7月21日に日本で公開される怪盗グルーシリーズ待望の最新作「怪盗グルーのミニオン大脱走」。本作を日本語吹き替え版で視聴しようと考えている人のために声優キャストを一挙紹介します。
フェロニアス・グルー – スティーヴ・カレル/笑福亭鶴瓶
同シリーズの主人公にして、元泥棒の男といえばフェロニアス・グルー。愛する妻と3人の養子を育てる良き父親で、本作では職を失い、ひょんなことから双子の兄弟と再会したことを機にまたワルの道に逆戻りしてしまいます。
そんな彼を演じるのはアメリカのコメディー俳優スティーブ・カレル。怪盗グルーシリーズではすっかり常連で、「ミニオンズ」にも出演している、今ではイルミネーション・エンターテインメントになくてはならない存在。
一方、日本語吹き替え版を担当するのは、お笑い芸人の笑福亭鶴瓶。彼もまた「怪盗グルーの月泥棒」からずっとフェロニアス・グルーの声をこなしてきた常連です。
劇中では関西弁のまま演技をしており、日本でグルーの声といえば笑福亭鶴瓶といったイメージがすっかり浸透したといえるでしょう。
ドルー・グルー – スティーヴ・カレル/生瀬勝久
本作で初登場となるのがグルーの双子の兄弟であるドルー・グルー。グルーがお金に困ってカツカツの生活をしているのに対して彼は大金持ち。大きな屋敷に住んでいて、高級なものを自慢するのが大好きなドルーは、髪の毛もフサフッサでグルーとは正反対な性格の持ち主です。
ところがそんな二人にも共通点があります。それは同じワルの血が流れているということ。父親は偉大なワルで、父親が遺した数々の栄光をたどることを説得し、グルーをワルの道に再び引きずり込もうとするのもドルーです。
そんなドルーの声はスティーブ・カレルが一人二役こなすことが決まっています。
一方、日本語吹き替え版は俳優の生瀬勝久に決定。オリジナル版は一人二役でも日本語版では別の声優を起用することで落ち着きました。
生瀬勝久といえば映画、テレビ、ラジオ、舞台などを中心に活躍する俳優。声優としてもゲームやテレビアニメに多数出演経験があります。
ルーシー・ワイルド -クリステン・ウィグ/中島美嘉
三女を育てる母親であり、グルーの妻といえばルーシー。普段は厳しくストイックなお母さんであり、嫉妬深く情熱的な妻の一面も持ちます。正義感が強く、それゆえに暴走してしまうこともしばしば。
本作ではバルタザール・ブラットを逃したことで夫と共に反悪党同盟を首になり、グルーやドルーと共にバルタザール・ブラットの後を追います。
そんなルーシーの声を担当するのはアメリカのコメディー女優クリステン・ウィグ。やはり「怪盗グルーの月泥棒」から同シリーズ全作品に出演している常連です。
一方、日本語吹き替え版には歌手の中島美嘉が登場。同シリーズには2作目の「怪盗グルーのミニオン危機一発」から参加し、今回続投が決まっています。歌手としての印象が強いですが、実は声優としてもワイルドスピードシリーズ、バイオハザードシリーズなどの日本語吹き替え版に出演しています。
バルタザール・ブラット – トレイ・パーカー/松山ケンイチ
本作のラスボスにして、グルーとドルーの前に立ちはだかる強敵がバルタザール・ブラット。マイケル・ジャクソンかをモチーフにしたキャラクターで、ムーンウォークなどを踊りながら敵の陣地に攻め込むのが特徴。ファッションも80年代の服装のままで登場します。
風船ガムとギター型のキーボードなどたくさんの武器を使いこなし、かつて一世を風靡したハリウッドに復讐をしかけようと企んでいます。
そんなバルタザール・ブラットの声を担当するのはアニメ「サウス・パーク」を手掛けるアメリカ人クリエイターのトレイ・パーカー。TV、映画監督、プロデューサーとしても知られている彼ですが、声優は本作が初挑戦です。
一方の日本語吹き替え版には人気俳優の松山ケンイチが抜擢されています。あまり悪役のイメージがない松山ケンイチですが、役作りに定評のある彼が本作でどんなキャラクターを確立するのかに注目です。
アグネス・グルー -ネヴ・シャレル/芦田愛菜
同シリーズ一番の癒し系キャラといえばグルー三姉妹の末っ子アグネス。ポニーテイル、オーバーオール、ストライプのTシャツがトレードマークの彼女はユニコーンのぬいぐるみが大のお気に入り。人懐っこく、誰にもすぐに甘える彼女の姿を見たらメロメロになること間違いなしです。
本作で彼女は両親が失職したことを心配し、あろうことかガレージセールで大好きなユニコーンを売り渡してしまいます。そのせいもあってかユニコーンが実在すると聞いて森の奥深くにユニコーンを探しに行きます。
そんなアグネスの声を担当するのはアメリカの子役女優ネヴ・シャレル。前作ではエルシー・フィッシャーが演じていましたが、声変わりのため後釜としてネヴ・シャレルが起用されています。
一方、日本語吹き替え版には日本を代表する癒し系子役女優の芦田愛菜。中学生になってすっかり声も外見も大人っぽくなった芦田愛菜ですが、その人気の根強さからか続投が決まっています。果たして中学生になっても癒し系の声は健在なのでしょうか。
イディス-デイナ・ゲイアー/矢島晶子
グルー三姉妹のお転婆な次女といえばイディス。ブロンドヘアに白い肌、そしてそばかすが特徴。いつもピンクのニット帽を被っていて、同じ柄のセーターを着ていることが多く、ミニスカートにレギンスというのが彼女のスタイルです。
性格はほかの姉妹に比べると控えめながら、すぐに物を壊してしまう、ガサツなところがあります。そんなイディスを演じるのはデイナ・ゲイアー。
高校時代に「怪盗グルーの月泥棒」のオーディションに合格してからというもの、現在まで継続して同シリーズに出演。その一方で歌手としても活動しています。
対する日本語吹き替え版には声優の矢島晶子が起用されています。「クレヨンしんちゃん」の野原しんのすけの声で知られる彼女ですが、アニメ、ゲーム、洋画の吹き替えなど様々な作品に参加。女性の声だけでなく、男の子の声を担当することも多く、変幻自在の声を持つ声優です。
マーゴ-ミランダ・コスグローヴ 須藤祐実
グルー三姉妹の長女といえばマーゴ。ポニーテールにした茶髪と茶色の瞳が特徴的で、いつもメガネをかけ、茶色のジャケットにしましまのスカートとコンバースのスニーカーを着用していることが多いです。
長らく施設にいたことからか、人をなかなか信用できないところがあり、グルーと親しくなるのも時間がかかったほど。それでも楽観的な性格の持ち主で、妹たちの面倒見もいいお姉さんです。本作では、祭で出会った冴えない少年ニコのチーズを食べてあげたことから、彼に恋心を抱かれます。
そんなマーゴを演じるのは、アメリカ人歌手&女優のミランダ・コスグローヴ。芸能界入りしたのはなんと3歳のとき。14歳のときにはコメディドラマシリーズ『iCarly』の主人公をこなすなど、そのキャリアは申し分ないです。
声優としても怪盗グルーシリーズに連続参加しています。
ヴァレリー-ジェニー・スレイト/いとうあさこ
反悪党同盟の新リーダーといえばヴァレリー。金髪で大きな鼻をしているのが特徴で、お世辞にも美人とはいえないキャラクターです。他人に容赦がなく、グルーとルーシーは一度のミスから彼女に首にされます。
そんな鬼リーダーを演じるのはアメリカ出身の女性コメディアン、ジェニー・スレイト。
もともとはスタンドアップ・コメディーやトーク番組で頭角を表した彼女ですが、映画にも多数出演。アニメ映画には「ズートピア」、「ペット」などに声優として参加しています。
一方の日本語吹き替え版には女お笑い芸人いとうあさこが登場。インタビューではいい女感を大事にすると話していますが、どんなキャラに仕上がるのか見ものです。
ちなみにいとうあさこが声優に挑戦するのは「クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」以来これで二回目。
フリッツ-スティーヴ・クーガン/山寺宏一
ドルーのお屋敷に勤める初老の紳士といえばフリッツ。礼儀正しく、冷静沈着で仕事もそつなくこなす彼はドルーから絶大な信頼を得ています。グルーのもとにわざわざ出向き、ロケットで飛ばされながらもドルーの存在を伝えるのが彼です。
そんなフリッツを演じるのはイギリスのコメディー俳優スティーヴ・クーガン。「怪盗グルーのミニオン危機一発」からイルミネーションに参加している彼ですが、本作ではフリッツだけでなく、反悪党同盟の前リーダー、サイラス・ラムズボトムの二役をこなしています。
一方日本語吹き替え版はタレントの山寺宏一に白羽の矢が当たっています。怪盗グルーシリーズには最初から参加している常連で、「怪盗グルーの月泥棒」にはベクター役で登場しています。
クライヴ-アンディ・ナイマン/宮野真守
バルタザールのパートナーといえばロボットのクライヴ。万能のロボットでバルタザールのために音楽をかけてあげることも可能。選曲を間違えてバルタザールに突っ込まれるシーンもありますが、DJ顔負けの働きぶりをします。
そんなクライブを演じるのはイギリス出身の俳優アンディ・ナイマン。舞台、テレビ、映画と幅広く活動し、声優としても「ミニオンズ」にミニオン役で参加した経験があります。
一方の日本語吹き替え版には人気イケメン声優の宮野真守が抜擢されています。
宮野真守といえば怪盗グルーシリーズはもちろん、「ミニオンズ」、「ペット」、「シング」にも出演するなど、イルミネーションにはすっかり欠かせない存在になっています。
ニコ-エイドリアン・シスカット/福山潤
祭りでマーゴと出会い、彼女に一目惚れするのがニコ。村の伝統ダンスを踊り、女の子にチーズを渡そうとしますが、誰からも受け取ってもらえず困惑する男の子が彼です。下手な踊りに哀れみを覚えたマーゴがチーズをもらいに行くと、舞い上がってしまう真面目で可愛いキャラクターです。
そんなニコを演じるのはアメリカ出身の子役声優エイドリアン・シスカット。本作で本格的にデビューを果たす声優でまだ実力は未知数。今年は映画「Cereal」にも出演が決まっています。
一方の日本語吹き替え版は声優の福山潤が登場。テレビ、アニメ、洋画、海外ドラマなど多方面で活躍している売れっ子で、洋画ではハリー・ポッターシリーズなどにも参加しています。
38歳の彼が本作でどんな子供の声に仕上げるのか楽しみです。
ビーチガール-liSA
ミニオンズをビーチで逆ナンパするビーチガールを吹き替え版で演じるのは歌手のliSA。出番は一瞬で、セリフも一言なので、本作ではあくまでも友情出演の域を出ません。
実はliSAは「ミニオンズ」でもネルソンファミリーの母親マージ役で登場しており、イルミネーションの作品に登場するのはこれが二回目。以前からミニオンズのファンであることを公言しているliSAだけに今回の出演にも大興奮のようです。
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