スターウォーズの登場人物ハン・ソロのバックグランドを基にしたスピンオフ映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」 。本作には普通に見ているだけでは見落としがちな多くのトリビアが存在します。
そこで「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」の秘密の全てを一挙公開します。
1、ゴールデン・ダイス
劇中、何度も登場するハン・ソロのラッキーアイテムといえばゴールデン・ダイス。ハン・ソロはスターウォーズ・エピソード4のときからファルコン号のコックピックにこの金のサイコロを吊るしているほど、彼にとっては大事なお守りです。
サイコロにゲン担ぎをするのはハン・ソロがギャンブラーであることとも関係があるでしょう。
ちなみに「スターウォーズ/最後のジェダイ」でもルーク・スカイウォーカーがレイア将軍と再会したときにハン・ソロの形見として手渡すシーンがあります。
2、「嫌な予感がする」
スターウォーズシリーズにおいてハン・ソロの有名なセリフといえば「I have a bad feeling about this (嫌な予感がする)」です。
危険が迫り来るときにハン・ソロが言う口癖ですが、このセリフは色んなシチュエーションで他の登場人物が真似て使っていて、ファンの中ではこのセリフを探すことも一つの楽しみになっています。
本作ではそれが逆の意味で使われていて、「I’ve got a really good feeling about this (すごくいい予感がする)」というセリフがあります。
危険が目の前に迫ろうと、若かれし頃のハン・ソロはとにかく前向きで楽観的だったことを表すセリフになっていますね。
3、「フライボーイ」
トバイアス・ベケットの信頼を得ようと必死で強がって見せるハン・ソロでしたが、トバイアス・ベケットと行動を共にするリオ・ドゥラントがそんなハン・ソロを見て馬鹿にするように「フライボーイ flyboy」と呼ぶ下りがあります。
このセリフは実はエピソード4でレイア姫がハン・ソロを馬鹿にして言った呼び方と同じです。
天才パイロットぶったハン・ソロを見ていると、誰かしらが馬鹿にしたくなるようです。
4、「分かってるよ」
散々、みんなを危険な目に犯し、ファルコン号もボロボロになったことでランド・カルリジアンは疲れ果てた様子でハン・ソロにこう言います。
「I hate you お前が大嫌いだ」
それに対して、ハン・ソロはこう答えます。
「Well, you know. まあ、お前だってそんなこと(言わなくても)分かってるだろ」。
これはエピソード5でレイア姫とハン・ソロの名シーンをモチーフにしたシーンです。冷凍保存される寸前、レイア姫とハンソロにはこんなやり取りがありましたよね。
レイア姫「I love you あなたを愛してる」
ハン・ソロ「I know 分かってるよ」
5、ウィロー
本作の監督を務めたロン・ハワードの過去の作品「ウィロー」で主演を演じたワーウィック・デイヴィスが劇中にちらっとカメオ出演しています。
ワーウィック・デイヴィスはエンフィス・ネスト率いるクラウド・ライダーズの一員の役で登場しますが、「ウィロー」を見たことのある人なら一目で彼であることが分かるはずです。
ちなみにワーウィック・デイヴィスは本作のほかにも「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 」、スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒 」、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」などに脇役で出演しています。
6、ボスク
トバイアス・ベケットが自分のミッションに連れて行こうとした人物の一人がこのボスク。金のためならどんな仕事も引き受ける賞金稼ぎです。
結局ボスクは登場しませんでしたが、皮肉にもボスクは「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」ではハン・ソロを捕まえるためにダース・ベイダーに雇われることになります。
7、オーラ・シング
「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」に登場した賞金稼ぎのオーラ・シングですが、本作ではトバイアス・ベケットが彼女を殺したと話すシーンがあります。
賞金稼ぎが賞金稼ぎに命を奪われるというのもなんとも皮肉な話ですね。
8、ローグワン
ハイパー燃料コアクシアムをどこからか盗もうと考えているハン・ソロの頭にまず浮かんだのは惑星スカリフです。
しかしながら惑星スカリフに潜入するのは難しいと判断し、惑星ケセルに標的を定めたのでした。
というのも惑星スカリフは「ローグワン」の戦いの舞台となった場所で、帝国軍の基地があることでも知られています。さすがにあの人数で帝国軍に立ち向かうのは無理だと考えたのでしょう。
9、ランド・カルリジアンのコスチューム
惑星スカリフに辿りついたハン・ソロやトバイアス・ベケットらは捕虜と護衛のフリをして内部に侵入します。
その際にトバイアス・ベケットが着ていた鎧はスター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」でランド・カルリジアンが着ていたものと全く同じコスチュームです。
10、テラス・カシ
惑星ケセルでキーラが敵と素手で戦うシーンがありますが、キーラがそこで使った格闘技の名前は「テラス・カシ」といいます。
今までスターウォーズシリーズでもほとんど耳しなかったこの単語。実はプレイステーションのゲーム、「Star Wars: Masters of Teräs Käsi」から来ています。
ちなみにキーラが使う格闘技もテラス・カシなら、スターウォーズ・最後のジェダイでスノークの兵士たちが使ったのもテラス・カシです。
11、C-3PO
本作にはC-3POの俳優として知られるアンソニー・ダニエルズもカメオ出演しています。
アンソニー・ダニエルズが演じるのはタックという人間の男性。彼が登場するのは惑星ケセルで暴動が始まった下り。
チューバッカは自分と同じ種族のウーキーたちを助けようと奮闘しますが、ファルコン号が飛び立とうとするとき、ハン・ソロと一緒に行くか、他のウーキーたちと行きかの決断に迫られます。
そのとき一瞬顔を出すのがアンソニー・ダニエルズが演じるのはタックです。
12、ボバ・フェット
スターウォーズシリーズの脇役の中でも特別ファンが多いキャラクターがこのボバ・フェット。重圧な鎧を身にまとい賞金稼ぎとしてダース・ベイダーから雇われる人物が彼です。
本作ではそんなボバ・フェットの鎧を目撃できます。そのシーンとはドライデン・ヴォスのヴォスヨットの中のヒトコマ。
ドライデン・ヴォスの後ろに飾ってあるのがボバ・フェトの鎧です。では一体どうしてボバ・フェットの鎧がここにあるのでしょうか。
というのもルーカス・フィルムは現在ボバ・フェットのスピンオフ映画の製作を始めており、そのヒントとしてこのタイミングで鎧を登場させたのです。
ちなみにボバ・フェットの映画を監督するのは映画「ローガン」や「ウルヴァリン: SAMURAI」で知られるジェームズ・マンゴールドです。
13、ジャバ・ザ・ハット
トバイアス・ベケットはハン・ソロに対し、惑星タトゥイーンで大物ギャングが人を集めて大きな仕事をしようとしていると言及するシーンがありますが、その大物とはもちろんジャバ・ザ・ハットのことです。
ハン・ソロがジャバ・ザ・ハットと仕事をしていたことは過去のシリーズでも何度も語られています。
ハン・ソロに仕事をくれるのもジャバ・ザ・ハットなら、ハン・ソロの命を狙うのもジャバ・ザ・ハットです。
二人の腐れ縁の始まりはハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリーの続編で見られそうですね。
ちなみに惑星タトゥイーンはルーク・スカイウォーカーやアナキン・スカイウォーカーの故郷としても知られています。
14、ダース・モールは生きていた
「スター・ウォーズ_エピソード1/ファントム・メナス」でオビワン・ケノービーに殺されたはずのダース・モールが再び本作で登場します。
実は彼はあのとき一命を取り留めていたのです。その模様はスターウォーズコミックやTVアニメシリーズでも伝えられています。
今後ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリーでのラスボスの役はダース・モールが担っていくことになりそうです。
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