2016年最大のヒット作とまで期待されていた、「スーサイド・スクワッド」が劇場公開された途端、海外で数々の批判の的にさらされています。一体、外国の視聴者はどんな反応を見せたのか、ここにまとめてみました。
米の大手映画批評サイト「Rotten Tomatoes」における批評家による本作の支持率は現在のところなんと26%。ちなみに一般視聴者は76%が支持しており、映画関係者の間では散々な評価が下されている一方で、DCファンにはそこそこ受け入れられているようです。
しかしながら支持率26%といえば、「インデペンデンスデイ・リサージョンス」よりも低い数字。今年最も多く予告動画が視聴された話題作は蓋を開けたら飛んだ駄作なのでしょうか。ではさっそく、海外の視聴者の声を聞いてみましょう。
スーサイド・スクワッドに対する海外の反応
ミック・ラセールさん
「もし誰か我慢ならないほど嫌いで憎んでいる人がいたら、その人にスーサイド・スクワッドのチケットを渡すといいよ」
AOスコットさん
「スーサイド・スクワッドはまあまあな映画で、ピークを過ぎてスパーヒーロー映画という感じ。デッドプールなニヒルな感じとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの無政府な世界を真似ていて、自ら自分の足にひっかかって転んでいる」
デビッド・エデルステインさん
「今年最も意味不明な混乱するストーリーテリング」
トニー・ヒックスさん
「ごちゃごちゃした中途半端なスーサイド・スクワッドという映画のキャラクターをこれからDCコミックがどうのように起用していくのかが楽しみ。とりあえず今はこのずさんな映画に乗るしかない」
イグナティーさん
「ナンセンスな内容で、キャラクターたちが一度にたくさんの言葉を交わそうと無理している」
マラ・レインステインさん
「デヴィッド・エアー監督のスタイルはストーリーに追いつくのが大変で、バイオレンスなシーンを多用しているだけ」
ヴィンセント・マンシーニさん
「バットマン・リターンズとパパ・ローチ(米のロックバンド)を混ぜたみたいで、ほかのコミックの映画が視聴者の教訓となるのに対して、表面だけのスーパーヒーローが登場する点では斬新」
ブライアン・ローンさん
「はっきりしないキャラクター設定と、不釣合いなストーリーテリングが問題。最もイラつくのが監督がそれらの欠点を隠すかのような手法で撮っていること」
ローレンス・トップまん
「デヴィッド・エアー監督はよく適当な脚本を書くけど、今回もまたそうだった」
ベン・シンさん
「(製作会社の)ワーナー・ブロスはマーベル映画の世界を必死で追いつこうとしていて、それも急いで追いつこうとしている感じ」
トム・グラソンさん
「爆発シーンばかりで脚本が甘く、ジョーカーを演じたジャレッド・レトがパントマイムをしているギャングみたい」
エピックレディーさん
「スーサイド・スクワッドは一般の映画視聴者を楽しませようと頑張りすぎて、その結果物語が味気なく、まとまりのない、ナンセンスな内容になっている。視聴者は映画に行って混乱するか、偏見に満ちたファンになるかのどっちか」
ヴィクターLさん
「コンセプトはいいのに企画が弱い。タレントとお金の無駄遣いで情けない」
メメットYさん
「映画を見てから分かったんだけど、予告編でほとんどのアクションシーンと面白いパートを見せてしまっているということ。バットマンVSスーパーマン以来こんなにがっかりしたのは初めて」
クリストファーRさん
「全くもってひどい作品。演技は大げさで、編集や映像のカラーですら急いで作ったような感じでちゃんとしていない。ネットフリックスで放送されるのを待ったほうがいい」
エカPさん
「いい映画だと思う。マーベルの映画をコピーしたような感じだけど、歌はこっちのほうがいい。ひとつ嫌だったのはジョーカーで、ジュローム・バラスカかヒース・レジャーのジョーカーが頭から離れられない」
セリンダSさん
「批評家たちがスーサイド・スクワッドを滅茶苦茶にしようとしているのは予想できたこと。もちろん完璧な映画じゃないけど、それはほかの映画も同じ。普通の人が映画館に行って2時間を楽しむにはスーサイド・スクワッドはいいと思う」
まとめ
いかがでしたでしょうか。おおむね批判的な意見が多かったのに対してDCコミックのファンからすると、厳しい批評の嵐はフェアじゃないといった意見もあります。
DCコミックの前作に当たる「バットマンVSスーパーマン」も同じように批判されていましたが、本作も根強いファンには受けても興行成績での大ヒットは難しそうです。
関連記事
>>スーサイド・スクワッド主題歌の歌詞和訳You Don’t Own Me
>>スーサイド・スクワッドの日本人福原かれんの経歴とカタナの秘密