スターウォーズシリーズの続三部作ではスノークの正体が大きな謎となっていました。しかしエピソード9でその正体が明らかになったことで彼の背景が浮かんできました。
そこでこの記事では、パルパティーンがスノークを通じて企んでいた計画をスノークのバックストーリーと共に解説していきます。
ファーストオーダーの設立とスノークの誕生
エンドアの戦いで敗れたパルパティーンが未知領域にある惑星エクセゴルで新たな帝国を築こうとしたのはエピソード9の物語の中で語られていた通りです。
その際にスノークというキャラクターを作り上げ、彼をリーダーに置き、帝国軍の残党を中心としたメンバーを集めた軍事組織、ファーストオーダーを設立しました。
エピソード7フォースの覚醒でファーストオーダーが真っ先に命を狙っていたのがルーク・スカイウォーカーだったのも黒幕がパルパティーンで会ったことを考えれば辻褄が合いますね。
パルパティーンは自分の誘惑にも決して動じずに、ダークサイドに最後まで引き込めなかったルーク・スカイウォーカーをひどく恐れていたのでしょう。
そんなファーストオーダーはカイロレン、ハックス将軍、キャプテンファズマなど若い世代の人材が司令官の座についているのが特徴です。
彼らはいずれもシスの教えやフォースのダークサイドに魅了されてファーストオーダーを支持するようになったのはいうまでもないですが、彼らのような若い世代の中に実際に帝国軍の時代を経験した者は一人もいません。
それもあってダークサイドのフォースを操ることができ、知識の豊富なスノークが最高指導者になることについて誰も疑問を抱かなかったのです。
それもそのはずそもそもスノークはパルパティーンの操り人形であり、彼の声の主はパルパティーン本人であったことからも、スノーク以上にダークサイドのフォースについて知る者などいるはずがなかったからです。
スノークはファーストオーダーにおいては誰もが認める最高指導者だったといってもいいのではないでしょうか。
また、スノークの本当の正体を知る者は少なくともファーストオーダーの内部には一人もいなかったことが分かります。彼は味方にとってもただただ恐ろしく、そして謎の存在だったのです。
エピソード7フォースの覚醒でスノークが登場したときホログラムとして登場しましたが、スノークは仲間にすら自分の姿をほとんど見せていませんでした。
彼がストーリーの中で初めて姿を見せたのはレイとカイロレンの二人を対面したときだけです。そしてそれすらも実はパルパティーンの計画だったのです。
スノークの死
エピソード8最後のジェダイでカイロレンは、度々とレイとフォースを使って交信をしていました。あのときから二人の間に妙な絆ができていましたね。
そしていざスノークの前に立ったとき、カイロレンは、スノークに殺されそうになっていたレイを守るためにスノークを裏切り、彼を殺しました。
一見、カイロレンはレイを助けるため、あるいは自らファーストオーダーの最高指導者の座を手に入れるためにスノークを裏切ったふうに考えられますが、実はスノークを裏切るようにカイロレンを仕向けたのはパルパティーンだったのです。
なぜならスノークをカイロレンが殺すかどうかで、パルパティーンはカイロレンのシスの後継者としての資質を見極めようとしていたからです。いわばあれがカイロレンに与えられた最後の試練だったのです。
一人前のシスになるにはただ戦いに長けているだけでは足りません。ずる賢さを兼ね備えているかも重要な資質になるのです。
また、カイロレンとレイが力を合わせてスノークと戦ったとき、二人の絆は益々深まっていきました。そしてそれは二人をシスの道へと導こうとしているパルパティーンにとってはなおさら好都合だったのです。そう、スノークは最初からパルパティーンにとっては餌でしかなかったのです。
以上、パルパティーンがスノークを作った理由についてでした。
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