今、Huluで配信中のドラマシリーズ、The Headが注目を集めているのをご存じでしょうか。
実はこの作品、日本のHuluの総合ランキング、海外ドラマランキングで共に1位に輝いているだけでなく、世界30カ国で同時公開されるなど、世界中の人々に視聴されているのです。
そこでこの記事では The Headをまだ見ていない人のために本シリーズのあらすじと見所を紹介します。
The head のあらすじ
舞台は南極。そこは1年のうち179日も陽が登らない闇に包まれた地域です。「南極科学研究基地ポラリス6」はそんな場所にありました。
そこではある重要な研究のために世界中から科学者や研究員が集まってきていました。しかし基地がにぎわうのは夏の間だけ。日が沈む冬の時期には選ばれた10名の越冬隊のメンバーだけがそこに残ることを許可されています。
越冬隊のメンバーは
- 隊長のエリック
- 世界屈指の生物学者アーサー
- アーサーに憧れる新人研究員アキ
- アキと仲良しの医師マギー
- 遺伝学者のアニカ
- 通信担当のマイルズ
- 看護師のエバ
- コンピューター担当のヘザー
- 調理師のラモン
- メインテナンス担当のニルス
の10人です。
10人は外部との接触を禁じられ、半年間基地の中だけで過ごす予定でした。ところが半年後、基地からの連絡は途絶え、10人の安否が確認できなくなります。
基地に向かったのは夏季隊長であり、アニカの夫のヨハンたちです。ヨハンたちは基地の中で血痕を見つけ、至ところでメンバーの遺体を発見します。
遺体となって発見されたのは7名。生存が確認されたのは医師のマギーだけでした。 アニカを含むもう一人は行方不明のままで、唯一の生存者マギーに事情を聴くしかありません。
マギーによると、ある晩、基地の通信システムが故障しているのをメンバーが見つけました。それはただの故障ではなく、明らかに何者かによって意図的に破壊されたものでした。通信システムが壊れたことで当然外部との連絡が一切取れなくなってしまいました。
唯一システムを修理できるのは通信担当のマイルズだけです。 しかし肝心のマイルズの姿が見つかりません。
メンバーたちは不信に思って基地の外に出て、手分けしてマイルズを探しました。すると、そこには首が切断されたマイルズの遺体があったのです。どうやらマイルズは鈍器で頭を殴られ、その後のこぎりのようなもので首を切断されたようでした。
犯人は外部の人間の可能性もありますが、基地の周囲になにもないことを考えると、9名のうちの誰かが犯人であると考えるのが自然でした。一体誰がなんのためにそんな残忍なことをしたのか。
この事件を機に越冬隊のメンバーたちはお互いを疑うようになります。そして外部との連絡が遮断されたまま、救助を呼ぶこともできない基地の中で、次々と何者かによる殺人事件が起こる、というのが同シリーズのあらすじです。
The Headの見所
本シリーズが日本で話題を呼んでいる一番の理由は海外キャストの中に一人だけ、日本からNEWSの元メンバーやました ともひさが出演していることでしょう。
やましたともひさはほぼ全編英語のセリフに挑戦しており、国際色豊かなメンバーの中で、冷静で、賢い新人研究員という役柄をこなしています。
やましたともひさ扮するアキは、生存者のマギーと恋仲のような関係にあり、そのマギーが物語の行方を左右する重要な人物になっています。
また、それぞれのメンバーにはほかの人には語っていない隠された過去があり、そこが基地の中で起こる事件とも関係してきます。好き好んで南極まで仕事で来る人たちはもれなく変わり者で、それぞれがそれぞれの事情を抱えているのでした。
そんなメンバーの中で一体誰が殺人を犯したのか。そしてその動機は一体なんなのか、というのを突き止めていくのが同シリーズの最大の見所です。
Huluの総合ランキング1位になるだけあって、実際完成度は高く、お金もそれなりにかけています。アメリカの超大作と比べると、さすがにスケールは劣りますが、それでも十分に楽しめるのではないでしょうか。
なにより全6エピソードで完結するので、何シーズンも続く長編ドラマシリーズとは違って、多くの時間を奪われることもなく、気軽に見れるのでいいです。
以上、ドラマTHE HEADのあらすじと見所についてでした。