ブレードランナー2049のあらすじを結末まで徹底紹介!

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話題のSF超大作「ブレードランナー2049」のあらすじを結末まで詳細に渡って紹介します。どんな話なのか興味がある人。もう見たけど、あまり理解できなかった人は参考にしてみてください。

「ブレードランナー2049」のストーリーを知る前にそれまでの背景を理解するためにも前章の動画を必ず見ておきましょう。

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Kがサッパー・モートンの農場で発見したもの

舞台は2049年の米ロサンゼルス。そこでは人間と人造人間レプリカントたちが共存していました。長い間製造が禁止されていたレプリカントですが、人間に服従するモデル、ネクサス9型が開発されたことで禁止条例が解け、すっかり人間社会に進出していました。

ロサンゼルス警察の警官であり、Kもそんなレプリカントの一人で、彼はブレードランナーとして、人間に反抗したネクサス8型のレプリカントたちを「解任」しようと後を追っていました。

その中で浮上したのが2022年に地球上で起こった大停電の計画犯の一人であるサッパー・モートン。Kはサッパー・モートンの居場所を突き止め、彼の農場へと向かいます。

そこでKはサッパー・モートンとの格闘の末、彼を撃退することに成功します。サッパー・モートンの家を調べていると、Kは奇妙な箱を見つけます。そこには人間の遺骨と思われるものが入っていました。

ロサンゼルス警察に戻って遺骨を詳しく調べると、それが女性のもので出産のときに帝王切開をしたが原因で亡くなっていたことが判明します。さらにあろうことか頭蓋骨にはレプリカントのシリアルナンバーが書かれていたのです。

女レプリカント、レイチェルを巡って勃発した戦い

それまでは到底不可能だと思われていたレプリカントの出産の証拠を掴んだKは上司のジョシに報告します。ジョシは同件が外部に漏れたら、人間社会が危機に立たされることを恐れ、証拠を全て抹殺するようにKに命じるのでした。

しかしKにとってはレプリカントが子供を産めるという事実は、魂のある人間的な行為だと思え、命令をよそにその事実に魅了されていきます。

Kはレプリカントの製造元である、ウォレス・コーポレーションを訪れ、遺骨の身元であるレプリカントについて捜査を始めます。

すると、そのレプリカントがかつて自分と同じブレードランナーだったリック・デッカードと恋をして逃亡したレイチェルであることを突き止めます。

同時にウォレス・コーポレーションの代表であり、科学者のネアンデル・ウォレスもレイチェルが出産した事実を知ることになり、レプリカントを繁殖させることを望む彼は、部下のラブに命じてレプリカントによって生まれた子供を探し出すためにKを追跡することを命じます。

再び訪れたサッパー・モートンの農場でKの頭によぎった疑問

Kは証拠隠滅を図るため、再びサッパー・モートンの農場を訪れます。すると、庭の枯れた木に「10.16.21」と刻まれてあるのを目にします。偶然にもそれはKの子供の頃の記憶にある、馬の玩具に書かれた日付と同じでした。

そこでKはこう思うのです。

「もしかすると、人口の記憶だと思っていたのは自分の記憶は本物なのではないか」

続いてKはサンディエゴにある孤児院を訪れます。そこにレイチェルの子供がいたのではないかと踏んだKは過去の記録を調べようとしますが、レイチェルの子供の記録だけ何者かによって抹消されていました。

やがて孤児院で見覚えのある、使われていないかまどを見つけたKがかまどの奥に手を伸ばすと、なんとそこには馬の玩具が隠されていたのです。

Kは自分の記憶が本物であることをますます確信していきます。馬の玩具に刻まれた日付をもとに赤ん坊の出生記録を調査していくと、男の子と女の子の双子の子供がその日に生まれていたことが分かりました。

その双子は性別以外は同じDNAを持ち、すでに女の子は死亡し、男の子だけ生存しているというデータが出てきます。

不思議に思ったKは記憶のスペシャリストであるドクター・アナ・ステリンのもとを訪問します。そこでアナ・ステリンは、人間の生の記憶をレプリカントに埋め込むことは違法であるとKに話します。

それを聞いたKは、自分の記憶は間違いなく本物であり、もしかすると自分は人間ではないか。いや、レイチェルの息子なのではないかと考えるようになります。

ちょうどその頃、Kはロサンゼルス警察の心理テストを受け、不合格となります。それはKにレプリカントには相応しくない、余計な人間の感情が介入していることを意味していました。これにより、Kは48時間ブレードランナーの任務から外れることを命じられるのでした。

Kがついにリック・デッカードと対面

Kは馬の玩具の成分を調べ、その玩具の出所を掴もうと試みます。すると、放射線の痕跡からラスベガスの遺跡にたどり着きます。

廃墟と化したラスベガスをさまよっていると、Kはかつてのブレードランナー、リック・デッカードと遭遇します。

自分の命を狙いに来たと思ったリック・デッカードはKに襲いかかりますが、まもなく誤解が解け、二人はレイチェルについて話し出します。

リック・デッカードは自分の居場所を悟られないように出生記録をいじったことを告白します。また身の安全のため妊娠中のレイチェルをレプリカントの解放運動の活動家に委ね、自分だけ今まで別行動を取っていたことを明かします。

そのせいでリック・デッカード本人もまだ自分の娘とは一度も会っていないのでした。会えば娘の命が危険にさらされる。誰かに愛するにはときには他人になるしかないのだとリック・デッカードは言うのでした。

ウォレスの暴走

そんな中、ウォレスに命じられてKを追跡していたラブがKとリック・デッカードの前に現れます。リック・デッカードはラブに連行され、Kはレプリカントの攻撃を受けて大怪我を負います。

そんなKを救出したのは、レプリカントの地下組織である解放運動のリーダー、フレイサでした。フレイサはKにレイチェルの子供は男の子ではなく、女の子で、ほかでもないドクター・アナ・ステリンであることを告げます。

Kは自分こそがレイチェルの息子だと思っていただけにひどく失望します。そんなKに対し、フレイサはなんとしてもウォレス・コーポレーションには秘密を知られないようにしなくてはならない、そのためには秘密が漏れないためにリック・デッカードも殺害するように促します。

一方でロサンゼルスではウォレスがリック・デッカードの身柄を拘束していました。ウォレスは、リック・デッカードとレイチェルはもともと子供を繁殖させるためにプログラミングされていたと話し、子供の正体を暴露するように脅します。

それでも頑として口を割ろうとしないリック・デッカードにしびれを切らしたウォレスは、新しく作り上げたレイチェルをリック・デッカードの前に差し出します。

久しぶりに愛するレイチェルと対面したリック・デッカードは一瞬動揺するものの、目の色が違うと言って拒絶します。誘惑作戦が失敗したと見たウォレスはレイチェルをその場で殺害し、リック・デッカードをオフィスに連れて行き、拷問にかけるようにラブに命じます。

ところがラブがリック・デッカードを空飛ぶ自動車スピナーに乗せて連行しようとしていた道中、突然Kが後ろから現れ、ラブのスピナーを追撃します。

そこでKとラブは決死の格闘を繰り広げます。Kはラブの攻撃を受け、致命傷を負いますが、自分の命を賭けてラブを撃退し、リック・デッカードを守り抜きます。

そしてKはウォレスや解放運動のレプリカントたちから守るためにリック・デッカードの死を偽装することを思いつくのでした。リック・デッカードが死んだことにすれば、それ以上彼の命も娘の命も追われることがなくなるからです。

リック・デッカードと娘アナ・ステリンの初対面

ラブとの戦いに勝ったKは、リック・デッカードを連れてドクター・アナ・ステリンがいる施設に行きました。施設に着くころには空からは大雪が降りそそいでいました。

施設の前で困惑するリック・デッカードを見て、Kは娘に早く会いに行くように言います。そして階段を上がっていったリック・デッカードを尻目に自分は階段の上に倒れるのでした。

深い傷を負った彼はそれ以上動くことができません。そして自分の記憶だと思っていたものがアナ・ステリンのものだったということに対し、悲しみに暮れるのでした。自分を犠牲にしてまで正しいこと、人間らしいことをして死んでいくのがKにとっては唯一の救いでした。

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