年末に公開を控えた、イルミネーションエンターテインメントが贈るアニメーション「グリンチ」を日本語吹き替え版で見ようと思っている人のために声優キャストをまとめてみました。
グリンチ – ベネディクト・カンバーバッチ/大泉洋(おおいずみよう)
本作の主人公にして、捻くれ者のモンスターといえばグリンチ。緑色の毛に覆われた人型の動物で、つらい過去を持ち、長年一人で孤独に暮らしてきたせいで幸せそうな人々が大嫌い。特にクリスマスで浮かれた人々を目の敵にしている屈折した性格の持ち主です。
そんなグリンチの声をオリジナル版で担当するのは、イギリス人俳優のベネディクト・カンバーバッチ。「ドクター・ストレンジ」で主役を演じたお馴染みの俳優で、海外ドラマ「シャーロック」でもシャーロックホームズ役を演じている演技派俳優です。
それに対し、日本語吹き替え版で演じるのは人気俳優の大泉洋。テレビや映画のイメージが強い大泉洋ですが、声優としても「千と千尋の神隠し」、「猫の恩返し」、「
バケモノの子」、「思い出のマーニー」など話題作に何度も出演しています。
しかしながらイルミネーションエンターテインメントの作品に出るのはこれが初めて。
シンディ・ルー – キャメロン・シーリー/横溝菜帆(よこみぞ なほ)
フーヴィルに住む無邪気な少女といえばシンディ・ルー。シングルマザーの母親に育てられた純粋な女の子で大の母親思い。
いつも忙しいお母さんにも幸せになってもらいたいと思い、サンタクロースに特別な頼み事をしようとするのが彼女です。
そんなシンディ・ルーの声をオリジナル版で担当したのは若干11歳のアメリカ人子役女優キャメロン・シーリー。まだまだ無名の女優ですが、すでに「グレイテストショー」などの映画にも出演しています。
一方、日本語吹き替え版で演じるのは子役女優の横溝菜帆。テレビドラマや映画で大活躍中の横溝菜帆はこれまで映画「魔女の宅急便」の キキ(幼少期) 役や「兄に愛されすぎて困ってます」の 橘せとか(幼少期)役などでスクリーンに登場。
声優もTHE REFLECTIONで経験済みです。
ブリクルバウム -ケナン・トンプソン/ロバート秋山竜次(あきやまりゅうじ)
グリンチの隣人にして髭もじゃの男といえばブリクルバウム。上は赤いセーター、下はサスペンダーでジーパンを止めていて、まるまる太った大きな体をしているのが特徴。
グリンチのことを自分の親友だと本気で信じている、お人よしで逆にグリンチからは鬱陶しがられるキャラクターです。
そんなブリクルバウムの声をオリジナル版で担当するのはアメリカ人コメディアンのケナン・トンプソン。トーク番組「サタデー・ナイト・ライブ」のレギュラーメンバーの一人で、俳優としてもスマーフシリーズなどに出演経験があります。
一方、ブリクルバウムを日本語吹き替え版で演じるのはお笑いトリオロバートの秋山竜次。秋山といえば変幻自在の役作りが定評で、演技力は申し分なし。
声優としても「劇場版ポケットモンスター」や「夜は短し歩けよ乙女」に出演しており、アニメでも強烈なキャラを演じてくれることは間違いないでしょう。
ドナ – ラシダ・ジョーンズ/杏(あん)
シンディ・ルーの母親でシングルマザーとして仕事と子育てに励むお母さんがドナ。シンディ・ルーのほかにも双子の息子がいる三児の母。
どんなに子育てが大変でも決して弱音を吐かず、いつも元気溌剌として自分より人のことを優先する自己犠牲の精神に溢れる優しいキャラクターです。
そんなドナの声をオリジナル版で担当するのは、アメリカ人女優のラシダ・ジョーンズ。代表作は「ソーシャル・ネットワーク」や「ザ・マペッツ」など。
一方、日本語吹き替え版で演じるのは、女優やモデルとして活躍する杏。渡辺謙を父に持つサラブレッドの彼女はテレビドラマや映画に多数出演。洋画の声優としては「エクソダス:神と王」に続きこれが二本目となります。
ナレーター – ファレル・ウィリアムス/宮野真守(みやのまもる)
オリジナル版でナレーターを務めるのは、あの「ハピネス」を歌ったR&B歌手のファレル・ウィリアムス。本作はナレーションがとても多く、グリンチの心境を伝えるのに欠かせない重要な役割を担っています。
それに対し、日本語吹き替え版でナレーターを務めるのは人気声優の宮野真守。宮野真守といえば「ミニオンズ」、「怪盗グルー」シリーズ、「ペット」、「SING/シング」などにも連続出演し、もはやイルミネーション作品にはなくてはならない存在。そんな彼がナレーターをどうこなすかに注目です。
>>アニメ「グリンチ(2018)」のあらすじを最後まで徹底紹介