ついにオビワンケノービドラマがフィナーレを迎えました。そこでこの記事ではエピソード6のあらすじとトリビアと同シリーズの感想を述べたいと思います。
エピソード6のあらすじ
サードシスターことリーヴァは惑星タトゥイーンでオーウェンラーズのモイスチャーファームを探していました。彼女の目的はもちろんルーク・スカイウォーカーを見つけることです。リーヴァは住人を脅してオーウェンの住所を聞き出し、さっそくルークのもとへ向かいました。
一方、オビワンケノービはオーケンやレイア姫、そして反乱軍の生き残りたちとスペースシップに乗って逃亡を図っていました。しかしすぐ後ろに帝国軍が追ってきており、追撃されるのは時間の問題でした。
それにいち早く気づいたオビワンケノービは一人だけ小型船に乗って別の惑星に着陸し、ダースベイダーをおびき寄せます。対するダースベイダーもオビワンケノービの誘いを理解しました。そう、お互いが一騎打ちを望んでいたのです。
まもなくして近くの惑星に降り立ったオビワンケノービとダースベイダーはライトセーバーを抜いて再び師弟対決へと挑んだのでした。
エピソード6のトリビア
同エピソードではオビワンケノービがジェダイとしての力を取り戻し、かつてない強さと経験を武器にダースベイダーに立ち向かいました。
そしていざダースベイダーが目の前に現れたとき、オビワンケノービはこんな構えを見せました。
あれはもちろんスター・ウォーズエピソード3/ シスの復讐でオビワンケノービがグリーヴァスと戦った時に見せた構えです。
アニメシリーズ、スターウォーズ反乱者たちでオビワンケノービがダースモールと戦う前にも同じ構えをしていますね。
オビワンケノービは最初こそダースベイダーの邪悪なフォースの力に手こずり、生き埋めにされそうになる場面もありましたが、そんなときにオビワンケノービにはこれまでのアナキンスカイウォーカーとのやり取りが声となって聞こえてきましたね。
そしてビジョンとなって彼の脳裏に現れたのはレイアとルークの姿でした。自分とアナキンスカイウォーカーの戦いとばかり思っていたのが、実はレイアとルークを守るための戦いだったとあのとき彼は気づいたのでしょう。
あのシーンは当初の予定では、師匠のクワイガンジンの声が聞こえると言われていましたが、結局クワイガンジンの力ではなく、守るべき対象であるレイアとルークがオビワンケノービに力を与えた、という展開で落ち着いたようですね。
その代わりクワイガンジンにオビワンケノービが幾度となくしゃべりかけていた伏線があまり回収されずに終わった感もありました。
体中にフォースの力がみなぎるかのように復活を遂げたオビワンケノービは複数の岩を持ち上げて彼に襲い掛かりました。あのシーンはスターウォーズエピソード8最後のジェダイでレイが岩を持ち上げるシーンにも似ていましたね。
そしてオビワンケノービがダースベイダーの顔を切りつけると、マスクからアナキンスカイウォーカーの素顔が見えました。
ちなみに同シリーズでヘイデン・クリステンセンが実際にダースベイダーのスーツの中に入っていたのはエピソード6のみだけで、あのシーンではマスクからはヘイデンクリステンセンとジェームズ・アール・ジョーンズの声が重なって聞こえていましたね。
そうすることでライトサイドのアナキンと、ダークサイドのダースベイダーが一つの身体の中に存在していることを表していたのでしょう。
かつての弟子の姿を見てしまったオビワンケノービは今回もやはりアナキンスカイウォーカーにとどめを刺すことはできませんでした。そしてアナキンスカイウォーカーを殺したのはオビワンケノービではなく、ダースベイダーだ、というセリフを残して二人の戦いは終わりを迎えました。
あのセリフはもちろん、スターウォーズエピソード4でオビワンケノービがルークにルークの父親がどのように死んだのかを説明する場面とリンクしていくことになりますね。
一方、リーヴァはルークのもとに行き、彼を殺そうとしていました。しかしルークに自分自身の姿を見て殺すことができず、ついには自分のライトセーバーまで捨ててしまいます。あのとき彼女はダークサイドからライトサイドに戻ったと考えられそうです。
本当ならリーヴァはダースベイダーに処刑されるともいわれていましたが、やはりリーヴァは生き残りましたね。これによってリーヴァのスピンオフシリーズの制作、あるいはオビワンケノービシーズン2で引き続き登場することが考えられそうです。
オビワンケノービは最後オーウェンに挨拶に行き、ルークの面倒をオーウェンに託します。そしてスピーダーの玩具をルークにやっと手渡すことができましたね。あれでまたスターウォーズエピソード4でルークがスピーダーで遊んでいるシーンも辻褄が合うようになりました。
ちなみにあのときオビワンケノービが来ていた洋服は、オビワンケノービのコミックシリーズで彼が来ていた服と同じです。
そして最後はお待ちかねの師匠のクワイガンジンのフォースゴーストが登場したことで同シリーズはフィナーレを迎えました。そういえばダースベイダーの師匠パルパティーンもホログラムでカメオ出演しましたね。
最後にオビワンケノービの後ろ姿と共にツインサンセットが浮かんでいたのもこれまでのスターウォーズと同じ終わり方でした。そしてあの場所は、アナキンスカイウォーカーが子供のときにポッドレースをした岩山のようにも見えますね。
オビワンドラマの感想
同シリーズはスタートこそスローでしたが、エピソード3あたりから徐々にエンジンがかかってきて4,5,6と後半につれて少しずつ面白くなっていったかなあ、という感想を抱きました。
ほかのドラマシリーズと比べると、マンダロリアンシリーズよりは劣るけど、ボバフェットシリーズよりはやや面白い、といったところでしょうか。
やはりエピソード6しかなかったためそれほど深くスターウォーズエピソード3の後の世界を描けたとはいえないですね。
またせっかくのオビワンケノービとアナキンスカイウォーカーのストーリーを尋問官たちが邪魔をしてしまっていて、特にリーヴァの方向性が定まっていないまま重要な役割を担っていたのが最大の問題だと感じました。
当初の予定とストーリーが変わったからなのか、リーヴァのストーリーがやや辻褄が合わないような印象も受けました。リーヴァがダースベイダーの息子であるルークを殺したところで、それが彼女の個人的な復讐を果たしたことになるとはとても思えませんでした。あくまでもリーヴァの目の敵はダースベイダーで、そのダースベイダーはこの時点で自分の息子が生きていることも知らないのです。そんな息子を殺すことがリーヴァにとって意義があるのでしょうか。それならレイアも殺さないといけなくなりますよね。
それにダースベイダーに腹を刺されたばかりのリーヴァがもう完全に回復して普通にしているのにも説明がなく、何事もなかったかのようでしたね。そういうことからもシリーズの途中で編集されたと考えるのが自然でしょう。
いずれにしてもリーヴァのシリーズだったといっても過言ではないほど、彼女に大きなパートを与えすぎた感がありましたね。それも全ては最近のディズニーの女性キャラクターのごり押し戦略によるものでしょう。
リーヴァだけでなく、ターラ、そしてほかの脇役キャラにも女性キャラが多くいましたが、、それがちょっとわざとらしくなっていましたね。
今後、シーズン2が制作されるとしても、オビワンケノービが今の状態からどのように短期間で、あの老人のオビワンケノービになっていくのかも謎が残ります。
また、シリーズを引き伸ばすことによってこれより面白いシリーズが作れるのかどうかも難しいところです。
あなたはオビワンケノービシリーズについてどう思いましたか。ぜひ、意見、感想を聞かせてください。以上、エピソード6についてでした。