「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの魔法」に出てくる日系人俳優デヴィッド・サクライとは一体どんな人物なのか。これまでの経歴やプロフィールを紹介します。
デヴィッド・サクライのプロフィール
デヴィッド・サクライは1979年7月19日にデンマークのコペンハーゲンで生まれた、日本人の父親とデンマーク人の母親を持つハーフ。現在は、LAで妻と暮らしています。
デヴィッド・サクライは子供のころから映画に対して強い興味を持ち、18歳にして日本に渡ります。そして日本で芝居をはじめ、映画のエキストラやわき役でいくつかの作品に出演し始めます。そのうちの一つが2001年公開のTokyo G.P.。
2008年にはデンマークに戻り、母国で本格的に活動を開始。その主な理由はデンマークの才能あふれる監督と一緒に仕事がしたかったことや母国語であるデンマーク語で演技をしたいという気持ちがあったからです。
デンマーク俳優協会のもとで演技を学ぶうちにデヴィッド・サクライのもとにチャンスがやってきます。戦争映画「Eastern Army」で主要キャラクターを演じたことで、次々とオファーが届くようになり、2015年にはロマンティックコメディー「Liza, the Fox-Fairy」でヒロインの恋人役で出演を果たします。
さらに2017年にはネットフリックスのマーベルシリーズ、「アイアン・フィスト」でハリウッドデビュー。
2018年には「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使い」でゲラート・グリンデルバルドの手下、クラル役に抜擢され、メジャーデビューとなりました。
ちなみにデヴィッド・サクライはプライベートでムエタイや詠春拳(えいしゅんけん)といった格闘技をやっていてアクションシーンもこなせるので今後、何かとアクション映画でもアジア系の役で彼の姿を見る機会が増えるはずです。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの魔法でのデヴィッド・サクライ
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— David Sakurai (@DavidSakurai) 2018年7月22日
デヴィッド・サクライは「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの魔法」において悪役ゲラート・グリンデルバルドの右腕クラルとして、クリーデンス・ベアボーン探しを命じられます。
魔法界においてアルバス・ダンブルドアを倒せるのは、クリーデンス・ベアボーンしかいないとゲラート・グリンデルバルドは考えているからです。
打倒アルバス・ダンブルドアのことを聞いてデヴィッド・サクライ扮するクラルは狼狽します。そしてそれを感じ取ったゲラート・グリンデルバルドはもしそのときお前はどっちの味方に付くんだと迫ります。
クラルもまたクリーデンス・ベアボーンのように善と悪のはざまで揺れるキャラクターで、クライマックスシーンでは、ゲラート・グリンデルバルドに忠誠を誓おうとしますが、あえなく炎に包まれて命を落としてしまいます。
彼には覚悟が足りなかったのです。あるいは、善の心が残っていたのかもしれません。
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