マーベル映画の出演を断った有名俳優5人とその理由

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人気俳優たちが演じる、マーベル映画のスーパーヒーローは、いまではすっかりそれぞれのキャラクターとイメージが確立しています。

しかしながらヒーロー映画の製作にあたって、お馴染みのヒーローを全く別の俳優たちが演じる可能性があったのです。そこでここではマーベル映画の主要キャラクターの役を断った俳優たちを紹介します。

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1、 トム・クルーズ

アイアンマンといえば、今でこそロバート・ダウニージュニアしか想像できないほどイメージが定着していますが、実はあの役はトム・クルーズにオファーが届いていたのです。

トム・クルーズはもともとレインマンやトップガンなどのヒューマンドラマで人気に火がついた俳優ですが、ミッションインポッシブルシリーズなどでアクション俳優としても実力を証明しています。そんな彼にマーベルのアクションヒーローの仕事が舞い込んで来ても決しておかしくはないでしょう。

アイアンマンの最初の実写映画が公開されたのは2008年ですが、企画はその何年前から進行していました。

しかしながら当時すでにスーパースターだったトム・クルーズに対し、マーベルスタジオはまだまだ発展途上の会社でした。

今でこそ大ヒット映画を量産する映画制作会社にまで成長しましたが、マーベル映画を軌道に乗せるまでにはそれなりの苦労があったのです。

そんな中でトム・クルーズにオファーをしても、マーベルスタジオは彼が望む高額なギャラをとても払えなかった、というのが実現しなかった理由だと言われています。

そしてトム・クルーズをはじめ様々な俳優たちの名前が挙がった中、白羽の矢があたったのがロバート・ダウニージュニアだったのです。

2、ジョセフ・ゴードン・レヴィット

ジョセフ・ゴードン・レヴィットもまたマーベルの重要な役に決まりかけた一人です。その役とは、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーシリーズのスターロードこと、ピーター・クィル。

しかしながらコンスタントに映画に出続けている彼には映画、シンシティー・復讐の女神のジョニー役の話も来ていました。そして結局、スターロードよりもジョニー役のほうを選び、実現しなかったのです。

ちなみにスターロードの役をゲットしたクリス・プラットも実は一度この役を断っています。というのも彼は同じSF映画であるスタートレックとアバターのオーディションで失敗した、にがい経験があったためにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの話にも乗り気ではなかったのです。

しかしキャスティングディレクターの強い推薦もあり、考えを改め、この役を引き受けることにしたのです。

3, メル・ギブソン

今では俳優だけでなく、監督としてもその名を知らない者がいない大スターといえば、メル・ギブソン。彼もまたマーベルファミリーの一員になるところでした。

その役とはマイティー・ソーに登場するソーの父親であり、厳格な神の王・オーディン。

しかしながらメル・ギブソンは、物議をかもす発言でも知られる俳優です。熱心なカトリック教徒でもあり、過去には反ユダヤ差別発言で注目を浴びたことも一度や二度ではありません。

一方でオーディンは厳格な神の王であり、正義の象徴でもあり、曲がったことを嫌うキャラクターです。

そんなことからキャラクターと自分が合わなかったこと、また、ヒーロー映画に不向きだったことなどが辞退の理由であると囁かれています。結局、オーディン役はアンソニー・ホプキンスが勝ち取っています。

4、ホアキン・フェニックス

ハリウッド一の個性派俳優といえば、ホアキン・フェニックス。彼もあともう少しのところでマーベルの一員になるところでした。その役とはドクター・ストレンジです。

しかしながら次から次へと出演オファーが舞い込むホアキン・フェニックスは、作品選びに対してとても慎重な俳優としても知られています。

また、どちらかというとヒーローよりも、ダークで癖のあるキャラクターを好むのもホアキン・フェニックスの特徴です。

そのことから彼は正義の味方である天才医師の役を断ったのでした。ちなみにホアキン・フェニックスはDCコミックの実写映画「ジョーカー」では主役を演じています。確かにドクター・ストレンジよりはジョーカーのほうがずっとダークで、彼のイメージにはぴったりですね。

結局、ドクター・ストレンジ役はベネディクト・カンバーバッチがゲットしています。

5、ダグレイ・スコット

ディープインパクトやミッションインポッシブル、ツーで知られるイギリス人俳優のダグレイ・スコットはXメンシリーズのウルヴァリンの役を担当するところでした。

ほとんど決まりかけていたものの、最終的に彼は、同時期にオファーの来たミッションインポッシブル、ツーのほうを優先し、Xメンから離脱したのです。

というのも今でこそXメンシリーズは大ヒット作となっていますが、Xメンが2000年に公開されるまでマーベルスタジオはヒット作になかなか恵まれなかった、という背景があるのです。

当時すでに売れていたミッション・インポッシブルの続編をダグレイス・コットが選んだのも無理はないのです。

しかしながらご存知の通り、Xメンはヒュー・ジャックマンの主演により、大ヒットブランドとなりました。もしダグレイス・コットが引き受けていたら、全く違ったものになっていたでしょう。

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