
本作では、イグアナの秘書カレン・クローリー役にガース・ジェニングス監督が起用されています。女性の声かと思いきや、男性である監督の声だったんですね。これには気づかなかった人も多かったんじゃないでしょうか。
5、きゃりーぱみゅぱみゅが出演した理由
80曲を超える楽曲の中から日本を代表して起用されたのがきゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」と「きらきらキーラー」。そのきっかけとなったのは、ガース・ジェニングス監督が彼女の歌を聴いて気に入ったからだったと言います。
ちなみにきゃりーぱみゅぱみゅの歌に乗って踊るのは、5匹組のグループ、キューティーズ(Cuties)。グループ名を日本語にすると「かわいい子たち」という意味になり、「カワイイ」文化を代表するきゃりーぱみゅぱみゅにぴったりのネーミングになっています。
ガース・ジェニングス監督はきゃりーぱみゅぱみゅに対して「歌を提供してくれてありがとう。僕は君の歌とミュージックビデオが大好きなんだ。とてもすごいよ。それに君の洋服は今まで見た中でもどの服よりもワンダフルさ」と話しています。
ちなみにきゃりーぱみゅぱみゅはLAのユニバーサルスタジオで行われた本作のプレミア試写会でレッドカーペットを歩いています。
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