【ドラマ】ボバ・フェットのあらすじとネタバレ総まとめ

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スターウォーズのスピンオフドラマシリーズ、ボバ・フェット/The book of boba Fettの配信がディズニープラスにてスタートしました。そこでこの記事ではエピソード1のあらすじとトリビアを紹介しています。

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ボバ・フェット・エピソード1のあらすじ

ジャバの宮殿を乗っ取ったボバ・フェットはバクタ・タンクの中で治療をしていました。そのとき昔の記憶がよみがえってきました。自分が生まれ、育った惑星カミーノのこと。父親であるジャンゴフェットの死。そしてかつてサルラックに丸呑みにされてしまった時の記憶です。

サルラックの胃の中にいたボバ・フェットはそこにいたストームトルーパーの酸素ボンベからなんとか呼吸し、火を放って命からがら脱出しました。しかし力尽きたボバ・フェットは砂漠の真ん中で気を失います。そこに現れたのはガラクタやジャンクを集めて生活するジャワたちです。

ジャワはボバ・フェットのヘルメットとアーマーを盗み、ボバ・フェットをその場に置き去りにしていきました。続いて、みぐるみをはがされたボバ・フェットの前に現れたのは砂漠の種族タスケン・レイダーたちです。

タスケン・レイダーはボバ・フェットを奴隷として扱い、自分たちのアジトへと連れていきました。

バクタ・タンクで眠っていたボバ・フェットをフェネック・シャンドが起こしに来ました。二人は多くの訪問者と面会しなければなりませんでした。訪問者は新しいボスとなったボバ・フェットに貢物を渡したりして良好な関係を築こうとします。しかし中には上から目線で金を請求する挑戦的な者までいました。

ボバ・フェットとフェネック・シャンドはカンティーナに集金しに行くと、その帰りに見知らぬ男たちに囲まれ、争いになる、というのが同エピソードのあらすじです。

ボバ・フェット・エピソード1のトリビア

ボバ・フェットを主人公とした同シリーズは、サルラックに飲み込まれて死んだかと思われていたボバ・フェットがどのようにして危機を脱出したのか、ということを回想シーンで伝えるところからスタートし、マンダロリアンシーズン2の伏線を回収する形で話が進んでいくのがエピソード1の特徴になっていました。

サルラックから脱出する場面はコミックTales from Jabba’s Palaceで描かれていたシーンがモデルになっていて、実写の世界では初めてボバ・フェットの生存した経緯を見ることができました。

サルラックから脱出したボバ・フェットは気絶し、ジャワにみぐるみをはがされますが、あのときの盗られたアーマーをマンダロリアンシーズン2に登場したコブ・バンスがジャワと交換したのが理由でコブ・バンスがボバ・フェットのアーマーを付けていたのです。

その後、ボバ・フェットはタスケン・レイダーたちに拉致され、連れて行かれてしまいますが、結局最後にクリチャーを退治したことで彼らの信頼を得ることに成功します。マンダロリアンシーズン2でボバ・フェットがタスケン・レイダーの武器を持っていたのはこのときに仲間となったタスケン・レイダーから武器を授かったことが想像できますね。

ボバ・フェットとフェネック・シャンドはジャバの宮殿で訪問者を迎えますが、そのとき訪問者たちを紹介していたのは、8D8と呼ばれるかつてジャバにつかえていたドロイドで、スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還にも出てきます。

このことからもボバ・フェットはジャバの手下たちを処刑せずにそのまま自分の子分として採用しているのが分かるかと思います。それはジャバやビブ・フォーチュナの下部だったガモーリアンも同じでしたね。ガモーリアンもマンダロリアンシーズン2で賭博場のシーンで登場しており、彼らのような脇役に活躍の場を与えているのもスピンオフシリーズの特徴です。

その後、ボバ・フェットとフェネック・シャンドはジャバの宮殿からモス・エスパの街へと歩いて向かいます。ちなみにあのモス・エスパは、アナキン・スカイウォーカーが育ったところです。彼らはそこにあるカンティーナを訪れますが、スターウォーズにおいてカンティーナに行くと必ず喧嘩が起こるというのがお約束ですが、今回はカンティーナの中ではなく、外でボバ・フェットとフェネック・シャンドが襲われていましたね。

敵の男たちは赤いシールドを持って戦っていましたが、あれはスター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナスに出てきた赤いシールドと似ていましたね。ボバ・フェットとフェネック・シャンドは男たちと戦い、危機一髪に陥りますが、ガモーリアンに助けられ、なんとか窮地を脱出します。

アニメシリーズのバッドバッチではフェネック・シャンドはもっと素早く、圧倒的に強いキャラのように描かれていましたが、ここでは案外普通のキャラになっていましたね。

最後は、怪我を負ったボバ・フェットが再びバクタ・タンクの中に入ることで昔の記憶が戻って来ては回想シーンに入ります。つまり同エピソードは回想シーンで始まり、回想シーンで終わるという構成になっているのです。

回想シーンでボバ・フェットはタスケン・レイダーに砂漠のど真ん中に連れていかれますが、そのとき何者かが住人の家を襲撃しているところに出くわします。彼らは家の壁にあるシンボルを描いてマーキングをしてから家を去っていました。

あのシーンはどこかルークスカイウォーカーの叔父さんが襲撃された場面や、アナキン・スカイウォーカーの母親のシミが襲われた場面を彷彿としますね。

ボバ・フェットとフェネック・シャンドはこれからあちこちを回り、ジャバが築いてきた犯罪シンジケートを自分たちのやり方で牛耳っていく計画のようですが、あの謎のシンボルの組織とも絡んでいくことになるでしょう。また、ゆく先々でどんなキャラと遭遇していくか今から楽しみですね。

ボバ・フェット・エピソード2のあらすじ

ボバ・フェットとフェネック・シャンドは自分たちを殺そうとした殺し屋の一人を捕虜にし、誰の命令を受けたのか白状させようとしました。しかし捕虜の男は脅しに乗らず、なかなか口を割ろうとしません。

そこでボバ・フェットはランコアの檻に捕虜の男を閉じ込め、ランコアに食べさせようとしました。これにはさすがの男も恐れをなして、市長に雇われたことを白状します。

さっそく市長を訪問したボバ・フェットとフェネック・シャンドは、市長から殺し屋の男はナイト・ウィンドのメンバーであることを聞かされます。そしてあろうことかその場で殺し屋の男を処刑したのでした。

市長はナイト・ウィンドのメンバーを連れてきたことに対して報酬を与えるといって、ボバ・フェットにお金を払いました。市長はボバ・フェットに、本当は誰が殺し屋を送ったのかよく考えたほうがいい、とアドバイスします。そしてガーザ・フウィップが経営するカンティーナに行くがいいと言うのでした。

市長の言う通りにカンティーナに向かったボバ・フェットとフェネック・シャンドはそこで意外な人物と遭遇するのでした。

ボバ・フェット・エピソード2のトリビア

エピソード2はエピソード1と比べると、様々な展開がありましたね。まず、殺し屋の男が落とされたのはランコアの檻で、ランコアは旧スターウォーズシリーズではもちろん、最近ではバッドバッチにも登場したクリチャーです。バッドバッチではムーチーという名前のランコアが登場し、ビブ・フォーチュナに連れて行かれていたので、ここで登場していてもおかしくなかったですね。

ちなみにジャバ・ザ・ハットが飼っていたランコアはスター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還でルークに殺されているのであの檻には誰もいなかったのでしょう。しかしよく見るとボバ・フェットが座っている王座にランコアの顔型が埋められていますね。

市長のモク・シャイズは予告動画でボバ・フェットと話していた相手だったことが判明しました。ボバ・フェットが、俺はバウンティハンターじゃないと言うのに対し、「私はそう聞いたけど」と答えたのが市長だったのです。

あの声はほかのマンダロリアンの声かとも思いましたが、違いましたね。ちなみに市長を演じるのは同シリーズで監督を務めるロバート・ロドリゲスです。

最初こそ殺し屋の雇い主は市長だと思われていましたが、実はあれは男がついた嘘でした。あの男は市長ではなく、その後にガーサ・フウィップが経営するカンティーナ、サンクチュアリの外で遭遇する人物が送ったのでした。

ちなみにガーサ・フウィップは、映画フラッシュダンスのヒロインを演じた、あのジェニファー・ビールスです。当時から彼女を知る人にとってはかなり懐かしい女優じゃないでしょうか。

さて、殺し屋を送ったその人物の正体、それはジャバ・ザ・ハットの従弟にあたる双子でした。ジャバ・ザ・ハットには実は双子のほかにも別の従弟をはじめ、叔父や祖父母など多くの家族がコミックなどに登場しています。

双子が従えていたのはチューバッカと同じウーキー族の男。見るからに強そうな彼の名前は、ブラック・クルルサンタン。スターウォーズのコミック、ダースベイダーシリーズに登場するキャラでジャバ・ザ・ハットのお抱えの賞金稼ぎであり、ダースベイダーのために働いたこともあります。そんなキャラが実写では初登場となりました。

ボバ・フェットは双子に対し、ジャバ・ザ・ハットを殺したのは自分だと言っていましたが、ジャバ・ザ・ハットを殺したのはレイア姫なので、あれは彼なりの双子を脅すためのはったりだったのでしょう。それが通じたのか結局双子たちは、血を流すのはビジネスのためにならないといって去っていきましたね。

そしてそこからはまたバクタ・タンクの中に入って回想シーンに変わりました。前回同様、バクタ・タンクは同シリーズにおいては回想シーンへとスイッチするための機械として機能しているのが分かります。これからも回想シーンに行くときには必ずボバ・フェットがバクタ・タンクの中にいるときになりそうですね。

回想シーンではいかにしてボバ・フェットがタスケン・レイダーたちから信頼を勝ち取ったのかを詳しく描いていました。

ボバ・フェットを含むタスケン・レイダーたちはある日、砂漠で、ロングスピーダーと呼ばれる電車に襲撃されます。それになんとか反撃しようとしたボバ・フェットが向かったのは砂漠にある酒場でした。

そこには前回、登場したモイスチャーファームを襲っていたギャングたちがいました。ボバ・フェットは彼らを倒し、彼の使っていたスピーダーを奪い、ロングスピーダーを襲撃しようと考えたのです。ちなみにあのスピーダーにも謎のシンボルが刻まれていましたね。

ギャングたちの顔を見ると、ニクトと呼ばれる爬虫類系の種族であることが分かりますが、ジャバ・ザ・ハットの従弟の双子を運んでいた下部の中にもニクトたちがいましたね。もしかするとあのシンボルもジャバ・ザ・ハットとの関連組織の可能性がありますね。そしてその組織のリーダーが予告動画で登場した謎の女性キャラクターということもなきにしもあらずです。

あの女性キャラクターは、ゲームなどに登場したダーク・ジェダイのアーデン・リンではないかともいわれており、正体が明らかになるのが今から楽しみですね。

さてロングスピーダーを襲い、見事敵の所持品を奪ったボバ・フェットたちはスパイスを強奪して今後、砂漠を通るたびに通行料を払うことを約束させ、捕虜たちを解放しました。捕虜になったキャラはパイクと呼ばれる種族でしたね。

ちなみにパイクのメンバーによる犯罪組織パイク・シンジケートは、クローンウォーズをはじめ、ハンソロ・スターウォーズストーリーにも登場しています。

これだけ多くの犯罪シンジケートが登場しているのを見ると、クリムゾン・ドーンに所属していたハンソロの元恋人のキーラも出てきてもおかしくないですね。

ボバ・フェットのリーダーシップが認められ、タスケン・レイダーのリーダーから武器を与えられたところで物語は幕を閉じますが、回想シーンは今後あそこからマンダロリアンシーズン2の冒頭にまでつながっていきそうな予感がします。

一方で現在のシーンは今後もタトゥイーンのシンジケートたちとの縄張り争いにフォーカスされるでしょう。ただ、シリーズはあと5つのエピソードしか残っていないので、おそらく同シーズンはあくまでもイントロダクション的なストーリーで終わっていきそうですね。そしてシーズン2に続いていくという構想なんじゃないかと僕は思っています。

エピソード3のあらすじ

ある日、ボバ・フェットのもとに水の商人がやってきました。彼によると、最近モス・エスパの町ではバイクに乗った若者たちが暗躍し、水を盗んだり、好き放題やっていて傍若無人(ぼうじゃくぶじん)に振る舞う彼らに手を焼いているという相談でした。

さっそく町の様子を見に行くと、ボバ・フェットはすぐに若者たちと出くわしました。彼らは半分ドロイド、半分人間の体をしたサイボーグでした。彼らはボバ・フェットを前にしても決して恐れず、反抗的な態度を取りました。そんな彼らから具体的な話を聞くと、水の商人が法外な値段を取っているのに嫌気を差して盗んだというのです。

ボバ・フェットは若者たちの度胸を買って、彼らを自分のもとで働かせることにしました。そして水の商人に少しの水代を与え、この件をチャラにするように言いました。もとはといえば商人が水を必要としている住人たちからぼったくっていたからです。

ボバ・フェットはある晩、バクタ・タンクの中にいました。彼は再び少年時代のこと、かつてタスケン・レイダーたちと共に過ごした砂漠のことを思い出していました。すると、突然ウーキー族の戦士ブラック・クルルサンタンに起こされ、命を狙われるのでした。

エピソード3のトリビア

エピソード3は、ジャバの宮殿の前をクモの形をしたクリチャーが通るところからスタートします。予告動画にも登場していましたが、あのクリチャーはボマー・オーダーと呼ばれる修行僧たちのクモ形のドロイドで、ドロイドが運んでいる容器の中に入っているのはボマー・オーダーの脳みそです。

というのもボマー・オーダーは外科手術によって脳を肉体から切り離すことに成功していて、テレパシーを使って修行僧同士コミュニケーションを取ることができるからです。

ちなみにボマー・オーダーのドロイドはスター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還にも登場しており、あのときもボバの宮殿が舞台でした。それはジャバの宮殿がかつてはボマー・オーダーの修道院だったことに関係しています。

続いてドロイドの8D8がボバ・フェットにモス・エスパの町の闇組織のパワーバランスを説明します。彼によると、ジャバ・ザ・ハットが死んだ後、モス・エスパは3つに分断され、トランドーシャン、アクアリッシュ、クラトーニアンがそれぞれの縄張りを持ったそうです。

さらに市長のモク・シャイズやハッツファミリーが裏で糸を引いている可能性があり、そんな中、新しいボスとなったボバ・フェットの力が試されるときであることが分かります。

その後、ボバ・フェットはバイクを乗りまわす、若者のギャングたちと出会い、仲間にスカウトすることで後にブラック・クルルサンタンに襲われたときに命拾いしました。

いまだあの若者たちの正体は不明で、女性リーダーはサイボーグであることからゲームのキャラであるアーデン・リンではないかと言われていますが、見た感じダークジェダイとはまた違うので、全く別の人物である可能性もありそうです。

いずれにしてもあの若者たちだけ砂漠のタトゥイーンにおいて場違いなほどカラフルであまりスターウォーズの世界ともマッチしていない違和感がありましたね。

同エピソードの回想シーンは、ボバ・フェットが砂漠でパイク・シンジケートにみかじめ料をもらいに行くところからスタートします。

そのときにボバ・フェットが訪れた町は、マンダロリアンで登場した町と同じでしたね。そこにはクローントルーパーのマスクが串刺しになっていましたが、あれもディン・ジャリンが通り過ぎた場所と同じです。

そしてよく見ると、ボバ・フェットとすれ違うようにして向こう側の道を歩いていたのは、マンダロリアンシーズン2で登場した整備士ペリ・モットーと彼女の仲間のドロイドたちでしたね。

パイク・シンジケートにボバ・フェットがみかじめ料を請求するとパイク・シンジケートのリーダーはニクトたちのギャンググループにすでに払っているから、二つの組織には払えないといって断ってきました。

それはすなわちボバ・フェットが属するタスケン・レイダーのグループとニクトのギャングで決着をつけて、どちらがボスなのかはっきりさせて欲しいという要請なのか、あるいはすでにパイク・シンジケートはこの時点でニクトと手を組んでいた可能性もありそうです。

ボバ・フェットがタスケン・レイダーたちのキャンプ地に戻ると、ニクトの勢力によって仲間がみんな殺されていましたね。長らく行動を共にしていた仲間を失いボバ・フェットは悲しみに暮れましたが、仲間たちを火葬するシーンはスター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還でルークがアナキンの遺体を燃やすシーンやスター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナスでクワイ=ガン・ジンの火葬シーンをほうふつとさせました。

あのシーンは、ボバ・フェットとパイク・シンジケート、そしてニクトのギャングたちとの間に昔から因縁があったことを見せるシーンだったと考えられそうです。

それが現在とリンクし、現在に至ってもパイク・シンジケートと市長が裏でつながっており、ボバ・フェットを失脚させようとしているのも、あの頃からの出来事と関係しているのでしょう。

ブラック・クルルサンタンを捕虜にしたボバ・フェットのもとに再びジャバ・ザ・ハットの従弟の双子が現れ、謝罪代わりにランコアをボバ・フェットにプレゼントします。あのランコアは果たしてバッドバッチに登場したムーチーなのか気になるところですが、いずれにしてもこれからあのランコアがボバ・フェットのペットとなり、今後もあの檻には誰かが突き落とされることになりそうですね。

また、双子の情報によると、市長がすでにほかのシンジケートにテリトリーの権限を与えることを約束しており、ボバ・フェットを引きずり降ろそうと企んでいるとのことでした。

しかしエピソード2では市長がボバ・フェットを倒す動機がないとして、殺し屋を雇ったことを否定するシーンがありましたね。そのときは双子が黒幕として登場していました。つまり前回の出来事を再び否定するようなストーリー展開になっていて、誰が本当のことを言っているのか分からなくなってきましたね。

登場人物が犯罪者ばかりなので嘘をつくのは当然でしょうが、ストーリーの軸となる出来事まで嘘か本当か確かじゃないというのはちょっとストーリー的にどうかなと思いました。

市長がテリトリーの権限を与えた組織は果たしてパイク・シンジケートなんでしょうか。あの映し方からすると、最後にパイク・シンジケートが登場したことで、パイクと市長のつながりを暗示する終わり方になっていましたが、もしかすると意図的に視聴者をミスリードしているのかもしれません。

実は背後にいるのはパイクではなくクリムゾン・ドーンかもしれないし、そこからハンソロのストーリーにリンクしていく可能性もなきにしもあらずです。

マンダロリアンシーズン2のラストでボバ・フェットシリーズの製作が発表されたようにもしかすると、ボバ・フェットシリーズのラストでハンソロシリーズの製作がサプライズで公表されるなんていうことはないでしょうか。

残すところ4エピソードしかないので、このままシンジケートやヴィランの構図がますます複雑化していくのはできれば避けたいところです。そういう意味ではいろいろと不安を残すようなエピソードだったなあと思いました。

エピソード4のあらすじ

ボバフェットはバクタタンクの中で再び昔を思い出していました。砂漠で仲間を失った彼は単独行動を強いられていました。そんなとき、砂漠で倒れていた一人の女性を発見します。その女性とはフェネックシャンド。ボバフェットは瀕死(ひんし)の状態にあった彼女をモス・アイズリーにあるモッド・パーラーと呼ばれる、人間をサイボーグ化させる整備士がいるところに連れて行きます。そして致命傷を負ったフェネックシャンドの肉体を改造し、なんとか命を救ったのでした。

息を吹き返したフェネックシャンドにボバフェットは、自分の戦闘機であるスレイブワンことファイアスプレイ・ガンシップをボバの宮殿から奪い返したいから手伝って欲しいと頼みます。

こうして二人は荒くれものたちが厳重な警備を敷く、ジャバの宮殿にたった二人で乗り込んでいくのでした。

エピソード4のトリビア

同エピソードはこれまでのスターウォーズユニバースの様々なストーリーの点と点を結ぶ話になっていました。冒頭のボバフェットがフェネックシャンドを砂漠で救出する下りは、マンダロリアン・シーズン1のエピソード5のワンシーンとつながる場面になっていました。あのシーンで登場する謎の人物は以前からボバフェットじゃないかと噂されていましたが、ここでやっと確認されましたね。

ジャバの宮殿に乗り込んだ二人は様々な人種のエイリアンやドロイドと戦うことになりますが、そのうちの一人に6本の腕を持つ料理ドロイドがいました。あのドロイドはどこかグリーヴァス将軍を彷彿とさせましたね。

スレイブワンを取り返したボバフェットはまずニクトのバイクギャングたちに復讐をしにいきます。このときからニクトとボバフェットの間には報復を繰り返しているのが分かりますね。

続いてボバフェットはかつて自分を飲み込んだクリチャー、サルラックのもとへと行きます。そして彼の胃の中に入って自分のアーマーがないか探しました。つまりボバフェットはこの時点ではアーマーをジャワたちに盗まれたことを知らない、ということになりますね。

あの時、極度の脱水症状と昏睡状態に見舞われていたボバフェットは現実で、なにが幻覚だったのか区別がつかなかったのでしょう。

ボバフェットはフェネックシャンドと共に行動するうちに彼女に対して強い親近感を抱きます。やがてボバフェットは自分の組織を作ることを決心し、フェネックシャンドを自分の右腕として仲間に入れることにしました。このときすでに彼は賞金稼ぎとしての生き方に疑問を覚えていたのです。

その後、ボバフェットはバクタタンクから目覚め、また現在のシーンに戻っていきました。ドロイドがボバフェットに傷が完全に回復したと伝えていたので、もしかすると過去を振りかえる回想シーンはこれが最後だったのかもしれません。

現在ではモス・エスパのカンティーナのシーンに移り、ブラック・クルルサンタンがトランドーシャンたちと喧嘩をするシーンがありました。そもそもブラック・クルルサンタンがトランドーシャンに怒りを抱いていたのは、両者の間にある歴史的な背景と関係しています。というのもかつてトランドーシャンはウーキー族を奴隷にしていたことがあり、いわば因縁の関係にあるのです。

ブラック・クルルサンタンは大暴れし、トランドーシャンの腕を切断するくだりがありましたが、あれはもちろんスターウォーズエピソード4新たなる希望で、オビワンケノービがルークスカイウォーカーに絡んだエイリアンの腕を切るシーンのオマージュです。

ボバフェットはかつて自分の敵だったブラック・クルルサンタンも仲間に誘っただけでなく、モス・エスパの別のシンジケートのリーダーたちを集め、パイクシンジケートと全面戦争を行うことを宣言します。

そしてラストシーンではマンダロリアンシリーズのテーマソングが流れて終わりました。あれはおそらくディン・ジャリンの登場を暗示しているものだと考えられそうです。それかすでに登場したボー・カタン・クライズなどほかのマンダロリアンの戦士たちも集めて、パイクシンジケートに立ち向かうという可能性もありそうですね。次のエピソードでは大きな展開が待っているんじゃないでしょうか。

エピソード5のあらすじ

ディン・ジャリンは肉の精製工場にいました。彼は雇い主からカバ・バイズを捕まえてくるように頼まれ、そこにやって来たのです。

しかしカバ・バイズは、ディン・ジャリンと対面しても白を切って人間違いなどと言いました。そしてカバ・バイズの手下がディン・ジャリンに襲い掛かり、彼らは格闘するはめになりました。

ディン・ジャリンはダークセーバーを抜き、次々と彼らを倒し、最後にカバ・バイズの身体を真っ二つに切り落とし、彼の頭を雇い主のもとへ持って帰りました。

ディン・ジャリンがこの仕事を受けたのはある情報のためでした。その情報とはマンダロリアンのアーマラーの居場所でした。雇い主から居場所を聞いたディン・ジャリンはさっそくアーマラーのところに向かい、傷の手当とグローグーのためにある物を作ってもらうのでした。

エピソード5のトリビア

同エピソードは、ディン・ジャリンが久々に登場しただけなく、マンダロアの歴史やダークセーバーの詳細を伝える興味深いエピソードになっていましたね。

ダークセーバーはただ戦いに勝利して奪えばいいのではなく、ちゃんとそれを持つにふさわしい人物であることや、そのためのマインドを持っていないといけないということでした。そうじゃないと重くてとても操れない、という設定はどこかマーベル映画のソーのハンマー、ムジョルニアと似ていますね。

ディン・ジャリンはアーマラーに頼んで、アソーカ・タノから授かったベスカーの槍をグローグーのために改造するように言いましたが、あれは一体何を作ったのでしょうか。最初はてっきりアーマーを作るのだと思いましたが、できあがったものはとても小さく風呂敷に収まるようなものでしたね。

ベスカーの槍は格好良かったので、正直あそこで壊してしまうのはもったいない気もしましたが、あれよりももっとカッコいい物ができたのでしょうか。あの中身はグローグーサイズのマスク、もしくはシールドなのでしょうか。

続いてディン・ジャリンはダークセーバーをめぐって同じマンダロリアンの戦士と決闘することになりました。相手はパズ・ヴィズラ。そう、マンダロリアンシーズン1のエピソード3でディン・ジャリンがグローグーを救出しようと危機一髪の状況に陥ったときに救ってくれたマンダロリアンの戦士です。

ディン・ジャリンは戦いの末、パズ・ヴィズラを倒し、ダークセーバーを守りましたが、彼らの掟ではすでにマスクを脱いだディン・ジャリンはマンダロリアンとはみなされないそうです。つまりアーマラーやパズ・ヴィズラからするとディン・ジャリンは邪道のようで、ボーカターン・クライズに対してもあまりよく思っていないようでしたね。

ただ、ボーカタンクライズがマンダロリアンシーズン2のエピソード3で言っていたようにマンダロリアンの中にもそれぞれいろいろな考えを持つ戦士がいるようです。

アマーラーのもとを去ったディン・ジャリンは旅客機に乗って惑星タトゥイーンに向かいます。あの旅客機は、エピソード3でパイクシンジケートのメンバーが惑星タトゥイーンに降り立ったシーンで乗っていた旅客機と同じものでしたね。

ディン・ジャリンが旅客機に乗り込むときにほかの武器と一緒にダークセーバーまで預けるシーンがありましたが、あのシーンに長く時間を費やしていたところを見ると、おそらく次に旅客機に乗るときにダークセーバーを何者かに盗まれてしまうのではないかなあ、という気がしました。ジェダイがライトセイバーを決して手放さなさいように彼もダークセーバーは簡単に手放すべきではないですよね。

惑星タトゥイーンでディン・ジャリンが向かった先は整備士のペリ・モットーのところです。ペリ・モットーはエピソード3でも登場していましたが、あれはここで登場するのを暗示していたんですね。ペリ・モットーがジャワの言葉を喋るだけでなく、以前ジャワと付き合ったことがあるというのもなかなか面白いこぼれ話でした。

そして彼女がディン・ジャリンのために用意した戦闘機は、少年時代のアナキン・スカイウォーカーが乗っていた飛行機を彷彿とさせましたが、スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナスで登場したスターファイターの機体を基にしていましたね。

テスト飛行をしたディン・ジャリンは、パトロール中のエックスウィングのパイロットに捕まってしまいます。そこで登場したのは、マンダロリアンシーズン2で登場したパイロットと同じでしたね。

続いてディン・ジャリンはフェネックシャンドと再会し、仕事を頼まれます。その仕事とはもちろんパイクシンジケートと戦うことです。しかしその前にグローグーと会いに行かないといけないといって、物語は幕を閉じました。

同エピソードはボバフェットシリーズとしてはかなり脱線した内容だったんじゃないでしょうか。その一方でマンダロリアンシーズンのファンにとってはディン・ジャリンが登場したことでかなり面白くなったのではないかと思います。

この分だとグローグーも次のエピソードか、もしくは最終エピソードぐらいに登場しそうな予感がしますね。

また、もしかすると、ボバフェットの因縁の相手であるメイス・ウィンドゥ、そしてバッドバッチの主人公であるオメガがサプライズ登場する可能性もなきにしもあらずです。同シリーズも残すところあと2つ。果たしてどんなフィナーレを迎えるのでしょうか。

ボバ・フェット・エピソード6のあらすじ

ある日、パイクシンジケートのメンバーはモスペルゴの領域でスパイスを運ぼうとしていました。そこに現れたのが保安官のコブ・ヴァンスです。

コブ・ヴァンスはパイクたちと格闘になり、彼らを射殺します。しかし一人だけ生かしておき、スパイスだけ置いていかせて、見逃すことにしました。

一方、ディンジャリンは銀河系のどこかの惑星にいました。そこではドロイドたちがせっせとジェダイの学校を建設しているところでした。彼はR2D2に出迎えられ、誰かいないのか尋ねます。しかしR2D2の電源が切れてしまい、ディンジャリンは森の中で誰かが来るのを待つことにするのでした。

そこではルーク・スカイウォーカーがグローグーと修行をしていました。グローグーはルークの初めての生徒でフォースの使い方を学んでいます。

しかしグローグーの心はどこか遠くの場所にあり、過去の出来事をいまだにトラウマとして引きずっているようでした。

ふと、ディンジャリンが寝ていたところに何者かがやってきます。以前、ディンジャリンが会ったことのあるアソーカ・タノです。アソーカ・タノはグローグーはすでにパダワンなのでディンジャリンとは会うことはできないと警告します。そしてディンジャリンが持って来たプレゼントを代わりにグローグーに渡すと言いました。

それを聞いたディンジャリンはグローグーのことを思って、グローグーに会わずにその場を去ってしまうのでした。

ボバ・フェット・エピソード6のトリビア

エピソード5もサプライズがありましたが、今回はそれをさらに超えるサプライズ尽くしのエピソードだったのではないでしょうか。

まず、冒頭で登場したのはマンダロリアンシーズン2のキャラクター、コブ・ヴァンスです。コブ・ヴァンスといえば、かつてジャワからもらったマンダロリアンのアーマーをみにまとっていた保安官で、クレイト・ドラゴンを退治する条件でディン・ジャリンにアーマーを手渡した経緯がありました。

そんな彼がモスペルゴの領域でスパイスの闇売買をしていたパイクシンジケートのメンバーたちを捕まえ、4人のうち3人を射殺しました。そしてスパイスだけを残し、一人の命を見逃したのです。

一方、ディンジャリンは緑に囲まれた惑星にいました。あの場所はエンドアのようにも思えるのですか、どうでしょうか。あそこでドロイドが建設していた建物は、スターウォーズエピソード8・最後のジェダイの回想シーンで出てくる建物と同じものでしたね。

つまりあの場所でルークが後にカイロレンとなるベンソロをはじめ、ほかのパダワンたちを育てることになるのでしょう。

あそこでルークとグローグーが登場するのは予想通りでしたが、R2D2やアソーカ・タノまでいるとは誰が想像したでしょうか。しかしストーリーラインを見ていくと、アソーカタノがディン・ジャリンを説得する場面があり、それが重要な局面を作っているのが分かるので、アソーカの登場は必然だったといえそうです。

ルークとグローグーのシーンはスター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲でルークがヨーダと修行をシーンのオマージュといってもよかったです。ルークが宙返りをする場面やヨーダを背負って走る場面などを同エピソードではグローグーと再現していました。

注目したいのはルークがグローグーを育てることにどこか躊躇しているようなそぶりを見せるところで、グローグーもまたずっと心にそこにあらずといった様子でした。グローグーが過去を思い出す回想シーンでは、オーダー66でクローントルーパーがジェダイたちを殺そうとしているシーンが映りました。あのときからグローグーはジェダイたちが命懸けて守ろうとするほどの存在だったんですね。

どのようにオーダー66を彼が生き延びたのかは謎ですが、もしかすると、何者かによって助けられ、安全な場所へと連れていかれたのかもしれませんね。

ラストシーンでは鎖帷子とライトセーバーのどちらかをルークがグローグーに選ばせるシーンがありましたが、僕の予想ではグローグーは鎖帷子を選ぶような気がします。そしてディンジャリンのもとへと行き、そこからマンダロリアンシーズン3の話が始まるのではないでしょうか。

さて、ディンジャリンは再び惑星タトゥイーンへと向かい、ボバフェットたちとのミーティングに参加します。そしてコブヴァンスを仲間に引き抜くために再び空を飛びました。

そのときジャワが載る乗り物が一瞬映りましたが、その乗り物の天井には、かつてディンジャリンが倒したクレイト・ドラゴンの骨がありましたね。

コブヴァンスは最初、パイクシンジケートと戦うことに乗り気ではありませんでしたが、町の若い者たちを集めてボバフェットに力を貸すことに決めます。

そしてそのとき登場したのがほかでもない賞金稼ぎのキャド・ベインです。キャドベインはコブヴァンスと決闘になり、コブヴァンスを倒しますが、銃弾が肩に命中したのを見ると、おそらくコブヴァンスは死んでいないでしょう。むしろこのことがきっかけでコブヴァンスはパイクシンジケートと戦うことをより決心するのではないでしょうか

そしていよいよ決戦の火ぶたが切って落とされる勢いですが、ボバフェットたちのグループとパイクシンジケートの戦いは一体どんな結末を迎えるのでしょうか。また、そのときどんなキャラクターが登場するのかも楽しみですね。もしかするとグローグーやルークまでその場に居合わせる可能性もあるでしょう。あるいは、パイクシンジケートの黒幕が登場することもありそうです。

エピソード7のあらすじ

ボバ・フェットたちはパイクシンジケートとの闘いに備えていました。しかしどう考えても数的不利な状況にあり、コブ・ヴァンスをはじめとするフリータウンの兵士たちの応援なしではとても対抗できそうにありませんでした。

そこでモス・エスパの町中に監視を置き、パイクシンジケートが動きだすのをいち早く察知し、奇襲攻撃をしかけるという作戦にでます。ところが中立を保っていたはずの地元の他のファミリーたちがパイクシンジケートに寝返り、ボバフェットの兵士たちは一斉攻撃を受けます。

ボバフェットたちはなんとか反撃に出ようとしますが、そのとき彼らの前に現れたのは固いシールドに包まれたサソリ形の大きな戦闘ドロイドでした。

エピソード7のトリビア

エピソード5と6と違って最終エピソードはほとんどサプライズのない、アクション中心のエピソードになっていましたね。

ボバフェットたちが数的不利になったときにフリータウンの援護隊が現れたり、サソリ形のドロイドに襲われたときに、ランコアが登場したりというのは予想通りだったんじゃないでしょうか。ちなみにあのサソリ型のドロイドは、スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナスに登場したドロイドが進化したバージョンでしたね。

ランコアが大暴れしてから、高い塔の上に上ったのはキングコングのオマージュといえそうですね。また、ボバフェットがランコアの上に乗ったのは、バッドバッチシリーズでオメガがムーチーに乗ったのを彷彿とさせます。

グローグーはやはり鎖帷子とライトセーバーのうち、鎖帷子を選択したようです。グローグーはR2D2の操縦でエックスウィングに乗って、あっさりディン・ジャリンのもとへと帰ってきましたが、ディンジャリンが危機一髪の状況に陥るとグローグーがフォースで助けるというのもこれまでのパターンと同じでした。

黒幕がいると思われていたパイクシンジケートは市長と手を組んでボバ・フェットを失脚させようというのが狙いのようでした。その裏でパイクたちはボバフェットの仲間だったタスケンレイダーをニクトの仕業に見せかけて殺すなど、なかなか汚いやり方をしていました。

キャド・ベインとボバ・フェットの対決は、クローンウォーズの削除シーンを彷彿とさせるものがありました。ちなみにボバフェットのヘルメットがへこんでいるのは、そのときの決闘シーンでヘルメットを撃たれたからだという説があります。

決闘シーンの結果は今回もやはりあのときと同じで最後はボバ・フェットがキャドベインを倒しました。

一方、フェネックシャンドはパイクシンジケートのボスのところに行き、市長とボスを処刑します。あのシーンはバットマンの処刑シーンのオマージュになっていましたね。

そしてモス・エスパの町に平和が訪れ、エンドロール中のおまけシーンではコブ・ヴァンスがバクタタンクの中に入っているところが映りました。彼のことを見守りながらナイフを取り出したのは、かつてフェネックシャンドが撃たれたときに彼女を改造した整備士の男です。つまりコブ・ヴァンスもまたサイボーグとなって蘇ることが分かりますね。

ボバ・フェットシリーズの感想

エピソード5と6はスターウォーズの世界を広げるような内容になっていて面白かったんですが、シリーズは全体的にはスローで展開に欠ける内容だったかなあと思いました。

特にボバフェットのキャラクターがヴィランからただのいい人になっていたのが残念で、残忍な賞金稼ぎのイメージが壊れ、正義の味方になってしまったのはどこか寂しかったです。

ディズニーはこれまでもマレフィセント、クルエラといったヴィランを主人公とした映画を撮ってきましたが、その度にキャラを大幅に変更したうえで美化するような傾向があり、今回のボバフェットも例外ではありませんでした。

同シリーズにはたくさんの新キャラが登場していますが、それぞれを上手く起用できたかというとそうでもなかったです。

特にカラフルなバイクに乗った若者たちはスターウォーズの世界とは最後までミスマッチでバイクのCG処理もどこか荒い感じがしました。はっきり言って不必要なキャラクターだったでしょう。

また、満を持して実写デビューを果たした銀河系一のキャドベインをわずか2エピソードだけで殺してしまうのはとてももったいない気がしました。キャドベイン自体には迫力があったし、恐ろしさも十分に出ていたので、この先も存在感のあるヴィランとして活用できそうもんでしたが、あまりにもあっけなく終わってしまいましたね。

ランコアもあれだけ強いキャラとして描かれていたのにも関わらず、ちいさな炎を見たら一目散に逃げてしまうというのは辻褄が合わない気がします。それもキャドベインの炎には逃げていくのに、ディンジャリンの炎には反応しないなど、一貫性がなかったです。

シールドで包まれていたサソリ形のドロイドにダークセーバーが効かないのはダークセーバーの価値を下げていましたね。もしかするとあのシールドにはライトセーバーすら効かないのでしょうか。その割にはディンジャリンがシールドの中に潜り込めたり、ランコアの攻撃はシールドに関係なく効いていたり、と謎な部分が多かったです。

また、この先のスターウォーズシリーズに多方面で話がつながっていくのかと思いきや、リンクするのはマンダロリアンシーズン3ぐらいでしたね。新シリーズの予告などもなにもなく幕が閉じたのには拍子抜けしました。

思ったほど話が広がっていかなかったので、この分だとボバ・フェットシリーズのシーズン2は製作されない可能性もありそうです。この先、ボバフェットが登場してもカメオ出演程度になるかもしれませんね。

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ディズニープラスボバ・フェット
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