「直近50年のホラー映画の中の最高傑作」、「21世紀最高のホラー映画」などと批評家の間で評されている「ヘレディタリー/継承」。果たして海外の視聴者は実際どんな感想を抱いたのか。ここで紹介していきます。
ヘレディタリー継承の海外の評価
米大手映画批評サイト「Rotten Tomatoes」において同作品の現在の評価はプロの批評家の支持率が89%、一般視聴者の支持率が60%となっています。つまりどちらかというと玄人向けの作品ともいえそうですね。これだけ評価に開きがあるのもなかなか興味深いです。
では実際、作品を見た人がどんなコメントをしているのか紹介していきます。
ヘレディタリー継承の海外の口コミと反応
ロバート・ダニエルズさん
「とてもうまくできたホラーで子供に対する両親の不安を浮かび上がらせる。サプライズに次ぐサプライズで、視聴者と批評家の意見が割れる映画でもある」
ラファエル・モンタマジョルさん
「へレディタリーはすごく怖い映画で突然お化けが忍び寄ってきては何日も憑りついてくるような内容になっている」
アルシ・フェンギフォさん
「気を付けたほうがいい。これは本当に怖いから。クワイエット・プレイスのようにゆっくり襲い掛かってくるようなところがあり、家に帰るとき自分の肩のあたりを振り返りたくなるから」
レンディー・ジョーンズさん
「心理ホラーになるんだろうけど、絵的にも今年最も悪夢見そうな映画になっている」
ステファニー・ワッツさん
「色々な種類のホラーの手法を取っているんだけど、キャストが素晴らしく、混乱させない内容になっている」
デイルドレ・クリミンスさん
「へレディタリーは不安で、怖くて、残虐」
ロザリン・トライヘインさん
「映画のジャンルがはっきりしないとき何が起こるか?視聴者は怖いはずのシーンで笑いだすんだよ」
トム・サンティリさん
「へレディタリーはここ数年で最も怖い映画であるだけでなく、今年最高の映画のひとつ。議論の余地がない」
フェルドーザ・アブディさん
「へレディタリーは不安や悲しみを感じたかったり、いい人そうなお婆さんたちに騙されたかったら見るべき映画」
デビッド・バターワースさん
「脚本、監督を務めたアリ・アスターはよく勉強にしたに違いない」
アンドリュー・ワレンさん
「へレディタリーは終わることのない不安、ショック、悪夢のような映画で視聴者はグラハム一家を見て崩れ落ちる」
イブ・タシュネットさん
「アリ・アスター監督は素晴らしいパズルのピースをつなげている。キャストは罪悪感と苦しみの末に崩壊した家族を素晴らしい演技で演じていた」
リンダ・クックさん
「へレディタリーは伝統をぶっ壊した」
ウィリアム・ヴェネガスさん
「ビジュアル的には創造性がなく、ラストシーンは冗談みたいだった」
アニッサ・ハンレイさん
「この映画はただの娯楽映画じゃなく、どのように苦しみと対峙するかを考えさせられる。ほかの映画と違うのは、怖がらせることだけに頼っていないこと」
ティム・ブライトンさん
「女優トニ・コレットはものすごい表情を出し、唸り声をあげたりと尋常じゃない仕事をした」
フランシスコLさん
「へレディタリーは史上最も怖い映画って言われているし、新しい世代のポルターガイストって呼ぶ人もいるぐらいだよ」
ニックPさん
「見る価値のないホラー映画。何も怖くないし、永延と続くバカげたシーンの数々で、特にゾクゾクするシーンがない。私にとってはコメディーだった」
ジャイWさん
「プロットは魔女ホラーのジャンルに属する感じでストーリーは怖すぎて耐えられなくなる。心理的にやられるホラー映画だね」
デビッドLさん
「ミリー・シャピロとアレックス・ウルフの二人の子役が素晴らしく、本当に怖くなる。トニ・コレットはいつも通り、個性的で映画を引っ張ってた」
ライアンLさん
「もし0点をあげられるなら0点にするね。唯一この映画で怖いのはこれにお金を取ったこと」
アンソニーKさん
「最近見た映画の中では最も新鮮で大胆なホラー映画。緊張感はあるし、特に中盤には5分ぐらい開いた顎がふさがらなかった」
マルコ・アントニオLさん
「思わず息を飲み、目を大きく開き、両手で顔を覆いたくなる映画」
シャインYさん
「もしホラー映画ファンだったら、これはDVDを買わないといけないやつだよ。ほかのホラー映画は借りればいいけど」
トレイイAさん
「へレディタリーは情熱のこもった映画で、もっと評価されていい。骨の髄まで寒気がしてくるよ」
EクイックBさん
「98%最高傑作。最も素晴らしいホラー映画の一つで、演出、映像、パフォーマン、サントラが素晴らしい」
HDCさん
「怖くて気味の悪い映画。ほかのホラー映画とは全然違くて、見た後に何日も憑りつかれたような気分になる。冗談抜きで」
ボブOさん
「映像美が素晴らしく、サスペンスもまともで、キャラクターもいいし、エンディングまでストーリーも最高」
コリンMさん
「2018年のベストホラー。役者がみんな最高」
KIさん
「過大評価されすぎてる映画。すごくいいことを聞いていたけど、がっかりだった。家族には情が感じられないし、プロットはスローで退屈だった」
デニーCさん
「へレディタリーは新鮮で、何重にも層がある映画。おそらく何度も見たり、コラムを読んだりしないと理解できない部分があると思う」