すでに多くの人がスターウォーズ/フォースの覚醒を映画館で鑑賞したと思いますが、そのうちの大部分の人がおそらく気づいていないだろうトリビアと裏話をここに一挙公開します。これを知ればかなりのスターウォーズ通になること間違いなしです。
1、オープニングロールに隠された秘密
オープニングロールではお馴染みの文章による、あらすじの説明が行われます。ここまではいつも通りですね。しかしその直後、こんなシーンがあったのに気づいたでしょうか。
惑星に浮かぶ飛行船の陰。そう、それはファーストオーダーのファイナイライザーと呼ばれるスターデストロイヤー(飛行船)の一種です。
このようにいきなり不気味な戦艦の影が宇宙空間に浮かぶのですが、よく見ると、先がクロスの形をしているのが分かります。これはその後に登場してくるカイロ・レンのクロスガードのライトセーバーを示唆しているのです。
序盤のシーンで、後に出てくるシーンのヒントや合図を与えることは実はハリウッド映画ではかなり使われている手法です。スターウォーズにはこうした細かい伏線がたくさんちりばめられています。
2、冒頭の戦闘シーンはあの映画のオマージュ
ファーストオーダーがルーク・スカイウォーカーの居場所を示す地図を求めて惑星ジャクーに乗り込む冒頭のシーン。あれは実はスティーブン・スピルバーグ監督の「プライベート・ライアン」の戦闘シーンのオマージュシーンです。
これは監督のJ・J・エイブラムス監督が心から尊敬するスティーブン・スピルバーグ監督に対する表敬の意味を込めたシーンだったのです。ちなみにモデルとなったのは「プライベート・ライアン」のオマハ・ビーチ上陸作戦の目玉のシーンです。
スターウォーズではストーム・トルーパーが火炎放射機を使いますが、あれに似たシーンも同作品にはあります。気になる人はぜひ見比べてみてください。
3、フィンの名前の意味
フィンは、もともとコードネームしか持っておらず、フィンと呼ばれる前はファーストオーダーでは「FN-2187」と呼ばれていました。「FN-2187」とピンと来る人はかなりのスターウォーズオタクだといえるでしょう。
実はこの「FN-2187」の「2187」とは、「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」でレイア姫が収容されていた牢屋の番号なのです。
このようにエピソード7では旧作の複数の情報を組み合わせて、視聴者に潜在的に新シリーズと連想させる手法が使われているのです。
4、レイのヘルメット
砂漠で一人腰掛けるレイ。そのとき彼女は何気なく頭にヘルメットを被りますが、実はこのヘルメットにはこぼれ話があります。ヘルメットを拡大してみると、そこにはある数字のような文字のようなもの書いてあります。
実はこれ、数字の73のように見えますが、違います。これはスターウォーズの世界で使われるアウレベッシュという架空の言語で、これを英語に翻訳すると、実は「RAEH(レイ)」という文字になるのです。
というのも、このヘルメットのもともとの持ち主は同盟軍の女性パイロット、キャプテン・ドスミット・レイだからです。このことからひとつ予想されるのが、レイという名前はドルミット・レイから取ったもので、彼女の本名でない可能性が高いということです。
5、ハリソン・フォードといえばあの映画
ハン・ソロが宇宙船の中でエイリアンのような化け物に追いかけられるシーンがありますが、あれはある映画のオマージュです。その映画とはハリソン・フォードが主演した過去の名作です。
答えは、「インディ・ジョーンズ」。ちなみに同シリーズの監督もやはりスティーブン・スピルバーグです。
6、ファーストオーダーは悪名高いのあの軍隊
ファーストオーダーが軍隊を整列させ、ハックス将軍が宣戦布告のスピーチを行うこのシーン。実はモデルとなっているのは第二次世界大戦のドイツ・ナチス軍です。
このシーンはヒットラーが第二次世界大戦中に行った有名なスピーチを真似たものだったのです。
よく見ると、ファーストオーダーの軍人はストーム・トルーパーも含め、敬礼の仕方も振る舞い方もナチスがモデルになっているのが分かります。これはエピソード4の帝国軍からずっと同じで、ユニフォームひとつ見てもかなり類似しています。
7、レイがライトセーバーを触ったときに見たもの
マズ・カナタの館で、レイはフォースを感じ、ルーク・スカイウォーカーのライトセーバーに引き寄せられるように地下の部屋にたどり着きます。
そのとき聞こえるのは、ダースベイダーの吐息。そしてライトセーバーに触れると様々な幻覚を目にしますが、レイが迷い込むのはエピソード5でルーク・スカイウォーカーとダース・ベイダーが戦ったシーンの場所です。
そのとき、ルークの「ノー!」という叫び声も一緒に聞こえるはずです。あれはルークがダースベイダーが自分の父親であることを知ったときの叫びなのです。このシーンにはほかにも色々なエピソードがあり、オビ・ワン・ケノービーの声が聞こえるのもそのひとつです。
「スターウォーズ/フォースの覚醒にヨーダとオビワンが出てるって気づいた?」
8、スノークの正体はもしかすると
スプリーム・リーダー(最高指導者)のスノークはエピソード7ではホログラムでしか登場しませんでした。そのため実物大がどれだけの大きさなのかは未知数です。それにしてもあまりにも巨大なその姿は不気味すぎます。
さて、そんなスノークの顔をよく見てみると、大きな傷が頭にかけてあるのが分かります。これは一体何を意味するのか。
これに対する答えをある熱狂的なスターウォーズファンが提示しています。というのもスノークの正体は実はアナキン・スカイウォーカーではないのか、というものです。よく見ると、二人の頭の傷の箇所がかなり似ているのです。
ネット上ではダース・ベイダーが新シリーズで復帰するのではないかといった噂は以前から出回っていました。エピソード7ではカイロ・レンがダース・ベイダーのマスクを前に「お爺さん」と話しかけるシーンもありましたね。あれももしかすると、その後の登場を示唆するサインだったのかもしれません。
スターウォーズの悪役の象徴ともいえるダース・ベイダーは果たしてスノークなのか、あるいはまた別の姿で登場するのでしょうか。
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