世界中で大ヒットを飛ばしているDCコミックの実写版映画「ワンダーウーマン」。その中で隠された数々のトリビアと秘密をここで一挙公開します。
1、スーパーマンのモチーフ
本作の中では同じくDCコミックのヒーロー、スーパーマンのモチーフがあるシーンで使われています。スーパーマンといえば世界を救うヒーローですが、ワンダーウーマンも救世主という意味では負けていません。
問題のシーンはダイアナ・プリンスことワンダーウーマンがアメリカ人のパイロット、スティーブ・トレバーをロンドンで救うヒトコマ。ワンダーウーマンは彼の代わりに身を挺して腕で銃弾を受けますが、実はこのシーンは映画「スーパーマン」でスーパーマンがヒロインのロイス・レーンを守るシーンのモチーフです。
2、ドイツ将校は実在する
本作の悪役の中心を担うのが化学兵器の開発を進めるドイツ人将校エーリヒ・ルーデンドルフ。劇中では世界を征服するためなら手段を選ばず、仲間も平気で裏切る冷酷な男として描かれていますが、実はこのエーリヒ・ルーデンドルフは実在する人物です。
実際、第一次世界大戦中エーリヒ・ルーデンドルフは徹底抗戦を主張して休戦に反対の立場を取っていたことで知られており、少なくともその点においては本作が史実に沿っていることが分かります。
3、主役のガル・ガドットは知らずにオーディションを受けていた
ワンダーウーマンの役で世界中にその名を知らしめることになったイスラエル出身の女優、ガル・ガドット。モデル出身の彼女はこれまでワイルド・スピードシリーズなどに出演してきましたが、主演はこれが初めて。
本作では圧倒的な美貌と存在感を発揮し、見事作品を大ヒットさせることに貢献しています。しかしながらそのオーディションを受けたとき、ガル・ガドットは何の映画のオーディションかすら教えてもらえなかったそうです。
それほど製作は秘密裏で行われ、ファンにサプライズを与えるために彼女自身もしばらくオーディションに受かったことを口外することは許されなかったそうです。
4、アイスクリームのシーン
ダイアナ・プリンスが戦場に繰り出す直前、駅でアイスクリームを食べるシーンがあります。それまでアイスクリームを食べたことがなかったダイアナ・プリンスはそのあまりの美味しさに感動し、店員を褒め称えます。
実はこのシーンはコミックやアニメ映画でも繰り返し使われている印象的なシーンで、彼女の純粋無垢さを表現するのにとても適したヒトコマですが、実写版でも真面目にアイスクリームを食べるワンダーウーマンの姿がとてもコミカルに仕上がっています。
5、ドクターポイズン
化学兵器を開発しようと奮闘するドイツ軍の化学者といえばドクターポイズン。本作では悪役の一人として重要な鍵を握っている彼女ですが、コミックとの違いはトレードマークの黒いゴーグルをかけていないこと。また、コミックでは彼女の正体は日本人のプリンセス・マルーという設定になっていますが、実写版では違っています。
実写版では顔の傷とそれを隠すマスクがより特徴的に描かれており、不気味さを強調するためにゴーグルよりもむしろ傷のほうにフォーカスしているのが分かります。物語の終盤ではマスクを外し、裂けた口を披露するシーンまであります。
6、ザック・スナイダーがカメオ出演してる
「マン・オブ・スティール」や「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」を監督したザック・スナイダーが本作で友情出演しています。
ザック・スナイダーの役柄は第一次世界大戦中の兵士。ただし、ワンダーウーマンらが撮った集合写真の中にはいません。ほんの一瞬だけ登場するので注意して探して見ましょう。
7、ゴッドキーラーの秘密
軍神アレスを倒すためにゼウスが授けた剣といえばゴッドキーラー。しかしながらその剣を使ってアレスに立ち向かったワンダーウーマンはあえなく剣を折られてしまいます。
これによりゴッドキーラーならアレスを倒せると聞いていたワンダーウーマンはたちまちピンチに陥ります。実はゴッドキーラーは剣ではなかったのです。ゴッドキーラーはワンダーウーマン自身だったのです。
ちなみにDCコミックの世界ではゴッドキーラーはワンダーウーマンのものではなく、殺し屋デスストロークが扱う武器として登場します。
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