スターウォーズファン待望のスピンオフシリーズ、マンダロリアンのシーズン2がついにディズニー+にて配信がスタートしました。
そこでこの記事では、エピソード1のあらすじを始め、今後のストーリーの考察やトリビアを紹介していこうと思います。
エピソード1のあらすじ
マンドーことディン・ジャリンはシーズン1のラストでアーマラーことマンダロリアンの武器職人から、ザ・チャイルドを故郷まで連れて行くミッションを課せられました。
しかしそのためには一人ではなく、ほかのマンダロリアン戦士の助けが必要と考えたディン・ジャリンは、マンダロリアン戦士の所在を知るエイリアン、ゴア・コレッシュに会いに行きます。
ディン・ジャリンが向かった先は、豚に似た種族ガモーリアン同士を戦わせてお金を賭ける、とばく場でした。
ところが実はゴア・コレッシュは、ディン・ジャリンが身に着けているアーマーの素材であるベスカーを奪おうと、ディン・ジャリンを逆にこの場所におびき寄せたのでした。
ディン・ジャリンはたちまちエイリアンたちに囲まれ、銃を突き付けられます。危機一髪に陥ったディン・ジャリンですが、アーマーの武器を使って難なくエイリアンたちを撃退し、ゴア・コレッシュから強引にマンダロリアン戦士の居場所を聞き出します。
それによると、なんと砂漠の惑星タトゥイーンにマンダロリアン戦士がいるというのです。すでに何度もタトゥイーンに足を運んだことのあるディン・ジャリンは不思議に思いました。
しかし惑星タトゥイーンにある、聞いたこともない街、モス・ペルゴにいると聞き、その情報が正しいと確信します。そしてディン・ジャリンはザ・チャイルドを連れて惑星タトゥイーンのモス・ペルゴへと向かうのでした。
ところがそこでディン・ジャリンは巨大なドラゴンと遭遇するのでした。
エピソード1のトリビア
シーズン2のエピソード1ではお馴染みのキャラクターやトリビアが満載でした。
例えばガモーリアンは、、スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還で初登場したキャラクターです。
また、スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 から度々敵役として登場するサンド・ピープルことタスケン・レイダーも再び顔を見せます。それも面白いのが同エピソードで、タスケン・レイダーはなんと主人公や人間と協力関係になるのです。
かつてルーク・スカイウォーカーを襲い、アナキン・スカイウォーカーの母親を殺したタスケン・レイダーがまさか味方になるとはだれが予想したでしょうか。
ほかにはスターウォーズで度々登場する飲み物である青いミルクが惑星タトゥイーンで画面に映ります。最初に青いミルクを飲んでいたのはルーク・スカイウォーカーの育ての親でもあるオーウェン叔父さんでしたね。
また、タトゥイーンでコブ・バンスが乗っていたスピーダーや幼少時代のアナキン・スカイウォーカーが乗っていたものを改造したものであることが分かります。
そして最大のトリビアがほかでもないボバ・フェットでしょう。ボバ・フェットはお馴染みのツインサンセットを背景にラストで意外な形で姿を見せます。
ボバ・フェットに一体何があったのか!
噂通り、マンダロリアンシーズン2ではエピソード1からいきなり、ファンの間で根強い人気を誇るキャラクター、ボバ・フェットが登場します。
といってもボバ・フェットのアーマーを着ていたのは彼自身でありませんでした。コブ・バンスという名のモス・ペルゴの指揮を執る男でした。なんでも彼はボバ・フェットのアーマーをかつてジャワと交換したというのです。
なぜジャワがボバ・フェットのアーマーを持っていたのかは謎ですが、このことからもボバ・フェットはスターウォーズエピソード6で死ななかったことがはっきりしました。もしあのときボバ・フェットがクリチャーに食べられて死んでいたとしたらとてもアーマーがあんなに綺麗な状態で見つかるわけがないからです。
では一体なぜボバ・フェットは自分のアーマーを手放したのでしょうか。もしかすると、スターウォーズエピソード6のときに怪我を負った末、治療するためにアーマーを脱がなければならなかったのかもしれません。
あるいはかつて賞金稼ぎの仕事を請け負っていた帝国軍に命を狙われることになり、ボバ・フェットのアイデンティティを捨てた、という可能性もありそうですね。
そしてマンダロリアンシーズン2のエピソード1のラストではボバ・フェット本人がタトゥイーンで姿を現しましたが、彼はもちろんマンダロリアンのアーマーを着ておらず、髪の毛はスキンヘッドになっていました。以前に登場したときとはだいぶ外見が変わっていましたね。
今後、ボバ・フェットは同シリーズにおいて重要な役割を担うと言われており、僕の予想ではモフ・ギデオンといった帝国軍の残党の仲間ではなく、最終的には主人公の味方をするようになるんではないかと思っています。
いずれにしても、人気キャラの復帰が実現したことで、今後ますますマンダロリアンシリーズから目が離せなくなりそうですね。
以上、マンダロリアンシーズン2エピソード1についてでした。
エピソード2のあらすじ
マンドーことディン・ジャリンは、ザ・チャイルドを故郷に連れ戻すために銀河系を旅していますが、そのためにはほかのマンダロリアンの助けが必要不可欠だと考えています。
すでに惑星タトゥイーンの外れにある小さな村、モス・ペルゴに仲間を探しに行ったディン・ジャリンですが、そこにいたのはマンダロリアンの戦士ではなく、ボバ・フェットのアーマーをみにまとった別の男でした。
ディン・ジャリンは彼が信頼する整備士であり、情報提供者のペリ・モットーのいる惑星タトゥイーンのモス・アイズリーに戻りました。
すると、そこでペリ・モットーからカエルに似たエイリアンを紹介されます。なんでもそのカエルに似たエイリアンの夫がマンダロリアンの居所についての情報を持っているというのです。彼女の夫はトラスクと呼ばれる月にいるとのことでした。
こうしてディン・ジャリンはひょんなことからザ・チャイルドだけでなく、カエルに似たエイリアンとも行動を共にすることになりました。それも彼女は卵を持っていたため通常のスピードよりも遥かに遅い、サブライトスピードで宇宙船レイザークレストを操縦しなければなりませんでした。
そのせいでディン・ジャリンは途中、Xウィングに乗った共和国軍のパイロットに囲まれてしまいます。そして逃亡した末、不時着したのが謎の氷の惑星だったのです。
エピソード2のトリビア
エピソード2でもこれまでのスターウォーズシリーズと関連する数々のキャラクターや場所が登場しています。
例えばディン・ジャリンがペリ・モットーと再会した酒場カンティーナは旧三部作でルーク・スカイウォーカー、オビワンケノービ、ハン・ソロなどの行きつけの店でしたね。
かつてペリ・モットーは座った席はハン・ソロが座った席と同じ場所でした。
逆にペリ・モットーの向かいに座っていたのはアリに似たエイリアンでしたね。ちなみにエピソード2の監督は映画アントマンシリーズを監督したペイトン・リードだったので、もしかすると、あのエイリアンはペイトン・リードの遊び心で登場させたのかもしれません。
また、バーテンダーのドロイドは、かつてジャバのもとで働いていてドロイドと同じK99です。
ドロイドといえば、ペリ・モットーのもとで働いていたドロイドは、スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナスにも登場していましたね。
共和国軍のXウィングにディン・ジャリンの宇宙船レイザークレストが囲まれるシーンではパイロットの一人が、スターウォーズ・クローンウォーズの生みの親であるデイブ・フィローニ監督だったことに気づいたでしょうか。
デイブ・フィローニはエピソード5を監督することが決まっており、おそらくアソーカ・タノが登場するのもそのエピソードになると考えられます。
また、 ディン・ジャリンが不時着した氷の惑星は、スターウォーズ・フォールンオーダーに登場したイラムではないかと噂されていましたが、実際は違いました。レイザークレストのレーダーにはスターウォーズの世界でよく使われる言語、オーラベッシュで「マルド・クレイス」と書かれていたからです。
マルド・クレイスには巨大なクモの姿をしたクリチャーが登場しますが、あれはスターウォーズ反乱者にも度々登場したクリクナと呼ばれる怪物です。
ちなみにエピソード1で出てきたクレイト・ドラゴンはもともとはゲームのスター・ウォーズ:ナイツ・オブ・ザ・オールド・リパブリックのキャラクターでした。
つまり同シーズンではアニメやゲームなどのキャラクターを実写化して、登場させようという動きがより顕著で、今後もマニアックなキャラたちが次々と登場してくるに違いないです。
以上、マンダロリアンシーズン2エピソード2についてでした。
エピソード3のあらすじ
氷の惑星でクモのクリチャーに襲われたマンドーこと、ディン・ジャリンは、共和国軍のパイロットたちに救われ、なんとか命拾いをしました。そしてなんとか壊れかけた宇宙船、レイザークレストを修理し、氷の惑星を脱出します。
彼らが向かった先はトラスクと呼ばれる月です。トラスクに着陸体勢に入ったレイザークレストですが、故障のせいもあってか誘導システムが作動せず、手動で着陸するしかありませんでした。レイザークレストは大気圏に入ると炎に包まれ、あわや墜落寸前でしたが、なんとかディン・ジャリンが機体を保ち、着陸することに成功します。しかし機体は海の中へと落ちてしまい、かつて帝国軍が使っていたAT-ATのようなマシーンに釣り上げてもらう始末でした。
トラスクは海に囲まれた港のような場所で、ディン・ジャリンはそこで自分と同じマンダsロリアンを見かけた、という情報を頼りにやって来ました。
約束通り、ディン・ジャリンはカエルに似たエイリアンを夫のところまで送り届け、その代わりに酒場に行くように教えられます。
酒場に行くと、ディン・ジャリンは、イカに似た種族であるクオレンと知り合います。なんでもそのクオレンがマンダロリアン戦士のところまでディン・ジャリンを連れて行ってくれるというのです。
クオレンの船に乗り込んだ、ディン・ジャリンは、海のクリチャーに餌をあげるところを見せてやると騙され、ザ・チャイルドと共に檻の中へと落とされてしまいます。
そしてあわや溺れそうになっていたディン・ジャリンのもとに現れたのが3人のマンダロリアンの戦士だったのでした。
エピソード3のトリビア
同エピソードがこれまでのエピソードの中でも最もストーリーが動いたエピソードといっても過言ではないでしょう。
それもそのはずアニメの人気キャラクターの一人、ボー・カタン・クライズが登場したからです。
ボー・カタン・クライズを知らない人のために簡単に説明すると、彼女はマンダロリアンのリーダー的存在で、マンダロリアンの象徴ともいえるダークセイバーを最後に握ったマンダロリアンの戦士でもあります。
ボー・カタン・クライズは、マンダロリアンの復権を望んでおり、そのために奪われたダークセイバーをモフ・ギデオンから取り返そうというのです。
つまりここでやっとシーズン1で最後にモフ・ギデオンが持っていたダークセイバーと話がリンクしていくのです。
ちなみにボー・カタン・クライズを演じているのは、スターウォーズのアニメシリーズ、クローン・ウォーズや反乱者たちでもボー・カタン・クライズの声を担当した女優のケイティー・サッコフです。
オリジナルの声である彼女が実写版のボー・カタン・クライズを演じることについては、もはや誰も文句がないでしょう。それも実写キャラクターとしてもイメージと離れず、ぴったりな役柄でしたね。
同ではボー・カタン・クライズは二人の部下を連れていました。その一人がプロレスラーのサーシャ・バンク演じるコスカ・リーヴス、そしてもう一人がサイモン・カシアニデス扮するアックス・ウーヴスです。
サーシャ・バンク演じるキャラについては同じくアニメの主要キャラであるサビーヌ・レンではないかといった噂もありましたが、違いましたね。
また、物語の終盤には、ボー・カタン・クライズがディン・ジャリンにザ・チャイルドを故郷に連れ戻したければアソーカ・タノを探すようにとアドバイスしたことで、アソーカタノの実写デビューが確定となりました。
しかしながら僕の予想では次回のエピソード4ではアソーカ・タノは姿を現さないでしょう。それではあまりにも簡単すぎるので、おそらくもうちょっと引っ張るんじゃないかと思います。
なによりエピソード5の監督がアソーカ・タノの生みの親のデイヴ・フィローニなので、彼のエピソードで初披露されるのではないでしょうか。
さて、本作にはマンダロリアン戦士たちのほかにも懐かしのキャラクターが登場していました。その一人がモン・カラマリです。モン・カラマリといえば、共和国のために戦ったギアル・アクバーが代表的ですが、同エピソードで登場するモン・カラマリはディン・ジャリンの壊れたレイザークレストを修理するメカニックでした。
モン・カラマリとイカに似たクオレンは同じ水の惑星モン・カラ出身で彼らが似たような地域を好んで生息するのも意味があるようです。同エピソードのトラスクもまた水に囲まれた場所だったのもそのせいでしょう。
ボー・カタン・クライズが部下とディン・ジャリンを連れて、帝国軍の戦闘機に乗り込んだシーンでは、モフ・ギデオンがホログラムとして登場しました。
この流れだと今後、ボー・カタン・クライズVSモフ・ギデオン、そしてもしかするとアソーカ・タノVSダースモールといった対決が見れるかもしれませんね。なぜならダースモールもかつてダークセイバーを手にし、マンダロアを征服した一人だからです。
そして偶然か、それとも必然か、同エピソードを監督したブライス・ダラス・ハワードは、ハンソロ・スターウォーズストーリーを監督したロン・ハワードの娘です。ハン・ソロスターウォーズにもダースモールが登場していますね。
いずれにしろ今後、クローン・ウォーズだけでなく、反乱者たちなどのアニメで大活躍したキャラクターたちが数多く登場するのはまず間違いないでしょう。
以上、エピソード3についてでした。
エピソード4のあらすじ
マンドーことディン・ジャリンはトラスクでボー・カタン・クライズをはじめとするほかのマンダロリアン戦士たちと出会った後、ボー・カタン・クライズのアドバイス通り、アソーカ・タノがいると言われている、森林の惑星コルヴァスにあるカロダンと呼ばれる町に向かいました。
ところが出発してからしばらくすると、トラスクでモンカラマリに修理してもらったはずのレイザー・クレストがすぐに動かなくなります。
ディンジャリンは飛行中にザ・チャイルドに指示しながら修理を試みますが、ザ・チャイルドは間違ったコードをつなげてしまい、余計に壊れてしまいます。
そこでディン・ジャリンはかつてモフギデオンと戦った惑星ネヴァロに向かいました。そこに行けばキャラ・デューンやグリーフ・カルガといった仲間たちがいるからです。
惑星ネヴァロに着くと、ディン・ジャリンはキャラ・デューンとグリーフ・カルガに歓迎されました。
前回来た時とは違って惑星ネヴァロは発展し、平和に暮らす人々で活気に満ちていました。グリーフ・カルガは快く、ディンジャリンのレイザークレストの修理を引き受けました。
しかしそれと引き換えにディンジャリンに、惑星ネヴァロの反対側にある帝国軍の基地を一掃するのを手伝ってほしいとお願いします。
こうしてディンジャリンはキャラ・デューンとグリーフ・カルガ、そして魚の顔をしたエイリアン、ミスロルを連れて、惑星ネヴァロにある、最後の帝国軍の基地に乗り込んでいくのでした。
エピソード4のトリビア
物語の冒頭ではディン・ジャリンとザ・チャイルドが必死で故障したレイザークレストを直そうとする下りがありました。
しかしザ・チャイルドは言葉が完璧に理解できるわけではないので、ディン・ジャリンの指示通りにはなかなか動いてくれません。
ディン・ジャリンは赤いケーブルと青いケーブルを離すように注意したにも関わらず、ザ・チャイルドはくっつけてしまい、ショートさせていましたね。
あのシーンは、どこかガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスでのロケットとベビー・グルートのやり取りを彷彿させるものでしたね。
惑星ネヴァロでは、C-3POに似たドロイドが子供たちの先生となって学校で教育をしていました。あのシーンではザ・チャイルドが再びフォースを使って、子供のお菓子を横取りするシーンもありましたね。
また、惑星ネヴァロでは以外なキャラクターが働いていました。そう、ディン・ジャリンがシーズン1で捕まえた魚の顔をしたエイリアン、ミスロルです。
ミスロルはディン・ジャリンによってカーボン凍結されたことから、いまだに片目が良く見えないといっていましたが、あれはスター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還でハンソロがカーボン凍結から目覚めたときにも同じことが起こっていましたね。
惑星ネヴァロに残された帝国軍の基地の中にはスター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望などで登場した原子炉のような機械が出てきましたね。スターウォージシリーズでは敵の基地には必ずといっていいほど、あれに似た原子炉がありますね。
さて、基地の中に侵入していったディン・ジャリンたちは、そこで大きな水槽の中にクローンのような物体を見つけます。まさかあの場所にクローンが登場するとは誰も予想していなかったんじゃないでしょうか。
あそこは基地ではなく、帝国軍の秘密のラボラトリーだったのです。そこではクローンにまつわる実験が行われており、それも失敗に終わったそうなのです。では一体なんのために帝国軍はクローンを作ろうとしていたのでしょうか。
考えられるのはパルパティーンの魂を宿す肉体のためのクローン。あるいは後に発足されるファーストオーダーの指導者スノークを作りだすためのクローンです。
おそらく姿、形から判断すると、スノークのための実験だったのではないかと思います。なぜなら水槽に入った肉体をよく見ると、スノークの頭にあったような同じ傷がありますね。耳もともかなり似ています。
また、あのシーンで流れた音楽はスノークの登場シーンで度々流れた同じBGMか、それに近いものでしたね。
いずれにしろクローンの体にはフォース感知者、つまりフォースセンシティブの者の血が必要だと彼らは考えており、そのターゲットとしてモフギデオンは強いフォースのポテンシャルを持ったザ・チャイルドを追いかけていたのでした。
この実験はモフギデオンの指示で遂行されてたようなので、モフギデオン本人がフォースセンシティブの肉体を手に入れるためにやっているという可能性もなきにしもあらずですが、おそらくモフギデオンを裏で操っているのはパルパティーンじゃないでしょうか。
もしそうだとしたら、今後スノーク、あるいはパルパティーンも同シリーズで登場することも十分にありえそうです。
終盤にホログラムで帝国軍の上官に、ディン・ジャリンのレイザークレストに探知機を取り付けたと話していたのは、惑星ネヴァロでレイザークレストを修理するように命令されていたエイリアンです。
あのエイリアンは上官から新しい時代になったときにしっかり報酬をもらえるだろう、といったようなことを言われていましたが、新しい時代とはファーストオーダーのことを指しているのは明らかですね。つまりマンダロリアンシリーズでファーストオーダーが発足するのももはや時間の問題なのでしょう。
今後、モフギデオンは探知機をつかってディン・ジャリンを追跡することになりますが、ディン・ジャリンはこれからアソーカタノのいる場所へと向かおうとしていることからも、もしかするとディン・ジャリンがモフギデオンに捕まって危機一髪になったところにアソーカタノが登場するような予感がします。
そして最後に同エピソードでモフギデオンと共に画面に映ったのが、何体もの黒いアーマーです。あれはおそらくゲーム、スターウォーズ・バトルフロントに登場したショドウトルーパーのアーマーか、あるいは、ダークトルーパーと呼ばれるバトルドロイドかのどちらかでしょう。
これまでスターウォーズの世界では様々な敵キャラが紹介されてきましたが、スターウォーズ・エピソード9・スカイウォーカーの夜明けに登場した、シス・トルーパーに続く、新キャラがまもなく実写で見れそうですね。
以上、エピソード4についてでした。
エピソード5のあらすじ
アソーカ・タノは惑星コルヴァスにあるカロダンを帝国軍の残党の支配下から解放しようとしていました。そこでは村人が迫害され、ひどい扱いを受けていたからです。
カロダンを牛耳っている女司令官モーガン・エルスベスは村人を人質に取り、アソーカ・タノを脅します。しかしアソーカタノはそんな脅しにも一切臆することなく、モーガン・エルスベスに一日の猶予を与えるから村人を自由にするように命じます。
一方、惑星ネヴァロで宇宙船レイザークレストを修理し、ひと仕事終えたディン・ジャリンはボー・カタン・クライズの助言通り、カロダンに向かっていました。
カロダンは自然に囲まれた場所とはとても言えない、枯れた木々で覆われ、深い霧に包まれた場所でした。とても平和といった雰囲気はなく、何やら不穏な空気が流れています。
ディン・ジャリンは賞金稼ぎの態で、モーガン・エルスベスに会いに行きました。そしてジェダイを殺す仕事を言い渡されます。その代わりにマンダロリアンアーマーの素材として知られるベスカーでできた槍を報酬として与えるというのです。
ジェダイとはもちろんアソーカ・タノのことです。ディン・ジャリンは言われるままに森林の中へと入っていき、アソーカ・タノと遭遇しました。
二人は最初こそ格闘しましたが、ディン・ジャリンがボーカタン・クライズの名前を出したことでアソーカ・タノは彼が敵ではないことを知ります。
そしてディン・ジャリンはザ・チャイルドをアソーカ・タノに紹介したのでした。フォースの力を使ってか、アソーカ・タノはザ・チャイルドと意思の疎通を取ることができました。そしてザ・チャイルドに一体何があったのかをディン・ジャリンに語って聞かせるのでした。
エピソード5のトリビア
エピソード5では予想通り、スターウォーズ・クローンウォーズでお馴染みの大人気キャラ、アソーカ・タノが登場しました。
もっと引っ張って、終盤に登場するのかと思いきや、案外あっさりと最初のシーンから登場したことにはびっくりした人も多いのではないでしょうか。そしてアソーカ・タノを演じているのも噂通り、女優のロザリオ・ドーソンでしたね。
また、アニメシリーズではすでに披露していた白いライトセイバーを二刀流にして戦うなど、ファンからしたら待ちに待ったシーンが盛りだくさんになっていました。
これまで実写シリーズではカイロレンやダースモールなどが変わった形のライトセイバーを使っていましたが、アソーカ・タノのライトセイバーもまた個性的で格好いいですね。
アソーカ・タノがザ・チャイルドと出会ったことにより、今までずっと隠されていた謎が解けました。そう、ザ・チャイルドの名前はグローグーだったのです。
それもなんとグローグーは惑星コルサントのジェダイテンプルで育ったパダワンの一人だったのです。多くのマスターによって教えを受けたグローグーでしたが、クローン戦争が勃発し、帝国軍の支配力が強まった頃、身を隠すために何者かによってジェダイテンプルから連れ去れた過去を持っていたのでした。
ちなみにグローグーはああ見えて50歳であることが分かっています。実はアナキン・スカイウォーカーと同年代なのです。つまりアナキン・スカイウォーカーがジェダイテンプルで訓練を受けていたとき、すでにグローグーもあの場所にいた可能性が高いですね。
では一体、誰が彼のことをジェダイテンプルから連れ去ったのでしょうか。可能性としてはオビワンケノービ、メイス・ウィンドゥ、ヨーダ、パルパティーンなどでしょうか。
ちなみにオビワンケノービはすでにミニシリーズの製作が進められており、もしかすると、そこでクロスオーバーする可能性もありそうです。
一方、スターウォーズ・エピソード3/シスの復讐で死んだと思われているメイス・ウィンドゥは、実は生きているといったことが度々囁かれており独自のシリーズも製作されるのではないかといった噂まで出ています。
また、グローグーと同じ種族であるヨーダが密かにグローグーの身を隠した、とも考えられますね。グローグーは実はヨーダの息子だったのかもしれません。
あるいは実はヤドルが生きていて、彼女がグローグーを連れ去ったということもなきにしもあらずです。
もし、パルパティーンがこの時点でグローグーを連れ去ったとしたら、それは彼の計画していたクローンの実験台に使うためだったのでしょう。パルパティーン、あるいは帝国軍の計画については、エピソード4で触れられていましたね。
パルパティーンはこのときから自分のクローンを作る必要性に迫られることを感じ取っていたのかもしれません。
ディン・ジャリンは今後、アソーカ・タノのアドバイスを受けて、ジェダイオーダーの起源ともいえる惑星タイソンに向かうことになります。
そこでグローグーをフォースと強いコネクションを持つ廃墟に連れて行き、山の頂上にある岩に置けば、彼のフォースの力が覚醒するかもしれないというのです。そしてグローグーのフォースの力をほかのジェダイが感じ取って、彼のことを探しに来るんじゃないのかとも言っていましたね。
では一体、この時代に残されたジェダイとは誰のことを指しているのでしょうか。真っ先に思い浮かぶのがルーク・スカイウォーカーじゃないでしょうか。この時、ルークは一人で新しいジェダイオーダーを築こうと動きだしたときです。後にカイロレンとなるベンソロを指導したのもルークでした。
そんなルークがグローグーを弟子として受け入れる、あるいはグローグーに相応しい道を照らす役割を果たすのかもしれません。
一方でアソーカ・タノは彼女独自のミッションを遂行しようとしていました。それはスローン大提督(だいていとく)を探すミッションです。
カロダンを牛耳っていた女司令官モーガン・エルスベスは物語の最期でスローン大提督(だいていとく)の手下であることが分かりました。スローン大提督とは、チスという種族の帝国軍の将校で、これまでスターウォーズの小説やアニメシリーズのスターウォーズ反乱者たちに登場しています。
反乱者たちで、スローンは最後エズラ・ブリッジャーと共にイパースペースへ姿を消し、そのまま行方不明となっていました。そしてアソーカ・タノがエズラ・ブリッジャーを探しに行ったところで、反乱者たちは幕を閉じていることからも、あれからアソーカ・タノはずっとエズラ・ブリッジャーを探し続けているということになりますね。
つまりアソーカ・タノにとってはスローンを見つけ出すことが、エズラ・ブリッジャーが見つかるのではないかと考えているに違いないです。そしてそんなアソーカ・タノの旅が今後、マンダロリアンシリーズとは別にシリーズ化されるのではないかと言われているのです。
こうなってくると、スターウォーズの世界が一気に広がっていく感じがしますね。ストーリーはその分、複雑になりますが、スターウォーズファンからしたら楽しみが何倍も増えるのではないでしょうか。
以上、エピソード5についてでした。
エピソード6のあらすじ
アソーカ・タノに言われた通り、ディン・ジャリンはグローグーをジェダイの起源と言われる惑星タイソンへと連れて行きました。
惑星タイソンの山の頂上には遺跡のような岩で囲まれた場所がありました。しかしその場所は狭く、レイザークレストに乗って着陸することは不可能でした。
仕方なく、ディン・ジャリンはジェットパックを使ってグローグーを抱えながら行き、岩の上にグローグーをそっと乗せたのでした。
初めこそ何も起こりませんでしたが、フォースの力を感じ取ったのかやがてグローグーは瞑想を始め、フォースを呼び覚まします。
そのときちょうど何者かの宇宙船が惑星タイソンに着陸するのをディン・ジャリンは目撃しました。危険を感じた彼は早いところグローグーを連れて行こうとするものの、フォースと共鳴しているグローグーを中断することはできませんでした。
ディン・ジャリンは仕方なく、一人で山を下りていき、宇宙船から出てきた男と対面します。その男はほかでもないボバ・フェットだったのです。
エピソード6のトリビア
同エピソードの最大の見所が、ボバ・フェットの完全復活じゃないでしょうか。すでにエピソード1で登場していたボバ・フェットですが、タスケン・レイダーの武器を振り回したり、自分のアーマーを取り返しては膝からミサイルを放つなど、大暴れでしたね。
正直、ボバ・フェットは過去の登場シーンからしても、それほど強いイメージはなかったんですが、今回はそのイメージを払拭すると同時に完全復活を果たしたといえそうですね。
ちなみに同エピソードで、ボバ・フェットがディン・ジャリンに対して言った「私はただ宇宙に自分の足跡(そくせき)を残したいだけだ。」というセリフは、ジョンゴ・フェットがオビワンケノービに言ったセリフの引用です。
また、ボバ・フェットはある女性を連れていましたが、あれはもちろんシーズン1で登場した賞金稼ぎのフェネック・シャンドです。
フェネック・シャンドは砂漠で仲間に裏切られ、殺されたかに思われましたが、あのとき倒れた彼女に近づこうとする謎の男がいましたね。その男がボバ・フェットだったのです。
あの男の正体はモフギデオンではないかという意見が多かったんですが、予想に反してボバ・フェットだったことがここに来て判明したことで、シーズン1の時点ですでにボバ・フェットの登場が計画されていたことが分かりました。
そう考えると、マンダロリアンシリーズはかなり綿密にプロットとストーリーが練られいるのが分かりますね。まだ人気が出るかもわからなかったシーズン1の時点で、シーズン2、あるいはそれ以降のストーリーまで考慮して伏線が張られていた、というのは、行き当たりばったりでストーリーを組み立てていったスターウォーズ続編三部作とは大違いですね。
そして同エピソードでは、ついに帝国軍のバトルドロイド、ダークトルーパーが登場しました。そう、エピソード4のラストでちらっとだけ映ったダークトルーパーがついに出動したのです。
ちなみにダークトルーパーは、スターウォーズのゲーム、ダークフォーセスやバトルフロントといった作品に登場した敵キャラで、ハイテク技術を駆使して製造されたエリートドロイドです。彼らはマンダロリアン戦士が使うジェットパックのような飛行デバイスを背負って、空を飛んでいましたね。あの登場シーンはどこか映画アイアンマンを彷彿とさせるものがありました。同シリーズの製作総指揮がアイアンマンの監督であるジョン・ファブローなのは決して偶然ではないでしょう。
また、フェネック・シャンドが蹴った大きな岩が転がっていくシーンは、映画インディージョーンズのワンシーンがモチーフになっています。ちなみにインディージョーンズの原案を手掛けたのはスターウォーズの生みの親であるジョージ・ルーカスです。
さて、同エピソードの終盤にはディン・ジャリンの宇宙船レイザークレストが破壊されただけでなく、グローグーまで連れて行かれてしまいました。これによって今後、同シリーズはグローグーを救出するストーリーへと変貌を遂げていきそうですね。
それはちょうどルークスカイウォーカーとハンソロたちがレイア姫を救出したストーリーとも被りそうです。くしくグローグーはレイア姫のように催眠ガンで撃たれて気を失ってしまいましたね。
グローグーは牢屋の中でストームトルーパー相手にフォースを使って格闘していましたが、あのシーンはグローグーのダークな部分が垣間見えるシーンでもありました。アソーカ・タノが心配していたとおり、グローグーはもしかすると危険な存在なのかもしれませんね。
果たしてこのままグローグーは人体実験に使われてしまうのでしょうか。それともダークサイドに落ちて行ってしまうのか。それともジェダイによって救われるのか。今から続きが楽しみですね。
以上、エピソード6についてでした。
エピソード7のあらすじ
グローグーを帝国軍に連れ去られてしまったディン・ジャリンは共和国軍の捕虜となっているミグズ・メイフェルドを使って、モフィギデオンの宇宙船の座標を手に入れようと考えます。
そのためにカーラ・デゥーンに頼み込んで、ミグズ・メイフェルドが強制労働をさせられている場所へと向かい、捕虜として強制的にミッションに連れ出すことにします。
ディン・ジャリンはミグズ・メイフェルドを宇宙船スレーヴワンに乗せてボバフェット、カラー・デューン、フェネック・シャンドと共に惑星モラックに向かうことにします。
なぜなら惑星モラックには帝国軍のライドニウムの精製施設があり、そこに行けば帝国軍の内部システムにアクセス可能なターミナルがあるからです。
惑星モラックについてディン・ジャリンたちは、帝国軍の施設に潜入するためにある作戦を立てます。
ライドニウムを積んだ帝国軍の貨物車を強奪し、兵士をフリをして内部に入ろうというのです。しかしながら施設のセキュリティーにスキャンされ、身元がバレてしまえば一大事になるため、顔が知られているカーラ・デゥーン、フェネック・シャンド、ボバ・フェットは行くことはできません。
そこでミグズ・メイフェルドとディン・ジャリンだけが行くことになりました。もちろん目立つためにディン・ジャリンがマンダロリアンのアーマーを着ていくこともできません。そこでディン・ジャリンは自分のアーマーを脱ぎ、貨物車に乗っていたストームトルーパーのアーマーを来て、帝国軍の施設に潜入していくのでした。
エピソード7のトリビア
エピソード7はほかのエピソードと比べると、ストーリー展開が比較的少なかったエピソードといえるでしょう。その代わりに主人公ディン・ジャリンの内面を変化を描いたエピソードになりました。
特に今まで断固として、ヘルメットを脱ぐことを拒否していたディン・ジャリンが、ベスカーのアーマーはもちろん、非常事態に合わせて素顔を見せるシーンまでありましたね。
ディン・ジャリンはエピソード3でボーカタン・クライズと出会って以来、今まで自分が信じていたマンダロリアン戦士のポリシーを覆されました。
他人に素顔を見せてはいけない、というのはあくまでもマンダロリアンの一つのグループ、デスウォッチのポリシーであり、それだけが唯一の道ではない、ということに気づきだしたといえるでしょう。
おそらく今後ディン・ジャリンの視野はさらに広がっていき、いずれはマスクをかぶることにもそれほどこだわらなくなるのではないかと思います。
さて、今回のエピソードでも懐かしのキャラや要素が盛りだくさんになっていましたね。例えば序盤の強制労働施設では帝国軍のタイファイターのスクラップを共和国軍が再利用しようとしている様子が映されていました。
エピソード3でも出てきましたが、共和国軍もまた帝国軍のAT-ATをクレーンのように重い機械を移動される機械として使っていましたね。
囚人を見張っていた共和国軍のドロイドは、シーズン1のエピソード6でも登場したセキュリティードロイドで、スターウォーズエピソード1をはじめ、クローンウォーズ、ローグワンといった作品にも度々登場しているセキュリティードロイドの改良版ともいえそうです。
また、同エピソードではボバ・フェットが操縦する宇宙船スレーヴワンがより詳しく描写されていました。
スレーヴワンといえばかつてはボバ・フェットの父親であるジャンゴフェットがスター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃で操縦した宇宙船ですが、ディン・ジャリンとミグズ・メイフェルドを帝国軍の施設から間一髪のところで救出したのもスレーヴワンでしたね。
ディン・ジャリンとミグズ・メイフェルドが帝国軍の兵士から奪った貨物輸送車は、ジャガーノートと呼ばれるタンクで、スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐:やローグワンでも登場しています。
そのジャガーノートに積まれていたライドニウムと呼ばれる燃料はアニメシリーズのクローンウォーズや反乱者たちで度々言及されています。
ジャガーノートに乗っている途中、ディン・ジャリンとミグズ・メイフェルドは盗賊に襲われますが、あのシーンはマッドマックスや恐怖の報酬といった映画のワンシーンをモチーフにしています。
ちなみに帝国軍の施設の中には従来の白いストームトルーパーのほかにもベージュのアーマーを身にまとったストームトルーパーがいましたが、あれはローグワンにも登場したコースタル・ストームトルーパーと呼ばれる沿岸防衛ストームトルーパーに似ていましたね。
同エピソードでディン・ジャリンとミグズ・メイフェルドが帝国軍の兵士を装って内部に潜入したことで、多少なりとも帝国軍目線で銀河系を見ることができたのもこれまでのスターウォーズにはない瞬間でしたね。
ミグズ・メイフェルドは帝国軍も共和国軍も同じようなものだと言っていました。結局は誰かが支配し、またほかの誰かが支配されるだけだと。そういう目線で見ると、一概に共和国軍が正義の味方ではないことにも気づきます。
そして中立な立場にいるディン・ジャリンの目線でストーリーを追っていくことで、またスターウォーズの世界を違った見方で楽しめそうですね。
以上、エピソード7についてでした。
エピソード8のあらすじ
ディン・ジャリンやボバフェットらを乗せたスレイヴワンは、クローン・エンジニアであるドクター・パーシングの乗るインペリアル・シャトルを追撃しようとしていました。スレイヴワンはイオン砲を放ち、相手のインペリアル・シャトルを不能な状態にさせました。
そしてディン・ジャリンとキャラ・デューンがドクター・パーシングのいるところまで乗り込んでいき、人質として彼を連行したのです。
続いてディン・ジャリンが向かったのは、ボーカタン・クライズとコスカ・リーヴスのもとです。なんとしてでもザ・チャイルドを救出したいディン・ジャリンはモフィ・ギデオンを位置情報を手に入れたとして、ボーカタン・クライズにミッションに参加するように呼びかけます。
モフィ・ギデオンの持つダークセイバーを取り戻したいボーカタン・クライズにとってはそれは好都合のミッションでした。
ところがその時、その場に居合わせたボバフェットとコスカ・リーヴスが口論の末、争いになります。
なんとかその場は収まり、ボーカタン・クライズたちも救出ミッションに参加することになりましたが、マンダロリアン戦士たちが力を合わせても危険なミッションであることには変わりません。
なぜならモフ・ギデオンの乗るライトクルーザーには多くのダークトルーパーがいつでも起動できる状態でスタンバイしているからです。
そこでディン・ジャリンたちがドクター・パーシングたちから奪った帝国軍の戦闘機に乗り込み、スレイブワンが、その戦闘機を追撃しているフリをして、モフ・ギデオンのいるライトクルーザーに緊急着陸する、という作戦に出ます。
しかしモフ・ギデオンはこれが罠だと気づくと、真っ先にザ・チャイルドことグローグーのもとへと行き、ダークセイバーを振りかざして彼を人質に取るのでした。
エピソード8のトリビア
シーズン2の最終エピソードとなったの本作は、たくさんの細かいトリビアで溢れていました。
まず、ディン・ジャリンとキャラ・デューンがドクター・パーシングを捕まえようとしたシーンでは帝国軍の兵士の一人がキャラ・デューンに向かって挑発するように惑星オルデランの話をします。
なんでも彼はデススターが惑星オルデランを破壊するところをデススターからその目で見たというのです。
ちなみにキャラ・デューンは惑星オルデラン出身のため、その話は彼女を怒らすには十分でした。奇しくも惑星オルデランはレイア姫の故郷でもあるためスター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望で、あのデススターの攻撃によって仲間を失い涙を流したのは、キャラ・デューンも同じだったのです。
ドクター・パーシングを捕虜にしたディン・ジャリンたちが次に向かったのはボーカタン・クライズとコスカ・リーヴスのもとですが、そのときに一瞬だけ映るのがアニメーションシリーズ、クローンウォーズでボーカタン・クライズが乗っていた戦闘機ガントレットですね。実写としてガントレットが登場するのはこれが初めてです。
ボバフェットとコスカ・リーヴスが格闘する下りでは、コスカ・リーヴスがアクロバティックな技を披露していましたが、あれはコスカ・リーヴス演じるプロレスラーのサーシャバンクがプロレスで使う技です。
最初こそいがみあっていた、ボバフェットとコスカ・リーヴスやボーカタン・クライズですが、結局最終的には互いの目的のために力を合わせることにします。そして緊急事態のフリをしてインペリアル・シャトルに乗り込み、ライトクルーザーに侵入していったメンバーはボバフェットを除いた、ディン・ジャリン、キャラ・デューン、フェネック・シャンド、ボーカタン・クライズ、コスカ・リーヴスでした。
思えばすたウォーズの世界で、あれだけ女性を中心としたグループが戦いの最前線に立ち、活躍したのは実写では初めてのことでしたね。スターウォーズエピソード9でも女性のレイが主人公でしたが、ディズニーが今どれだけ女性キャラクターを推しているかが分かりますね。
それだけ女性ファンを巻き込みたいという思惑もあるのでしょう。または長年、男ばかりの世界だったスターウォーズに多様性を持たせようとしている意図もありそうです。
そして同エピソードでは初めてダークセイバーを使った実写のソードバトルが見られました。ダークセイバーVSマンダロリアンの槍の戦いはなかなかの見ものだったんじゃないでしょうか。
ダークセイバーといえばモフギデオンが、ダークセイバーは戦って勝ち取らないと意味がない。さもなければマンダロリアンのリーダーの資格はない。だからボーカタン・クライズとディン・ジャリンが戦うべきだ、などと言っていましたが、おそらくあれは今後のマンダロリアンシーズンの伏線になるのでしょう。
もしかすると、今度はディン・ジャリンとボーカタン・クライズがなんらかの形で衝突し、ダークセイバーをめぐって争うなんてこともなきにしもあらずです。
ちなみにモフギデオンはああ言っていましたが、アニメーションシリーズの反乱者たちではボーカタン・クライズがダークセイバーをサビーヌレンから譲ってもらったこともあるのでどこまでが本当か、どこまでボーカタン・クライズがその掟にこだわりがあるのかは謎ですね。
なお、ダークセイバーの歴史については別の動画で解説してるので、ぜひそちらをご覧ください
さて、本作最大のサプライズ、それは間違いなく終盤で、お馴染みのジェダイが登場したことじゃないでしょうか。
ダークトルーパーに逃げ道を塞がれたディン・ジャリンたちの前にXウィングに乗ってやってきたのは、ほかでもないルーク・スカイウォーカーでした。
そう、エピソード6の惑星タイソンでグローグーがフォースと共鳴したことによってはるか遠くにいたルーク・スカイウォーカーがそれを感じ取っていたのでした。
ちなみにルーク・スカイウォーカーが狭い通路で、ダークトルーパーたちを次々とやっつけていくシーンは、ローグワンでダースベイダーことアナキン・スカイウォーカーが次々と共和国軍の兵士を倒していったシーンがモチーフになっています。
あのシーンでルーク・スカイウォーカーを演じたのは、イギリス人俳優のマックス・ロイド・ジョーンズ。
そういえばローグワンでもラストでレイアが登場しましたが、あのときもキャリーフィッシャーではなく、ノルウェー人女優イングヴィルド・デイラが代わりに演じていましたね。どちらもそれぞれの俳優にCG処理を施して本物に似せた結果、若かりし頃を見事に再現していました。
また、ディン・ジャリンがグローグーと別れるときにマスクを取ったシーンはスター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還で、アナキンスカイウォーカーがルーク・スカイウォーカーに素顔を見せたシーンのオマージュといえるでしょう。
アナキンがルークの父親だったように、ディン・ジャリンもまたマンダロリアンシリーズではグローグーの父親代わりだったのです。そんな二人が離れ離れになる場面で涙を流した人も少なくなかったんじゃないでしょうか。もちろん僕もその一人です。
エンドロール後のおまけシーンでは、フェネック・シャンドとボバ・フェットが惑星タトゥイーンにあるジャバ・ザハットのアジト、ジャバの宮殿に向かいました。
そこにいたのはかつてジャバ・ザハットの右腕として働ていた、ビブ・フォーチュナでした。そのビブ・フォーチュナをボバ・フェットは殺し、自分がその宮殿の王座に座ったところで、次のようなテロップが流れます。
THE BOOK OF BOBA FETT COMING DECEMBER 2021
ちなみにここでいうブックは、本のことではなく、ボバフェットを主人公にしたドラマシリーズのことを指していると思われます。先日、開かれたインベスターデイでは発表されませんでしたが、ボバフェットのドラマシリーズの製作も正式に決定しているのです。
イベントで発表されなかったのは、マンダロリアンシーズン2の最終エピソードでサプライズにしたかったからでしょう。
マンダロリアンシーズン2はここで終わりますが、今後シーズン3も控えており、ボバフェットシリーズ、アソーカタノシリーズ、オビワンケノービシリーズなどスターウォーズはまだまだ続きます。
実はマンダロリアンシリーズがスタートした当初、正直、スターウォーズの一ファンとして僕は少し物足りなさを感じていました。シーズン1は特にストーリーの方向性があまり定まらっておらず、それぞれのエピソードもただ時間稼ぎのようなところが多かったからです。
シーズン1の感想動画を改めて見てもらえば分かると思いますが当時僕はマンダロリアンシーズンにはかなり批判的でした。
ところがシーズン2になってから、まさかここまでのめり込めるとはとは想像もしていませんでした。アニメ、ゲーム、小説の世界を実写の世界と上手く結びつけ、コアなファンの期待にこたえつつ、最後は予想外のフィナーレで締めくくった見事なできだったと思います。