今春最大の話題作といえば「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」。禁断のヒーロー対決ともいえるこの作品はすでに意見が真っ二つに割れています。特にアメリカのファンたちは本作についてどのような反応を示したのでしょうか。まとめてみました。
まずアメリカの大手映画批評サイト「Rotten Tomatoes」の評価は25日現在、批評家の支持率が30%、一般視聴者の支持率が74%と、そこそこ一般受けはしているものの、プロからは厳しい点数を付けられています。ではアメリカのファンは具体的にどのような感想を述べているのか紹介したいと思います。
キャサリンさん
「二人のセレブがツイッターで喧嘩しているみたいで、ユーモアがあるセリフもあるけれど、大部分がつまらない。脚本が単調で本気すぎるのと、主役が面白くできていないのも原因」。
ヴィンセントさん
「主役の二人が陰気な鬱野郎であろうと、サイコパスであろうと、10分もそのことについて会話しないでくれたらまだましだった」
ステファンさん
「大人向けのハイクオリティーなスーパーヒーロー映画で、楽しくて、ほぼ超人的な内容だった」
ロバート・ホートンさん
「スケールは大きいけれど、バットマンとスーパーマンの対決は見ているだけで疲れる。まるで監督が視聴者に痛みを感じてもらいたいようで、もしそれを望んでいるならいいと思う」
ジェフリーさん
「黒い泥で覆われたような内容で、率直に言うと気が滅入ってくる。せっかくのスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンの遭遇のシーンも暗くて昔の印刷機のクオリティーみたい」
ジュールズさん
「楽しみが全くなく、不思議な要素も、見所もない。ただしつこいほど不快で暗く、永遠にそれが繰り返されるだけ」
ネイルさん
「バットマンとスーパーマンの対決の20分ぐらいのシーンとか、いくつかいいところもあったけど、全体的にはもっと満足いくような出来になるべきだった」
ドレイクさん
「シェイクスピアのようなドラマチックさと、ビジュアルに力を入れたばかりに娯楽性を失っている」
マットさん
「批評家と視聴者の間では真っ二つに割れる映画だと思う」
ジョイさん
「本当に大好きになる映画だと思っていたんだけど、過大評価しすぎてみたい。脚本がひどすぎて、構成的にいったら最近見た映画の中ではワースト1だった。7つぐらいのストーリーが同時に進行しているみたいで、そのうちのひとつも辻褄も合わなければ繋がらない。そのせいかキャラクターが薄っぺらくみえた」
ニークスピックスさん
「バットマンVSスーパーマンはいい映画だと思う。アクションは迫力があったし、バットマン映画の中では最高だった。彼のアクションシーンの流れもゲームシーンから飛び出して来たような感じだった。ただストーリーは思ったよりも長く、スローだった。スーパーヒーローものが好きなファンと、映画好きの人なら楽しめるはず」
ポールさん
「まず、最初からひどい映画だって思って見た。予告からしても、DCコミックは漫画のストーリーに対して、手荒で、気取った、アプローチを映画ですることは分かっていたけど、その姿勢が名作になりうる映画を平凡な作品にしてしまっている」
グレイシーラモスさん
「僕が見たいものの全てがあった。ワンダーウーマンを演じたガル・ガドットは素晴らしかったし、なんて悪い奴なんだろう。バットマンのベン・アフレックも良かった。コミックのままのキャラクターだったし、ブルース・ウェインとしての彼の役もいい。戦いのシーンは迫力があったし、ほかのシーンでも興奮した。少なくてもあと3回は見に行くよ」