怪盗グルーファン待望のシリーズ最新作「怪盗グルーのミニオン大脱走」。今回は一体どんな登場キャラクターが大暴れするのか。そこで出演キャストを含んだ登場人物のプロフィールを紹介します。
フェロニアス・グルー/スティーヴ・カレル
本作の主人公にして、元泥棒の男といえばグルーことフェロニアス・グルー。元々はワルだったもののすっかり丸くなり、今では妻のルーシーと3人の娘たちを溺愛する良きお父さんに。しかしワルの血が騒ぐのか、本作でも兄弟のドルーにそそのかされて再び泥棒を働くことを決意します。
そんな彼を演じるのは、アメリカのコメディー俳優スティーブ・カレル。スティーブ・カレルは「怪盗グルー」シリーズはもちろんのこと「ミニオンズ」にも連続出演しています。
ドルー・グルー/スティーヴ・カレル
グルーの双子の兄弟であり、大富豪の男といえばドルーこと・ドルー・グルー。子供の頃からずっと疎遠だったこともあり、双子ながら髪の毛がふさふさでドルーとは外見も性格も大きく違うのが特徴。共通点といえばグルー家のワルの血が流れているということ。グルーをワルの世界に引き込むのもほかでもない彼です。
そんなドルーを演じるのも同じくスティーブ・カレル。今回は同シリーズ初一人二役をこなしています。
ルーシー・ワイルド/クリステン・ウィグ
グルーの妻であり、厳しいストイックなお母さんがルーシー。長身の痩せ型でオレンジ色の髪の毛をしているのが特徴。外出時にはいつもブルーのコートを愛用します。グルーにはときどき強い嫉妬を抱くことがある一方で普段はとても明るく前向きで情熱的。
そんなルーシーを演じるのはアメリカのコメディー女優クリステン・ウィグ。コメディー番組「サタデー・ナイト・ライブ」に出演したのはきっかけにブレイクし、映画にも次々と出演。最近では「ゴーストバスターズ」のリメイク、「オデッセイ」、「ヒックとドラゴン2」などに出演しています。
バルタザール・ブラット/トレイ・パーカー
本作の最大のボスキャラにして、グルーたちの前に立ちはだかる敵といえばバルタザール・ブラット。80年代にスターになったことから、当時のファッションスタイルを大人になっても続けている男で、紫色のジャンプスーツに指の出た手袋をしているのが特徴。
髪の毛は長く、髭も伸ばしていて、時代遅れ感が否めないキャラクター。実は服装などは昔のマイケル・ジャクソンがモチーフになっています。
そんなバルタザール・ブラットを演じるのはアメリカ人クリエイター兼俳優のトレイ・パーカー。「サウス・パーク」を手掛けたことで知られるほか、TV、映画などの監督、プロデューサーとしても活躍しています。ちなみに声優は本作が初挑戦。
マーゴ・グルー/ミランダ・コスグローヴ
グルーの養子三人娘の長女がマーゴ。グルーに引き取られる前はほかの姉妹と共に施設でひどい扱いを受けていた過去を持ち、いつも愛情をささげてくれる家族の養子になりたいと願っていたところグルーと出会っています。
何かと次女のイディスとぶつかることが多い一方で三女のアグネスにはとても仲が良く、面倒見のいいお姉さんです。
そんなマーゴを演じるのはアメリカの歌手、女優のミランダ・コスグローヴ。3歳の頃にレストランで歌を歌っていたところをスカウトされ、テレビCMで芸能界デビュー。14歳のときにはコメディドラマシリーズ『iCarly』の主人公カーリー役に抜擢されるなどその後もテレビ、映画、音楽の世界で華やかなキャリアを築いています。
声優としても怪盗グルーシリーズだけでなく、「A Mouse Tale」、「ブルー・エレファント」などのアニメに出演した経験があります。
イディス・グルー/デイナ・ゲイアー
グルー三姉妹の次女といえばイディス。金髪、ブルーの瞳、そばかすがトレードマークの女の子でいつもピンクのニット帽を被っているのが特徴。
三姉妹の中では一番慎重で臆病な性格であるのに対し、なんでも物を壊してしまうガサツさも持ち合わせています。「怪盗グルーのミニオン危機一発」では戦い方を覚えたイディスが日本語で「はい」と答えるシーンもあります。
そんなイディスを演じるのは、アメリカの女優、歌手のデイナ・ゲイアー。高校時代にたまたま受けた怪盗グルーシリーズのオーディションに合格し、声優に挑戦。また、MTV製作のドキュメンタリー映画「Bullied」に出演した際にはオリジナルソングを披露したことでブレイクしています。
女優や歌手として活動する傍ら、対いじめ撲滅運動をウェブサイトで行い、ティーネージャーたちの相談や体験をシェアするなどしています。
アグネス・グルー/ネヴ・シャレル
ユニコーンのぬいぐるみを欠かさず持っている癒し系の女の子がグルー三姉妹の末っ子アグネス。黒い髪の毛をポニーテイルにし、いつも青いオーバーオールの下にストライプのTシャツを着ているのが特徴。夜寝るときにはテディベアのパジャマを着ることも。
無知で純粋なアグネスはワルのグルーのこともすぐに信用してしまうほどのお人好しで、その癒し系のキャラにはグルーもたまらずメロメロになってしまいます。
甘えん坊で特に長女のマーゴに面倒を見てもらうことが多く、一人にされることを嫌います。得意なことはバレーを踊ること。
そんなアグネスを演じるのは、アメリカの子役女優のネヴ・シャレル。前作でアグネスを演じたエルシー・フィッシャーが大きくなったことから、代役として抜擢されています。
サイラス・ラムズボトム/スティーヴ・クーガン
反悪党同盟の理事であり、ルーシー・ワイルドやグルーのボスに当るのがこのサイラス・ラムズボトム。面長で二重あごをしている中年のおじさんで、いつも茶色のスーツにブルーのネクタイ姿という井出達で部下に指示を出します。イギリス訛りの英語を話すのが特徴。
そんなサイラス・ラムズボトムを演じるのはイギリスのコメディー俳優スティーヴ・クーガン。テレビドラマや映画を中心に活躍している俳優で、怪盗グルーシリーズには「怪盗グルーのミニオン危機一発」から出演。そのほかにも映画「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」シリーズにも登場します。
ヴァレリー-ジェニー・スレイト
サイラス・ラムズボトムの後継者に任命されるのが女性リーダーのヴァレリー。金髪で大きな鼻をしているのが特徴で、完璧主義者で少しのミスも許さない厳しい上司です。グルーとルーシーを容赦なくクビにしてしまうのも彼女。
そんなモンスター上司を演じるのはアメリカ人コメディー女優のジェニー・スレイト。「ズートピア」、「ペット」などにも出演し、今アニメ映画にも引っ張りだこです。
マレーナ・グルー/ジュリー・アンドリュース
白髪で長い尖った鼻と顎をしている老女といえばマレーナ。グルーとドルーの母親、三姉妹の祖母にあたるキャラクターで、これまで怪盗グルーシリーズには必ず登場しているもののほとんどセリフがなく、脇役に徹しています。
子供の頃から息子のグルーにほとんど注意を向けず、しばしば無視してきたことからグルーがワルの道に走ったのは彼女の責任が大きいと考えられます。ちなみにこう見えて空手の使い手で、空手の先生を突き飛ばしてしまうほどの力の持ち主。
そんなマレーナを演じるのはイギリス出身のベテラン女優ジュリー・アンドリュース。ミュージカルの名作「メリー・ポピンズ」で主演を演じたことで知られ、同作でアカデミー主演女優賞を受賞。その後も「引き裂かれたカーテン」や「ピンクパンサー」シリーズに出演しています。
声優としては「シュレック」、「魔法にかけられて」、そして怪盗グルーシリーズなどでアニメ作品にも参加しています。
メル
本作でミニオンたちのリーダー的な存在となるのがメル。常にみんなを引っ張り、刑務所の中でもリーダシップを発揮するキャラクターです。
一つ目で額の両側に薄っすらと髪の毛が生えているのが特徴で、真面目になったグルーに先頭を切って盾突くのもメルです。
そんなメルの声は、同シリーズでメガホンを取り続けてきたピエール・コフィン監督。ピエール・コフィン監督は他のミニオンたちの声もこなしています。
関連記事