世界中で賛否両論を巻き起こしているDCコミックの実写版映画「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」。ここでは巷で言われている「つまらない」、「退屈だ」といったネガティブな口コミ評価の理由を簡単にまとめてみました。
1、脚本が酷い
まず最も批判されている要素の一つに脚本の悪さが挙げられます。とにかくストーリーの説明ばかりに時間を割いていて、物語が言い訳がましくなってしまっているのが残念です。
また、それぞれの登場人物にそれぞれのストーリーを詰め込んでいるために、余計にややこしく、伏線ばかりでほとんどがつながらないといった拍子抜けする部分が多かったです。また、原作が知らない人には不親切な設定が多く、置いてけぼりにされるシーンが多々ありました。
2、映像が暗い
予告映像を見ただけでも分かりますが、映像がかなり暗く、今何が起こっているのかが把握しずらいです。もちろんそれこそが監督が意図して行った演出の一つなのですが、あの映像のせいで、ただでさえ黒いスーツに見にまとったバットマンの動きが見ずらくなってしまっていました。
3、尺が長い
2時間半を超える尺の長さが、視聴者をクタクタにさせます。もちろんそれだけ飽きさせないしかけと見所を用意してくればいいのですが、前述したとおり説明ばかりで、ストーリーを上手く見せることができていませんでした。あれが1時間半ぐらいでスパッと終わるようなスピーディーな展開にしていたら、また評価も変わっていたかもしれません。
4、物語が暗い
スーパーヒーローものの映画にしては話の内容が妬み、恨み、怒り、復讐、葛藤、虚栄心のぶつかい合いでおよそ主人公たちが子供たちが尊敬できるキャラクターじゃなくなっているのがダメです。誰が誰に殺されたといった話が多く、全体的に明るさもユーモアもなく、前向きというより絶望を描いています。
また、あまりにも人間ドラマに力を入れすぎてしまって「バットマンVSスーパーマン」のタイトルのわりには二人の対決がおまけ程度になっているのも悲しいです。
5、バットマンとスーパーマンが戦う理由が良く分からない
そもそも正義の味方であるはずのバットマンとスーパーマンが戦う理由に無理があって、視聴者を納得させるだけの展開がありませんでした。
あれだけガチガチに対抗意識を燃やして戦ったのなら、とことんやればいいのに、最後は和解してしまうという下りも理解に苦しみます。
ファンが知りたいのはぶっちゃけバットマンとスーパーマンってどっちが強いの? ということじゃないでしょうか。それならその答えを提示してあげないと、視聴者のニーズを無視していることにもなります。
「スーサイド・スクワッドのあらすじとメンバープロフィール完全版」