「スターウォーズ/フォースの覚醒」に登場した悪の帝王といえばスノーク。カイロ・レンすらも恐れる彼の正体とは一体誰なのか。あるファンセオリーを基にその答えに迫ります。
「スターウォーズ/フォースの覚醒スノークの秘密」でも説明したようにスノークは、スターウォーズ最新シリーズにおける大ボス的存在で、スプリーム・リーダー(最高指導者)と呼ばれ、恐れられています。
その正体は、外見の類似点などからダース・ベイダーではないかといったと噂もありますが、真相は謎に包まれたままです。
そんな中、かなり有力な新しいセオリーが登場しました。それはずばり、スノークの正体はメイス・ウィンドゥである、というもの。その理由は次の通りです。
スノークの正体がメイス・ウィンドゥである理由
1、メイス・ウィンドゥはまだ生きているから
多くの視聴者はメイス・ウィンドゥは死んだと信じています。なぜなら「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」でメイス・ウィンドゥは、ダーク・シディアスことシーヴ・パルパティーンとの戦いで、アナキン・スカイウォーカーに右腕を切られ、さらにダーク・シディアスの攻撃フォース・ライトニングを受けて、ビルの外に投げ出されてしまいます。
普通の人間ならば高層ビルの上から落されたら命を落すでしょう。しかしメイス・ウィンドルはジェダイ・マスターであることを忘れてはいけません。
ちなみにこれまでのスターウォーズ作品ではジェダイが腕を切られるシーンは何度もありました。しかし実はそのうちの一人も死んでいないのです。
ルーク・スカイウォーカーも、アナキン・スカイウォーカーも、ダース・ベイダーも腕を切り落とされても、その度に復活しています。
全く同じことがフォース・ライトニングにも言えます。ダーク・シディアスのフォース・ライトニングは強力な攻撃ですが、これを受けて死んだジェダイは実は一人もいないのです。ヨーダもルークもダース・ベイダーもフォース・ライトニングによる攻撃を受けていますが、そのいずれも死んでいません。
残された死因となりうる出来事は「落下」のみです。これについてもこれまでの作品でジェダイたちが建物の内外で落ちるシーンを見れば答えは出てきます。そう、もちろん誰も「落下」が原因では死んでいないのです。
つまりメイス・ウィンドゥは生きています。
2、スノークの顔はフォースライトニングによる変形
スノークがメイス・ウィンドゥであるとしたら、なぜ彼の顔は真っ白いのでしょうか。ご存知の通りメイス・ウィンドゥは黒人です。それなのに顔が白くなったのは、彼がフォースライトニングの攻撃を受けたからなのです。
ちなみにダーク・シディアスが自分のフォースライトニングを跳ね返され、自爆したことによって次のような顔の変形がありました。
ビフォア
アフター
肌の色がクリーム色から真っ白に変わっています。また、顔には深い傷が残っています。メイス・ウィンドゥの場合、フルパワーのフォースライトニングを受けているため、肌の色素が完全に奪われ、顔に傷が残るのはむしろ自然なことなのです。
3、メイス・ウィンドゥはもともとダーク・サイド寄りだったから
ジェダイやシスが使うライトセイバーを見ると、それぞれ色が違うのが分かります。ジェダイは青、緑、イエロー、オレンジなどを使うのが一般的で、ダース・ベイダー、カイロ・レン、ダーク・シディアスなどの敵キャラは赤いライトセイバーを使うことで知られています。
ではなぜメイス・ウィンドゥは紫色のライトセイバーを使うのでしょうか。それは紫色がかつてシスだった者が心を入れ替え、ジェダイの道を歩むようになった場合に与えられる色だからです。紫が青と赤を混ぜた色であることがそれを物語っていますね。つまりもともとメイス・ウィンドゥにはダークな部分が潜んでいるのです。
4、メイス・ウィンドゥは復讐を望んでいるから
メイス・ウィンドゥが復讐したがっている人物は二人います。それは自分を裏切り、腕を切り落としたアナキン・スカイウォーカー、そしてダーク・シディアスことシーヴ・パルパティーンです。
ここで「スターウォーズ/フォースの覚醒」の物語を思い出してみましょう。スノークが探していたのは誰でしょうか? 一人はルーク・スカイウォーカー、もう一人はレイです。
なぜスノークはルークとレイを探していたのか。それはルークがアナキンの息子であるからで、レイはシーヴ・パルパティーンの孫だからです。つまりスノークは世代を超えた復讐を企んでいるのです。
5、ライトセイバーの使い方がカイロ・レンと同じだから
メイス・ウィンドゥのライトセイバーによる戦闘シーンを見ていくと、彼だけが使うユニークな動きがあることに気がつきます。それはバックスイングです。
ほかのどのジェダイもメイス・ウィンドゥのようにライトセイバーを片手で持ち、裏手でスイングするようにして扱うようなことはしません。これはメイス・ウィンドゥ特有の動きです。
ところがカイロ・レンの動きを見ていくと全く同じスイングをしていることが分かります。メイス・ウィンドゥのようにスピンしながらのライトセイバーを振るときも、また正面のまま裏手でスイングするシーンもあります。
このスイングをカイロ・レンに教えたのは一体誰でしょうか。もちろん師匠のスノークです。
6、メイス・ウィンドゥはフィンの父だから
これまでスターウォーズのメインキャラクターに黒人のキャラクターが登場するのは二回だけです。一人はメイス・ウィンドゥ、もう一人はフィン。脇役を数えればもっといますが、主要キャラクターはこの二人だけ。そして「スターウォーズ/フォースの覚醒」にフィンが登場したのは、黒人キャラクターが必要だったからです。
というのもフィンはメイス・ウィンドゥの血を引いているからです。メイス・ウィンドゥ扮するスノークが探していたもう一人の人物、それは息子(あるいは孫)のフィンだったのです。
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