全米で大ヒットを記録したホラー映画「アス」。謎の多いストーリーや数々の隠しメッセージなど、ややマニア向けの内容が目立った本作ですが、視聴者は一体どんな感想を抱いたのでしょうか。ここで紹介します。
映画アスの海外の評価
米大手映画批評サイト「Rotten Tomatoes」における映画「アス」の評価は、プロの批評家による支持率が94%、一般視聴者による支持率が69%と大きく開いています。
つまりどちらかというと一般向けというより、玄人向けの作品といっていいかもしれません。
では実際に海外の視聴者はどんな感想を残したのか、まとめてみました。
映画アスの海外の口コミと感想
ダニエル・キメルさん
「映画アスは欠陥があるかもしれないが、見るに値する作品だ。もしこれがジョーダン・ピール監督の最初の作品だったら注目の監督として紹介しているところだろう」
キャメロン・フルーさん
「まるで影のように長い間後味を残すスリルのある映画」
ナサネル・フードさん
「意図するところはいいけど、失敗作」
スーザン・グランガーさん
「狡猾で不安を引き起こす悪夢のような怖い映画」
ティム・ブレナンさん
「簡潔にまとめると、とにかく見たほうがいいし、何度も見たほうがいい」
ネイト・アダムスさん
「ジョーダン・ピール監督が健在する最も優れたホラー監督の一人であることを証明している。10年後にはピール監督のどの作品が一番好きかをみんなでディスカッションしていることだろう」
マシュー・ノーマンさん
「前作の「ゲット・アウト」に比べると、完璧ではないけど、映像的にもアイデア的にも何度も見たいと思わせるものがある」
マーク・カーモードさん
「怖くてエンタメ度が高く、常に思考的に挑戦してくると同時にときどきものすごい恐怖が迫ってくる」
アヴィ・オファーさん
「ストーリーに材料を詰め込みすぎて上手く調理ができていない感じ。視聴者を馬鹿にしたような暗示や伏線が多い」
サラ・マーズさん
「映画アスは、信じられないくらい印象的なホラー映画で、オーディエンスにいい意味でストレスを与える」
ティム・コグシェルさん
「映画アスは、私たちは一体誰なのか、私たちが何者なのかどうしたら確信が持てるのか、というシンプルな質問を浮かび上がらせる」
シャウン・モンロさん
「デビュー作の「ゲット・アウト」よりはマーケティング的には劣るけど、この映画も魅力的なミステリーと素晴らしいパフォーマンスによる面白い作品になっている」
サラ・カートランドさん
「ジョーダン・ピール監督は素晴らしい仕事をした。大きなテーマは分かりやすく提示されているけど、その下のレイヤーは緻密なジグソーパズルのように構成されていて、それぞれの意味が後々分かるようになっている」
カット・ヒューズさん
「ゲット・アウトの監督でもあるジョーダン・ピールは、十分すぎるほどオーディエンスを怖がらせることができると証明した」
エリック・スナイダーさん
「光と影を使い分けビジュアル的にも、テーマ的にも、シリアスで、順序立ててあって、とてもよくフォーカスされているホラー映画。」
サラ・ゴポールさん
「アデレードの不安がスクリーンを通じてこちらにまで伝わってくるし、それはルピタ・ニョンゴのパフォーマンスによるものだ」
レジナルド・ポンダーさん
「映画アスはホラーの中にも重要なメッセージが込められている作品」
クリスチャン・ハーロフさん
「ゲット・アウトに比べて優れているかといったらそうは思わないけど、ジョーダン・ピール監督は何か違うものが創りたかったはず」
クリス・スタックマンさん
「もっとストーリーは曖昧でもよかったと思う。でもそれ以外はとてもよくできているホラー映画。もしジョーダン・ピール監督がこのジャンルの映画をもっと作る気なら、ぜひそうしてもらいたい」
ステフ・コーザさん
「ほぼ完ぺきな映画。すごく面白いし、絶対もう一度見る作品」
ドノヴァン・ファーレイさん
「映画アスは間違いなく、女性キャラクターによって輝いた作品」
キャリー・リッキー
「映画が終わっても、ジョーダン・ピール監督が盛り込んだ社会批判のメッセージがまとわりついてくる」
ソラヤ・ナディア・マクドナルドさん
「ゲット・アウトほど社会的なメッセージが込められているわけではないけれど、素晴らしい作品だし、ルピタ・ニョンゴの才能をうまく引き出している」
リンダ&アル・レナーさん
「ジョーダン・ピール監督は従来のホラー映画に敬意を払いつつ、彼自身のコメディー要素も盛り込んでいて、上手く機能していた」
エイミー・タービンさん
「ジョーダン・ピール監督の演出と脚本はとても賢く、ミスがない。ルピタ・ニョンゴの演技は細かく、激情的で映画をうまく一つにまとめていた」
ロバート・レヴィンさん
「ジョーダン・ピール監督の全てアイデアやサスペンスがルピタ・ニョンゴに反映されていた」
ブランディー・マクドネル
「続編、リブート、シネマティックユニバースの作品ばかりの中、ジョーダン・ピール監督は、真のオリジナル作品で勝負し、サプライズをもたらしている」
ウィルソン・モラレスさん
「ジョーダン・ピール監督は、オーディエンスにスキルの高い演技、社会的メッセージ、格好いいサントラ満載の怖いスリラーを届けている」
ロバート・デナーステインさん
「ゲット・アウトのようにときに興味をそそり、ときに困惑させる内容になっていた」
BJ・Sさん
「こんな素晴らしい映画はしばらく見てない」
ウォーレン・スコットさん
「私の意見では、エンディングのおかげで救われた映画で、平凡なホラー映画に終わらなかったのは最後のオチがあったから」
レナックLさん
「前作のように素晴らしい作品だった。カメラワークはいいし、ビジュアルも最高。なにより演技の良さがこの映画をカルト的ホラーにしている」
ジェコブさん
「最もよく練られて作られた映画の一つ。全てのシーンが密接につながり、完璧なエンディングを生んでいる」
ヒュークスビスLさん
「過大評価されすぎ。ありきたりなゾンビ映画で、ゾンビが赤いパジャマを着て、大きなハサミを持っているだけ」
ジェニファーHさん
「話のレイヤーが何重にもなっていて、ジョーダン・ピール監督は象徴的意味をストーリーに込めているため、何週間も考えてしまった。ホラーファンは絶対見るべき」
ロリアKさん
「この映画は最高。もし見てなかったら、見に行ったほうがいい。がっかりしないから」
ブラッドAさん
「ジョーダン・ピール監督は別次元の天才。ヒッチコックなどと比較されるけど、ジョーダン・ピール監督は彼自身のジャンルを確立していて比較対象にならない。ゲット・アウトは完璧な映画だったのに対し、この作品はインテレクチュアルで心理ホラーのテイストになっている」